K-1全盛期に活躍したザビット・サメドフがキックでTKO勝利!ACA 130

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 10月4日(現地時間)にチェチェン共和国グロズヌイで『ACA 130』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインは地元ロシアのアブドゥル・ラクマン・ドゥダエフがブラジルのロドリゴ・プライアを迎え撃った。ドゥダエフは日本でも有名なヤスベエ・エノモトなどにも勝利しているACA軽量級トップ選手で下馬評では圧倒していたが、試合でも圧倒。グランドで上を奪って試合を有利に進め、最後はギロチンチョークを極めて一本勝ち。ドゥダエフが王座獲りへ大きなアピールとなった。
 そしてメイン以上に注目されたのが、K-1全盛期に活躍しバダ・ハリやレイ・セフォーにも勝利した実力者ザビット・サメドフが金網でキックボクシングの試合を行った。キック選手としては現在19連勝で、対するはアフリカンMMA戦士ディディエ・キロラだ。試合はサメドフがローキックがキロラの太ももに連打され、キロラが棒立ちになり、レフェリーがストップ。サメドフのローキックでキロラが試合続行不可能となり、サメドフがTKO勝ちで20連勝となった。

■ ACA 130
日時:2021年10月4日(現地時間)
会場:チェチェン共和国グロズヌイ

<バンタム級>
○アブドゥル・ラクマン・ドゥダエフ(ロシア)
 1R 4分04秒 ギロチンチョーク
●ロドリゴ・プライア(ブラジル)

<キックルール ヘビー級>
○ザビット・サメドフ(アゼルバイジャン)
 2R 1分12秒 TKO
●ディディエ・キロラ(コンゴ)

<ミドル級>
○スタニスラフ・ヴラセンコ(ロシア)
 判定
●クセイン・ハリエフ(ロシア)

<ウェルター級>
○チェルシ・ドゥダエフ(ロシア)
 3R 2分28秒 肩固め
●ジョージ・キチギン(カザフスタン)