何故だろうと思った。
岡山ジムがまだまだコロナ禍で多くの興行が中止相次ぐ中、あえて本大会を開催に踏み切った訳。
エプロンに立ってみて、それがダイレクトに伝わってきた。
「もっと試合がしたい」という選手たちの魂の咆哮と、彼らに闘いの場を用意したい、試合をさせてやりたいという関係者たちの切なる訴えが聞こえてくるような、激しさと刹那さ入り混じった見応えある大会だった。
■ ROAD TO ZAIMAX MUAYTHAI 2021
日時:2021年9月26日(日)アマ大会「2021スーパーカラテパートⅡ」終了後
会場:岡山総合文化体育館サブアリーナ(岡山県岡山市南区浦安南町493-2)
入場料:無料
認定:JAPAN KICKBOXING INNOVATION(http://kick-innovation.com)
主催:岡山ジム
後援:岡山市
<第4試合 メインイベント 56kg契約 3分3回戦>
△元山 祐希(武勇会/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級3位)
判定1-0 ドロー ※28-27、28-28、28-28 (1はMASAKING)
△MASAKING(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONスーパーバンタム級8位)
「元山、お前はもう死んでいる!」
意表を突いて観客を笑わせ「北斗の拳」で入場して来たMASAKINGは、判定でドローとなるも、元山祐希と、メインイベンターに相応しい激闘を展開した。
今年の1月に記者が撮影したときの印象とはまるで別人の変容を遂げていたので、試合が終わったあと、何が彼を変えたのか聞いてみたところ
「トレーニングとか、いろいろ変えました。」
更に何故?と。
外見からしてイメージを大きく変えたきっかけが知りたかった。
「ある人との出会いです。」
「ある人」については、追及するのが野暮な気がしてやめた。
人生を180度変えてしまうほどの出会い、または人生の色を急に華やかに豊かに明るく変えてくれる出会い、記者にも経験がある。
そう何度もあるわけではないし、手を振り解いたら二度とは還らない。
この人という人に出会ったのならば、自分を内面から支え光り輝かせてくれる存在をどうぞ大切に繋いだその手、決して離さぬように。
<第3試合 セミファイナル 57kg契約 3分3回戦 肘打ちなし>
●颯大(米子ジム)
KO 2R1分7秒
〇平松 弥(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/INNOVATIONフライ級9位)
驚いたのは、会場観客席に、平松兄弟のTシャツを着たお客さんが多数いた。
コロナで声援自粛のなかこれが平松にとって心強かったか序盤から勢いに乗って颯大を圧倒、1R後半コーナーへ追い込みパンチ畳みかけ颯大からダウンを奪う。このときは颯大も起き上がりなんとか応酬を試みるも及ばず。2Rにはいるやいなやの秒殺。
<第2試合 ウェルター級(66.67kg) 3分3回戦 肘打ちなし>
〇井原 浩之(ハーデスワークアウトジム/元MA日本ミドル級王者)
判定2-1 ※30-29 30-29 28-30
●太聖(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION/元INNOVATIONウェルター級王者)
<第1試合 53.5kg契約 3分3回戦 肘打ちなし>
●フジモン魂(ナックルズGYM)
判定3-0 ※3者とも30-28
〇岸 風太(岡山ジム/JAPAN KICKBOXING INNOVATION)
※全試合網羅の拡大詳細版は10月1日発売の週刊ファイト10月7日号に収録
※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
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