[週刊ファイト9月30日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼スターダム大阪城まで運命の赤い糸 大阪&後楽園満員で5★GP最終ターン
photo & text by TERUZ スターダム9・18大阪府立第2&9・20後楽園
・フューチャー戴冠と査定係 ウナギ・サヤカの頼もしさ急上昇
・白川未奈「チャンス~」つかみきれず 岩谷麻優が逆グラビアポーズ
・キッド「ちっちゃいは強い」ひめか撃破 戴冠後初大阪で暗闇殺法
・長身武器のレディ・C「馬場さんにたどり着いた」シングル初勝利
・朱里とも彩羽ともフルタイム 上がり続ける林下の赤ベルト価値
・満員後楽園はバッドエンド 鹿島沙希「決勝でキッドvs.小波見たい」
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:9月18日(土)12:30
会場:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場 観衆403人(満員/コロナ対策限定人数=主催者発表)
■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時:9月20日(月)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆632人(満員/コロナ対策限定人数=主催者発表)
濃厚接触者発生などで地方5大会が吹っ飛んだスターダムが、追加大会含むシリーズで公式戦を無事に消化。最終コーナーをまわるがごとく、1週間後の“優勝決定戦”を控えた『5★STAR GP 2021』2大会を開催した。大阪府立第2&後楽園はともに満員で熱気はムンムンだ。引き続きコロナ対策でリングサイド人数が制限された中で、試合を控えたり終えた選手がせっせとセコンド業務をこなす。観客も選手も関係者も今という時間を全うしているのではなかろうか。スターダム大会を現地からレポートする。
フューチャー戴冠と査定係 ウナギ・サヤカの頼もしさ急上昇
<9月18日/第4試合/「5★STAR GP 2021」ブルースターズ公式リーグ戦>
●琉悪夏
7分40秒 反則
〇ウナギ・サヤカ
目立ってナンボの精神のネタに見られていたウナギ・サヤカの一挙手一投足が、いつの間にか頼もしく見えるようになった。思い描いていたフューチャー(未来)を数か月で手に入れて、もう次のフューチャーを思案しているんじゃないか。それくらいのスピードで感じるウナギの生き様なのだ。
鉄パイプで首を絞められ、反則勝ち。琉悪夏のマイクに受け身を取って、大阪城ホールでのタイトル戦の第1号を事実上決めてみせた。
琉悪夏「ウナギ、オマエ、査定マッチでしか防衛戦できないの? 実はさあ、防衛回数がほしいだけじゃないの? 自分より弱い人とやって、はあ、キャリア5年のこの私が、オマエからこのベルト引っぺがしてやるから。場所は、10月9日、大阪城ホールでどうだ? 文句あるか?」
ウナギ「琉悪夏、オマエがくると思ってたよ。待ってた。キャリア5年で17歳、どういうことですか? いいでしょう。10月9日、大阪城ホール、この大阪生まれの傾奇者がこのフューチャーを必ず防衛してみせる」