アマキック育成プロジェクト『PETER AERTS SPIRIT』発足 4・5ディファ有明でプレ大会開催

 5日、六本木アーク・ヒルズ・クラブ37階にて『PETER AERTS SPIRIT』プロジェクトの発表記者会見が行われ、大成敦実行委員長、ピーター・アーツ本人出席のもと理念や概要が発表された。
※写真左より谷川氏、大会ゼネラルプロデューサーの山田昌祐社長、大会プロデューサー小池一行氏、アーツ、大成実行委員長、善林政行会長、谷山会長

 谷川貞治スーパーバイザーが司会・進行を務めた会見は、以前の「K-1甲子園」紹介ビデオを流すことで、何をするのかをわかりやすく説明。「今、活躍している選手が大勢いる」と自賛した通りで、善林政行会長は「アマの底辺拡大を目指したもので安全性重視、多くの人が楽しめる、強い選手を育てる」主旨を述べた。
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 大成敦実行委員長は発足の発端として、「こんなに激しいスポーツはないにも関わらずキックボクシングの社会的地位が低い」ことを指摘。「その向上を目指すためにもアマ大会からスタートする」として、小学生(連打の際に事故が多いので、一発でいったん止める)、中学・高校生(ヘッドギア、プロテクター)、一般、女子、壮年と、カテゴリー分けの上でプレ旗揚げ戦を4月5日(土)に開催。これは、藤原あらしがルンピーニ王座に挑戦する『蹴拳』イベント開始前、11時から3時まで行われる。
 現在参加者募集中で、指定のキックパンツとTシャツ込みで参加費1万円。観客の入場料は1000円。6月の中部・北陸大会を皮切りに月一回の頻度で全国を回り、予定では上位8名参加の全日本大会を11月に予定している。

150305PAS_7196「セーム・シュルトと闘った時も、クレージーにやってるんやない。ちゃんと戦術に基づいてる」と、かの斬新な理論を披露
 ピーター・アーツは「日本で始めて23年、まだ現役ですが第二の故郷・日本で、自分の名前を冠することでキックボクシングをする人が増えるとうれしい。日本でセミナーを開いたり、ジムもオープンし、私の経験や技術を全て伝えたい。もう一度日本の格闘技を盛り上げるための最善の努力をしたい」と挨拶。
 オフィシャル・ジムが4月以降に足立区小台と、西早稲田(高田馬場)にオープン予定で、会員だけでなくジムのインストラクター・トレーナーも募集、オランダへの留学制度もあるという。

 会見にはBigBang代表の谷山会長も姿を見せたが、地方大会における協力ジムも募集している。お問い合わせはピーター・アーツ・スピリット事務局infoアットマークpeteraertsspirit.comまで。

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