クリスチャン・ケイジが世界王者として凱旋!Impact Wrestling

(C)TNA

 8月19日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今大会では、ケニー・オメガからインパクト世界王座を奪ったクリスチャン・ケイジがインパクト・レスリングに登場した。現在は提携団体AEWの選手であるクリスチャンだが、長年インパクト・レスリング(当時TNA)のトップとして活躍して団体の顔でもあったので、会場からは「おかえり!」の大合唱。それを受けてクリスチャンも9年ぶりにホームに戻ってきた、王座を団体に取り戻したと完全にインパクト側としてファンに応えた。そして現在はインパクト世界王座とTNA世界ヘビー級王座の二本のベルトがあるが、複数の最高峰王座がある状況は良くないので、歴史あるTNA世界ヘビー級王座は、過去の王者には敬意をもつが、新しいインパクト世界王座を今後、同じ様に権威のあるものとする為に、TNA世界ヘビー級王座を封印する時だとしてベルトをコミッショナーに返還した。するとそこに王座挑戦権をもつブライアン・マイヤーズがサム・ビールを引き連れてリングに上がった。現在はAEW所属のクリスチャンとインパクト代表で王座挑戦するマイヤーズだが、会場からはマイヤーズにブーイング。クリスチャンがインパクト代表という感じで大声援を浴びる形となった。それでもマイヤーズは自分が王座挑戦権を持ち必ず王座を奪うアピールするも、クリスチャンは「お前も良いレスラーかもしれないが、俺は最高のレスラーだ」と挑発。怒って殴りかかったマイヤーズとビールだが、クリスチャンに迎撃されリングから逃げだす結果となった。
 またメインではドグ・ギャローズとジョー・ドーリングがシングルマッチで激突。この両者はタッグ王座戦線を争っているが、今回はシングルマッチで対戦した。大型選手同士の激しいぶつかり合いとなったが、最後はカウンターのラリアットでギャローズを仕留めたドーリングがフォール勝ち。両者、死力を尽くした為、決着がついてもリングで倒れたまま動けないという壮絶な試合となった。

■ Impact Wrestling
日時:2021年8月19日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国会場非公開

<シングルマッチ>
○ドグ・ギャローズ
 ピンフォール
●ジョー・ドーリング

<ノーDQマッチ>
○ジェイク・サムシング
 ピンフォール
●ケイレブ

<シングルマッチ>
○メリーナ
 ピンフォール
●ブランディ・ローレン

<シングルマッチ>
○マット・カルドナ
 ピンフォール
●シェラ

<タッグマッチ>
○サミ・キャラハン、クリス・セイビン
 ピンフォール
●エース・オースチン、ムース