レイ・クーパー3世がローリー・マクドナルドに勝利!PFL 2021 #7

(C)PFL

 8月13日(現地時間)にフロリダ州ハリウッドで『PFL 2021 #7: Playoffs』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
 今大会はウェルター級とライト級のトーナメント準決勝が行われ、メインではウェルター級戦、ローリー・マクドナルドとレイ・クーパー3世の対戦となった。元ベラトールのウェルター級王者でUFCでも長くトップとして活躍したマクドナルドは優勝候補の本命ではあるものの、若くて勢いのあるPFL次代のエースであるクーパー3世にも勝利の期待がかかり、下馬評ではややマクドナルドという形になっている。しかし試合はなんとクーパー3世がマクドナルドからテイクダウンを奪いグランドで上を奪って圧倒。肩固めを極めかける場面も見せ、フルマークで判定勝ち。大物マクドナルドに完勝したクーパー3世が世代交代をピールした。
 ウェルター級、もう一方のブロックからは、もう一人の優勝候補マゴメド・マゴメドケリモフが順当に勝ち上がってきており、決勝でクーパー3世と対戦することとなった。
 ライト級はハウシュ・マンフィオとロイック・ラジャポフがそれぞれ準決勝を勝ち上がり、この両者が決勝で対戦となった。

■ PFL 2021 #7: Playoffs
日時:2021年8月13日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州ハリウッド

<ウェルター級準決勝>
○レイ・クーパー3世(米国)
 判定
●ローリー・マクドナルド(カナダ)

<ウェルター級準決勝>
○マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
 判定
●サディボウ・シ(スウェーデン)

<ライト級準決勝>
○ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
 判定
●クレイ・コラード(米国)

<ライト級準決勝>
○ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
 判定
●アレックス・マルチネス(パラグアイ)

<ウェルター級>
○グレイゾン・チバウ(ブラジル)
 1R 2分18秒 肩固め
●カーティス・ミレンダー(米国)

<ライト級>
○オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
 判定
●ダレル・ホーチャー(米国)

<ウェルター級>
○ブレット・クーパー(米国)
 1R 2分32秒 TKO
●テイラー・ヒル(米国)

<ウェルター級>
○マゴメド・ウマラトフ(ロシア)
 判定
●マイカ・テリル(米国)

<ウェルター級>
○マイケル・ロンバード(米国)
 1R 3分42秒 TKO
●カイロン・ボーウェン(米国)

<ライト級>
○エルヴィン・エスピノーザ(米国)
 1R 2分45秒 リアネイキドチョーク
●ホープトン・スチュアート(米国)