[ファイトクラブ]新日本プロレスの足踏みは止まらず ジュニアタッグリーグで3Kが開幕3連敗

[週刊ファイト8月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼新日本プロレスの足踏みは止まらず ジュニアタッグリーグで3Kが開幕3連敗
 text & photo by TERUZ 新日本8・9後楽園
・コロナ状況下の施策で数少ない及第点「KOPW」主役・矢野が躍動
・ネバ6タッグ戦線のサイドで奮闘 王者・鷹木と渡り合った真壁
・悪評高きバレットクラブが違う顔 4選手はヒールなれど試合巧者
・ロビーが鈴木軍突破 シングル王者としてJr.の顔になれるか
・悩めるYOHがワトのRPPに沈む 3Kが開幕3連敗で4連覇消滅
・試合クオリティは悪くないが・・・低価格座席完売するも空席目立つ
・当日欠場だったのに大丈夫か ドーム後18日経っても飯伏続報なし


■ 新日本プロレス 映画『ゴジラvsコング』Presents SUMMER STRUGGLE 2021
日時:8月9日(月祝)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆435人(主催者発表)

 ROPPONGI 3KのYOHが足踏みに入れば、パートナーであるSHOがマットを叩きはじめる。合体技である3Kへのお馴染みの序曲だが、田口隆祐が間合いを外して抵抗。決められなかったことでSHO&YOHは開幕3連敗となり、決勝進出が最速で消滅した。コロナ状況下で不入りが目立つ新日本プロレスの後楽園ホール大会だが、マンネリの多人数タッグとは異なるジュニアタッグリーグというアプローチ。『SUMMER STRUGGLE 2021』後楽園ホール3連戦の3日目を現地写真とともにレポートする。

コロナ状況下の施策で数少ない及第点「KOPW」主役・矢野が躍動

<第1試合>
本間朋晃
天山広吉
○矢野通
 10分34秒 横入り式エビ固め
●邪道
高橋裕二郎
チェーズ・オーエンズ

 コロナ禍でいろいろできなくなった中、「矢野通枠」が確立されたのは副産物かもしれない。2020年ニュージャパンカップの矢野vs.高橋ヒロムほどの爆発力はないが、KOPWと矢野がニコイチとなって、施策としては及第点を得ている。急所パンチでのエンディングはマンネリそのものなのだが、これでいいのだ。「またまたこれだよ~」と言いながらの前菜をファンは楽しむ。そしてまた、「矢野通劇場につきあうのが大好きなんだよな」というレスラーズを見るのがとにかく楽しいのである。チェーズ・オーエンズvs.矢野の決戦舞台は9・4西武ドームだ。

矢野「オイ! チェーズ・オーエンズ! 言えよ! 言えよ! 言えよオイ! テメェは『I Quit』はおろか、テメェのルールすら言えねぇじゃねぇかオイ! やりてぇんだったらな、テメェのチンケなルール言ってみろ、コノヤロー!」

オーエンズ「矢野! もうオマエのおふざけには付き合わないと言っただろ! コメディーは終わりだ! 明日は横浜か。俺にも考えがある……明日、俺が提案する対戦ルールを教えてやろう。一つ確かなことは、オマエは絶対に嫌がるルールだってことだ!」

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