スターダム5★STARS GP大阪初日:AZM2年連続で朱里に勝利、ウナギ・サヤカは3連勝ならず

 開幕戦を横浜2連戦でスタートした5★STARSグランプリ。第3戦目、4戦目は西に移動し大阪の2連戦。その初日、公式リーグ戦が4試合行われた。

 セミは、横浜2連勝で勢いに乗るウナギ・サヤカが地元大阪で、赤の王者・林下詩美と相まみえた。
 試合開始後、ウナギは再三握手を求める詩美は無視。最後は、コーナーに詰めてむりやり握手。その後、ウナギはコードブレーカー、大ふへん固め、フェースクラッシャーなどを出し、詩美はミサイルキック、バックフリップ、コウモリ吊り落としなどを繰り出した。しかし、必殺技の『大儀であった』を出しきれなかったウナギは、詩美のジャーマンの餌食になり、そのままカウント3を聞いてしまった。試合後、マイクを持った詩美は、2連覇を宣言!


 メインは、タッグ&シングルの2冠王者・朱里とAZMが対戦。目にも止まらぬ速さのグランドの攻防からスタート。その後、AZMが自ら場外に下り、朱里を煽って場外戦を誘う。朱里が降りると同時にAZMはリングに上がる。今度はリング上から挑発。怒った朱里は、エプロンに近付いてきたAZMの脚を引っ張り場外戦へ。
 しかし、AZMがブレーンバスターから、コーナーに登り強烈なダイビングフットスタンプを見舞い、朱里は悶絶。再びリングでは、変幻自在の朱里の蹴り攻撃に対し、AZMは腕固め、ダイビングフットスタンプなどで反撃。最後は、ハイキック、ニーアタック連打とはやり足技でAZMをふらふらにさせ、トドメのバズソーキック!
 しかし、AZMは間一髪かわし、逆にバズソーキック! そして、カナディアンデストロイヤーからのあずみ寿司で朱里からピンフォール勝ち! リーグ戦では昨年も朱里からは、あずみ寿司で勝っており、2年連続の勝利で、AZMは勝ち点2を追加した。


 他のリーグ戦の結果は・・・
■中野たむvs.琉悪夏
 琉悪夏がたむの右腕に照準を絞り攻めまくり、紫のボックスまで持ち出すも、最後は白の王者が貫録の場外へのプランチャ、バイオレットシューティングで琉悪夏は3カウントを聞いてしまった。
 

■鹿島沙希vs.ジュリア
 お互い、髪の毛の引っ張り合いが多かった前半だったが、後半は明らかにジュリアの大技のほうが多く炸裂し、ミサイルキック、ファルコンアロー、更にフィニッシュ宣言で、終わりかと思われたが、ここで鹿島が起死回生! 逆転の勝利を掴んだ。最後まで、カウント3は取られていないと納得出来ないジュリアだったが、時すでに遅しだった。

■ STARDOM 『5★STAR GP 2021~OSAKA Day-1~』
日時:2021年8月7日(土) 17:00 試合開始 観衆:279人/コロナ対策限定人数(=主催者発表)
会場:エディオンアリーナ大阪第二競技場

<第1試合 3WAYバトル>
白川未奈
 9分28秒 グラマラスコレクションMINA
妃南
※もう一人はスターライト・キッド

<第2試合 タッグマッチ>
○上谷沙弥
渡辺桃
 7分55秒 スター・クラッシャー⇒片エビ固め
吏南●
小波

<第3試合 6人タッグマッチ>
○コグマ
羽南
岩谷麻優
 10分26秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
レディ・C●
なつぽい
舞華

<第4試合 5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦>
中野たむ[4点]
 7分41秒 バイオレット・シューティング⇒片エビ固め
琉悪夏[0点]

<第5試合 5★STAR GP 2021 レッド・スターズ公式リーグ戦>
鹿島沙希[2点]
 9分59秒 起死回生
ジュリア[2点]

<第6試合 5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦>
林下詩美[4点]
 11分35秒 ジャーマンスープレックス・ホールド
ウナギ・サヤカ[4点]

<第7試合 5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦>
AZM[2点]
 13分38秒 あずみ寿司
朱里[4点]

※拡大詳細版は金曜発売週刊ファイト8月19日号に収録