ストロングスタイルプロレス7・29後楽園直前! 竹田誠志インタビュー&全カード見どころ!!

 いよいよ目前に迫った7月29日(木)『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.11〜初代タイガーマスク40周年記念第2弾〜』後楽園ホール大会。
 セミファイナルで船木誠勝との対戦を控えた竹田誠志の公式インタビューが届いたので、大会の見どころ、情報と合わせてお届けする。
 

竹田誠志

◎“デスマッチファイター”竹田誠志インタビュー 
ストロングスタイルプロレス7・29後楽園で、船木誠勝とまさかの一騎打ちが実現!
「闘いと強さを見せたい。どこでどんなスイッチが入るかわからない。なにが出るか注意しとけよ! 」

 初代タイガーマスクのデビュー40周年記念興行第2弾となる、『ストロングスタイルプロレス』7・29後楽園ホール大会に、格闘技のバックボーンを持つ“デスマッチファイター”竹田誠志が参戦する。
 竹田の登場は2019年6・29でのアレクサンダー大塚&崔領二組vs.竹田&岩崎孝樹組、同年9・19での大塚vs.竹田以来、約2年ぶり3度目。久しぶりの参戦だが、相手が船木誠勝で、しかも船木直々の指名というから驚きだ。セミファイナルに組まれた超異色カードの実現を前に、竹田に話を聞いてみた     (聞き手:新井宏)

■ 初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.11~初代タイガーマスク40周年記念第2弾~
日時:7月29日(木) 開場17:30 開始18:30 
会場:東京水道橋・後楽園ホール

<第5試合 セミファイナル シングルマッチ 60分1本勝負>
船木誠勝(フリー)
 vs.
竹田誠志(フリー)

――竹田選手は、ストロングスタイルプロレス7・29後楽園で船木誠勝選手とシングルマッチをおこないます。しかも船木選手の指名によるカードとのことです。これを聞いて、どう感じましたか。
「正直、船木さんのアタマの中に竹田誠志という名前があったことじたいがちょっと驚きというか。自分は格闘技をやっていたとはいえ船木さんは遠い存在、接点もなかったので、存在じたいを知ってもらえているという時点で驚きが大きかったですね」

――過去に船木選手との対戦を少しでも意識、イメージしたことはありますか。
「まったくないですね。自分は格闘技色の濃い試合もやってましたけど、もともとデスマッチ志向。船木さんのような格闘技色の強い試合をする先輩をそこまで意識をしたことはなかったです」

3・3後楽園ケンドーカシン戦での船木

――格闘技をやったのも、あくまでもデスマッチに進む過程でのことですよね。
「ハイ、そうです」

――では、船木選手にはどんな印象、どんなイメージがありますか。
「中学2,3年生の時、船木さんがヒクソン・グレイシーと闘ったというのが一番印象に残ってます。自分はその前からプロレスラーを目指していて、船木さんの肉体改造法の本(「船木誠勝のハイブリッド肉体改造法」=ベースボール・マガジン社)を買ったんですよ。それを参考に体作りをしていたんで、それを読んで体の節制だったり、ハイブリッドってすごいなって思ってました。これぞプロフェッショナル、というイメージですね。それに強いとか、闘う男という感じのイメージが大きいです。新日本にいたときとかはリアルタイムで見ていないんですけど、パンクラスから総合格闘技というところから、強い人だなというイメージが大きいですね」

――こんどの試合はデスマッチではなく通常ルールですよね。デスマッチならば、リング上にデスマッチアイテムが用意されているじゃないですか。たとえば蛍光灯だったり有刺鉄線ボードだったり。船木選手との試合は通常のリングに入り、デスマッチアイテムが置かれていない状況の中で対戦する。デスマッチファイターとして、どういう闘いをしていこうと考えていますか。
「常々自分が言っているのは、デスマッチファイターだけどなんでもできると。そういう自負があるので、(デスマッチアイテムが)なければないで、そのルール内で自分を表現できればなと思います」

――竹田選手のその姿勢は、デビュー当時から変わっていないですよね。
「そうですね、ほぼ変わっていないですね。もともとU-FILE CAMPというところにいて、田村潔司主宰の大会とかでUWFスタイル的なルールでは何試合かやっているので、そこに関してはネックではないというか、ただなんでもできると言ってるだけに、船木さんには『なにが出るか注意しとけよ』と。そこは言っておきたいなと思いますね。どこでどういうスイッチが入るかわからないですし」

――竹田選手には格闘技のバックボーンがありますから、ふだんは見られないこの試合ならではの引き出しを開けるのか、それともデスマッチファイターならではの戦法を仕掛けてくるのか、興味深い試合になると思います。
「そうですね。まあでも、せっかくの船木誠勝戦なので、初心に戻るじゃないですけど、“闘い”をしたいというか、そういう気持ちがボクの中にはあります。デスマッチを日々やっているので、デスマッチでの闘いもあるんですけど、それとは違う刺激というか、強さというものを(見せたい)。デスマッチでもボクは強さを見せたいというのがけっこうあるんですけども、船木さんはそれにふさわしい相手というか、自分の技術、いままで培ってきたものを試してみたいというのはありますね、どこまで通用するのか」

――竹田選手の試合を初めて見たとき、これは本当に身体が強い人なんだなと思いました。身体の芯から強いと感じさせるレスラー。もちろん気持ちも強い。デスマッチでの受けからしてもそう感じます。そこで今回は、強さをぶつけていきたいと。
「そうですね。強さを見せたいというか、試したいというか」

――通常ならば、あり得ない対決でもありますからね。
「そうですね、船木さん本人に聞いてみないとわからないことですけども、どこから船木さんの耳に竹田誠志の名前が入って、どこからこういう話になったのか…」

――近年、大仁田厚選手と絡んだりして、そういうところからデスマッチの選手を知ったのかもしれません。
「そうかもしれませんね」

――では、今回の船木戦は竹田選手にとってどんな意味がありますか。
「いろんな人とやってきましたけど、いままで自分の培ってきたものをぶつけるとか。とにかくキャリアがすごい方なので、いままで(船木が)培ってきたものというのを逆に盗んでやろうかなという気持ちもあります。なので、自分にとってプラスしかないですね、おいしいというか。勝ってもおいしいし、負けたとしてもおいしいかなって」

――いずれにしても得るものは大きいと。
「そうです。今後のキャリアにも生きると思います。このカードが発表されてから反響がすごいんで、こっちもモチベーションが上がりますよ。なんかいまデスマッチをやってても、同じメンバーでまわしてる傾向があるので新鮮さに欠けるんですよね。そういう意味では、ものすごく新鮮な相手だなと」

――入れ替わりはありますが、この時期はこの選手というように、デスマッチはある程度メンバーが固まってきますからね。
「ハイ。なおかつ船木誠勝という名前というか、存在じたいがリスペクトなので、サシでやれるということに、興奮せざるを得ないですよ」

――なるほど。ところでこの大会にはデスマッチファイターが3人も参戦します。竹田選手以外にも宮本裕向選手、女子の山下りな選手。ストロングスタイルプロレスにデスマッチファイターが3人も出場することに関してはどう考えますか。
「昔から抱かれているイメージですけど、デスマッチってレスリングできないから凶器を使ったり血を流してお客さんをよろこばせてるだけだろと。どうしてもそういう偏見があるんですよね。ただ、こういうリングに呼ばれるというのは、ちゃんとしたプロレス技術だったりバックボーンがあったり、そういう技術が認められているからであって。せっかくのチャンスですから、そういうところを見せていかないといけないと思います。ラフの選手がこういうところに出て、ただ単に血を流したりとか、凶器使って反則負けするのは当たり前。そうじゃなくて、違う一面を見てもらいたいという気持ちがありますね」

――ストロングスタイルプロレスのファンには初代タイガーマスク世代が多いですから、デスマッチに対する偏見を持つ人も中にはいるかもしれません。
「そうですよね。なので、そういう人に知ってもらえる、認識を変えるチャンスですよね」

――このリングには久しぶりの参戦になります。この団体の印象はいかがですか。
「いろんな団体に出てますけど、なかでもやっぱり雰囲気がビシッとしているというか、すごい緊張感があるリング。すごいピリピリしている感じがしますね」

――やはり、竹田選手が主戦場としているリングとは異なる雰囲気を感じますか。
「また違った雰囲気ですね」

――初代タイガーマスク主宰のリング。そういう団体に上がる意味とはなんでしょう?
「やっぱり普通にプロレスに入ってデビューしてデスマッチやってじゃ、たぶん自分はここには呼ばれていないと思います。なんで呼ばれたかといったら、もともとU-FILE CAMPにいて総合格闘技でデビューして、格闘色の濃い試合も重ねてきたことが引っかかっているのかなと思いますね」

――しかも、その上でデスマッチを極めたところもありますよね。大日本のデスマッチヘビー級王座、FREEDOMSのキング・オブ・フリーダムズ王座。デスマッチ2団体の頂点ベルトを同時期に保持した史上初、しかも唯一の選手です。それだけにストロングスタイルプロレス参戦にはインパクトがあります。では、竹田選手にとってのストロングスタイルとは?
「デスマッチファイターとして言っちゃえば、デスマッチがストロングスタイルになっちゃうんですけど、純粋に考えたらレスリングというか、そう思います。いまのプロレスの若い子たちって派手なこととかすごい動きをしたらすごいと思っているんですけど、ボクはちょっと違うと思ってるんですよ。遠慮しないで相手とバチバチ殴り合うじゃないですけど、レスリングでしばき合ってこそというのがボクはストロングスタイルだと思ってて」

――竹田選手はデスマッチの中にもストロングスタイルを取り入れている選手だという気がします。
「ホントですか? ありがとうございます。最近の若い選手を見ていると強さを感じにくいというか、技とかすべてが軽く感じられることもあるんですよね。正直なところ、そこじゃないよと思うときはありますね」

――なるほど。最後にもうひとつお聞きしたいことがあります。この大会では、メインで初代タイガーマスクのプロデュースによる女性版タイガーマスク、タイガー・クイーンがデビューします。相手は竹田選手がデスマッチで対戦した山下りな選手。山下選手と対戦した立場からして、この試合についてはいかがですか。
「山下も最近はデスマッチのイメージが強いんですけど、彼女もすごい基礎がしっかりしているので、対応はできると思います。が、タイガー・クイーンがどこまでの選手なのか、ふたを開けてみないとわからない。佐山(サトル=初代タイガーマスク)さんの再来と言われているくらいなので相当の期待値とハードルが上がっていますよね。そこにどう山下が向かっていくかだと思います」

山下りな(手前)

――タイガー・クイーン選手については未知数ですが、山下選手がストロングなことは疑いようがないですよね。
「そうですね。彼女は負けん気も強いし、やるときはやる選手ですから、ボクはすごく買ってます。そう意味でも期待はできますよね。いい試合になると思います」

 考えてみれば、セミとメインで男女のデスマッチファイターが揃い踏みする7・29ストロングスタイルプロレス後楽園大会。初代タイガーマスクとジャガー横田が送り出すタイガー・クイーンの歴史的デビューとともに、船木vs竹田の初遭遇からもなにかが生まれるに違いない。これはある意味、初代タイガーを敬愛する船木のプロデュースマッチ。となれば、いやが上にも期待は高まる!

【大会直前見どころ特集到着! 】
初代タイガーマスク40周年で女性版タイガーマスク「タイガー・クイーン」がデビュー!
ストロングスタイルプロレス7・29後楽園のみどころを探る!

  1981年4月23日、日本中に大旋風を巻き起こした初代タイガーマスクのデビューからちょうど40年。節目となる2021年、ストロングスタイルプロレスは「初代タイガーマスク40周年記念」の大会を開催しているが、第2弾となる7・29東京・後楽園ホール大会で、女性版タイガーマスクがデビューする。初代タイガーこと佐山サトル命名によるリングネームは、タイガー・クイーン。自身も数々の激闘をおこなってきたプロレスの聖地・後楽園ホールで自身が手がけたタイガーが(しかも女性版として)デビューするという歴史的大会には、タイガー・クイーンの試合を含め全6試合がラインナップされている。クイーンをメインイベントに、レジェンド王者スーパー・タイガーと弟弟子・間下隼人による同門タッグ対決、また、船木誠勝の指名による竹田誠志との初遭遇など、みどころ満載。本欄では、ストロングスタイルプロレス7・29後楽園の注目ポイントを探ってみたい。

◎全カード&見どころ紹介!!

<第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
スーパー・ライダー(ストロングスタイルプロレス) 宮本裕向(666)
 vs.
伊藤崇文(パンクラスism) TORU(TTTプロレスリング)

 初代タイガーマスクデビュー40周年記念第2弾は、スーパー・ライダー&宮本裕向組vs.伊藤崇文&TORU組のタッグマッチで幕を開ける。 この試合でもっとも注目なのが、デスマッチファイターのトップとして闘っている宮本の参戦だろう。過激なデスマッチで名を馳せる宮本だが、意外にも、かつてはこのリングで2006年におこなわれた掣圏真陰流のトーナメントで優勝した経歴を持つ。その宮本がプロレスラーとしてストロングスタイルプロレスに事実上の初参戦。当時からさらに実績を積み上げての登場となるだけに、初代タイガーマスクのリングでどんな闘いを見せるのか期待がかかる。タッグを組むのはストロングスタイルのスーパー・ライダーだ。ライダーは体調不良によるブランクこそあるものの、昨年12月に復帰してからは連続参戦を継続。大会の流れを決めかねないオープニングマッチでストロングスタイルの門番的役割をこなす立場を再び築いているといっていい。

スーパーライダーのライダーキック

 対するは伊藤&TORU組。パンクラスismの伊藤はかねてからストロングスタイル参戦を熱望しており、昨年11・9神田明神における船木誠勝とのタッグで初参戦。以来、準レギュラー的ポジションを確立しつつある。TTTのTORUは6・19「第1回サポーターズマッチ」で初参戦し、その闘いぶりが認められた。よって今大会で本戦に昇格。新しい人材の発掘が目的の大会で認められた第1号だけに、その闘いぶりに注目したい。

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル) 将軍岡本(第5代UWAアジアパシフィックヘビー級王者/VOODOO-MURDERS)
 vs.
高岩竜一(フリー) 田中稔(GLEAT)

 第2試合はケンドー・カシン&将軍岡本組vs.高岩竜一&田中稔組。新日本ジュニアの歴史を彩ってきた3人に岡本が加わるという、ある意味異色のカードで、メインになってもおかしくはない好カードでもある。参戦のたびに何かしら仕掛けてくるカシンは、3・3後楽園におけるメインのシングルで船木誠勝を破る大きな実績を作ってみせた。

船木vs.カシン

 レギュラー的存在の高岩は3・3後楽園で、それまで圧勝を続けてきた間下隼人に敗れUWAアジアパシフィックヘビー級王座獲得を逃してしまった。が、現王者は4・22後楽園で間下を破った岡本。となれば、この試合を機に再びベルト取りに乗り出してもおかしくないだろう。

高岩vs.間下

 高岩と組む田中はGLEAT所属となり、本戦には4・22からの連続参戦となる。その大会では大谷晋二郎&高岩組vs.カシン&田中組がおこなわれ、今大会は新日本ジュニアを思い出させる組み合わせに岡本が加わりどんな化学反応が起こるのかがみどころとなりそうだ。王者・岡本が主役になれば…。

間下にラリアートを叩き込む岡本

<第3試合 スペシャル3WAYマッチ 30分1本勝負>
ジャガー横田(ワールド女子プロレス ディアナ)
 vs. 
井上京子(初参戦/ワールド女子プロレス ディアナ)
 vs. 
デボラK(初参戦/フリー)

※第3試合カード変更。

“女帝”ジャガー横田が“初参戦!”の井上京子、デボラKと3WAYマッチ敢行!
 ストロングスタイル女子のアドバイザーとなり、今大会でデビューするタイガー・クイーンのコーチも務める女子プロのリビングレジェンド、ジャガー。もちろんプレーヤーとしても第一戦で闘っており、ストロングスタイルプロレスには昨年12・17後楽園から5大会連続の参戦となる。

ジャガー横田

<第4試合 タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス) 阿部史典(プロレスリンBASARA)
 vs.
河野真幸(フリー) 間下隼人(ストロングスタイルプロレス)

 ストロングスタイルプロレスの歴史を考えれば、今大会でもっとも大事なカードがこの第4試合ではないか。スーパー・タイガー&阿部史典組vs.河野真幸&間下隼人組。
ストロングスタイルプロレス生え抜きのスーパーと間下がタッグながら激突。しかもこのカードは間下の直訴から実現した。

 
 悲願のシングル王座UWAアジアパシフィックヘビー級のベルトを獲得した間下だが、予想外の短命で政権から陥落してしまった。6・19第1回サポーターズマッチでは心機一転、スーパーとの兄弟弟子タッグを実現させるも、その後、個人としての欲望が沸々とわき上がった。
「このままではいつまでたっても2番手。スーパー・タイガーを倒したい、超えたい」
 その思いを平井丈雅代表に伝え、佐山サトル総監の承諾を得た。スーパーは、7月15日の会見で戸惑いを感じながらも受けて立つ決意を固めた。佐山も2人の成長を認め、さらなる2人の進化に期待を寄せている。
 果たして間下はレジェンド王者・スーパーを脅かす存在になるための足がかりをこの試合で掴むことができるのか。間下の飛躍は団体全体の飛躍にもつながるだけに、タッグマッチとはいえ1人ですべてを持っていくような内容を期待したい。
 さて、この試合でスーパーと組むのは、あっという間にレギュラーの座を勝ち取った阿部である。ある意味、主役にならなければならない間下にはやっかいな敵でもあるだろう。阿部には誰と闘ってもいい試合をし、なおかつ場内全体を盛り上げる天性のセンスがあるからだ。また、間下と組むのは河野。河野は4・22後楽園でスーパーのレジェンド王座に挑むも惜敗。それだけに、再挑戦を視野に入れての闘いを挑んでくるに違いない。タッグではあるが、河野の意識がスーパーへ集中的に向けられては間下にも分が悪い。間下の下克上宣言、その行方はいかに?

<第5試合 セミファイナル シングルマッチ 60分1本勝負>
船木誠勝(フリー)
 vs.
竹田誠志(フリー)

 セミファイナルで大注目のシングルマッチが組まれた。船木誠勝と竹田誠志、まさかの初遭遇である。
 しかもこのカード、船木の方から希望したというから驚きではないか。とはいえ、デスマッチファイターとして驚愕のファイトを見せる竹田のバックボーンは格闘技にある。船木はそんな竹田に興味を抱いたようなのだ。船木は
「“いまの人”にいままで培ったものすべてをぶつける」
とコメント。昨年12月に35周年記念試合をおこなったが、まだまだ探究心旺盛。
 一方、指名を受けた竹田は、まさかのマッチメークに驚きを隠せない。と同時に、
「組まれたからにはガッチリ闘いがしたい。思い出作りの試合にはしない。倒しにいく」
と火が点いた様子。デスマッチアイテムが用意されないリングで、いったいどんな闘い模様が現出するのか。竹田の出方が、勝負の行方を左右するのではなかろうか。今年のプロレス界においても、一二を争う異色カードと言えるだろう。

<第6試合 メインイベント スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
タイガー・クイーン(一般社団法人初代タイガーマスク後援会)
 vs.
山下りな(フリー)

 新間寿会長の鶴の一声でメインイベントとなったのが、タイガー・クイーンデビュー戦である。タイガー・クイーンは初代タイガーマスク佐山サトルがプロデュースし、直々に指導。初代タイガーが
「本来ならメイン級の選手。それくらいの価値があると思います」
と発言したことから、『初代タイガーマスクデビュー40周年記念第2弾』のメインカードに抜擢されたのである。

タイガー・クイーン

 まだまだ未知数のクイーンながら、話題性からしてメインにふさわしいことは間違いない。また、女子プロレス界のリビングレジェンドであるジャガー横田がストロングスタイルプロレス(女子)のアドバイザーに就任し、クイーンをコーチ。初代タイガーとジャガーの共同作業によりベールを脱ぐのが、女性版タイガーマスクなのである。
 対するは、昨年12・17後楽園でジャガーとタッグを組み、ストロングスタイルプロレスには2度目の参戦となる山下りな。タッグを組んだとき、ジャガーが横にいて実力を感じ取ったのだろう。山下を大事なクイーンのデビュー戦の相手に選んだのが、ジャガーなのである。パワーファイターでもある山下は、男子相手のデスマッチもいとわない度胸の持ち主で、女子プロ界でも屈指のオールラウンドプレーヤーでもある。この人選はある意味、山下に対抗するだけの力がクイーンにはあるということの表れでもある。
 7月15日の会見ではクイーンが姿を現わし、170センチはあろうかという長身を披露した。言葉を発することこそなかったが、公開された映像では初代タイガー独特のムーブを次々と披露。もちろん、佐山が直々に指導しているだけに、空中殺法のコピーや見せかけだけのストロングスタイルであるはずがない。精神面でもみっちりと心得を伝授されているだろう。
「彼女を見た瞬間に、これは40年前を再現できると確信をしました」(初代タイガー)
「ハッキリ言ったら、初代夕イガーのクローンだと私は思っております」(ジャガー)
と、半年以上にわたり練習を見てきた2人も太鼓判。

 当日は、佐山サトルが来場し、クイーンのデビュー戦を見守るつもりでいる。2021年7月29日、初代タイガーマスクとともに、我々も歴史の目撃者となる!(新井 宏)
※対戦カードは変更となる場合もございます。

■主催:初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス
■主催:一般社団法人初代タイガーマスク後援会
■席種・料金:VVIP席(最前列・特典付):20,000円/VIP席(特典付):12,000円
RRS席:10,000円/RS席:8.000円 /A席:6.000円/B席5.000円
トライアルシート:3,000円/レディースシート(北側:女性限定):3,000円
■お問合せ:ユーレカ事務局 TEL 03(3833)3662

■チケット発売所 :発売中
e+(イープラス) :https://eplus.jp/tiger/(パソコン&スマートフォン)

【ご留意事項】
※お席は指定席となります。
※必ずマスクをご持参の上、会場内ではマスクご着用をお願い申上げます。
※ご入場時にサーモグラフィーによる検温、スタッフによるお客様のアルコール消毒液による
手指消毒を実施をさせていただきます。本大会規定により37.5度以上の方、ご体調不良の方はご入場いただけません。
※上記に該当されご入場不可となりました場合にはチケット金額を返金させていただきます。
前売りをご購入の方は、購入した店舗で返金を受けて下さい(購入実績のご確認をさせていただきます)。
※会場内へのアルコール飲料と食べ物の持込みは禁止といたします。尚、水分補給を目的とした
ソフトドリンクの持込みは可能です。
※咳エチケットの徹底にご協力をお願いいたします。
※トイレやその他に移動の際も、都度アルコールによる手指消毒をお願いいたします。
※試合の合間にリング上での除菌作業を行います。
※横断幕の掲載、紙テープの投げ入れ、ご声援は禁止となります。
手拍子、足拍子等でお願いいたします。
※選手の入場時のハイタッチ、ボディタッチ、握手等は禁止となります。
※全試合終了後、分散退場を実施いたします、リングアナの指示に従ってお進み下さい。
※手作り、生もの、個別包装のない飲食物の差し入れはご遠慮ください。。
※ご来場前に、チケットの右端(入場時に切り取る部分)の裏面にお客様情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス)をご記入の上、ご来場ください。収集した個人情報は、新型コロナウイルス感染者が発生した場合の感染経路追跡のため、 必要に応じて保健所等公的機関への提供を行う以外、他の目的では利用いたしません。
※興行中の休憩時間はございません。
※グッズ販売は全試合終了後は行いません。また握手、サイン、2ショット撮影はございません。
※新型コロナウイルス並びに咳エチケットの詳細等、厚生労働省が発表しているページを一度ご覧ください。
※その他、必要に応じた新型コロナウイルス感染予防対策へのご協力をお願い申上げます。
大変恐縮ではございますが、上記の内容にご理解とご協力をいただけますようお願い申上げます。ご協力いただけない場合はご入場をお断りすることもございますので、予めご了承ください。