神戸の川をプロレスラーと綺麗にしたいんや!7・19プロレスラークリーンアップKOBE

 プロレスと神戸の街をこよなく愛するがゆえに、神戸をプロレスの街にしたいとの野望胸に抱いて、プロレスと地域とを相乗効果で同時に活性化せんと様々なアイデアを駆使してイベントを企画し続けるKOBEメリケンプロレス主宰、プロレスラーの藤永幸司(50歳)が、今回神戸の街を横切る河川に浮かぶゴミを一掃する計画を思いついた。

■ プロレスラークリーンアップKOBE
日時:2021年7月19日(月)17時30分
集合場所:神戸・メリケンパーク”BE KOBE”前

※レスラー以外の一般の方も参加可能。
ゴミ袋、軍手などはご用意します。
 きっかけは、休日に神戸を流れる河川を眺めたときのことだった。
ゴミだらけの有様に心が曇った。その思いのたけをSNSでつぶやいた。
 「大好きな神戸の街や海、山、川を汚されたくない。プロレスラーが全力でゴミ拾いをすれば汚す人も少しは減ると思うねんけど…どやろ?」


 すると、仲間のプロレスラーやファンから、あっというまに賛同の声が集まって来た。


 
 プロレスラーと社会貢献、一般の方には一見縁がないかに思われるかもしれないが、東日本大震災直後に被災地へ赴きがれきの撤収作業を手伝ったり、被災地でプロレスの無料興行を開催したり、或いはプロレス会場で募金活動したりと、政府より迅速に動き支援活動を行ってきている。プロレスラーは、政治家のように何かする前に御ぜん立てする必要もない。頭で考えるより行動せずにはおれない、人を助けたい、心のまま思い立ったら即行動、それがプロレスラーだ。
 アントニオ猪木が国会議員だったとき、イラクに単身乗り込んで人質の日本人を解放した話はあまりにも有名だ。無謀の極みとも言われた。だがプロレスラーだからあの偉業を成し遂げられた。議員以前にプロレスラーであることを猪木は200パーセント活用したのだ。売名ではないのは明らかだ。身を危険に晒してもイラクに赴くことを猪木が躊躇しなかったのは、プロレスで体を張った命賭けの日々が普通の人間だったからだ。人前に立つときはいつでも本気で、いつでも命を投げ出して人を喜ばせるのが、プロレスラーの本懐であり、生き甲斐だからだ。
 だがそうした善行より騒がれるのは、酔ってタクシー運転手を殴って料金踏み倒したとか、不倫していたとか、悪いニュースの方で、そういうニュースほど大々的に「プロレスラー」の文字が大見出しに踊る。そして世の中に植え付けられた悪いイメージはなかなか消えない。
 幸か不幸か記者はこれまで、プロのプロレスラーにとんでもない目に遭わされたことは一度もない。むしろ紳士で、その代表が、藤永幸司だ。

 元町高架下で長く店をきりもりしているということもあるかもしれないが、それだけではなくやはり郷土愛から、地元を良くしたいと思う気持ちがひとしおにあるのだろう。
 愛ゆえの行いというと、こそばゆいだろうか。
 だが記者はコロナで空前の不景気夢も希望も遥か遠く人の心の熱が消え入りそうに底冷えするいまこそ某テレビ局のあの番組名じゃないが、自分も人も救えるのは、愛のみという気がしている。
 藤永は当日、手製の看板を掲げようとしている。

 藤永「諦めるのは簡単。信じれば行動すれば何かが変わる。」
 諦めない男藤永の闘いは終わらない。だが、決して負けることはないだろう。この男はその夢が実現するまで決して諦めないからだ。
 夢の途中、延期されていたイベントも復活する。

■ KOBEメリケンプロレス メリケンパークプロレスフェス
日時:9月25日(土)・9月26日(日)(時間未定)
会場:神戸・メリケンパーク