8・15大仁田を焼き尽くすシャドウWXの夢枕にポーゴ30年前の仇を討て


 鶴見青果市場で警察消防出動騒ぎを起こした大仁田厚(63)が、今度は8月大阪で、青果市場で自らを丸焼きにしたシャドウWX(52)を迎え撃つ。

 それにつけても、大仁田WXとWX、ふたり合わせて115歳。ひと昔前なら還暦と言えば定年退職して趣味の盆栽を極めるかという楽隠居の年齢だった。
 記者(58)も含めて、馬鹿は年を取らないというのは真理だ。(誉め言葉。)
 シャドウWXは、大仁田が対戦要求を呑んだことを受けた某日、関東地区の山林に入り、師匠ポーゴと同じペイントを顔に施した上で、火炎噴射特訓を敢行、持参の灯油10リットルを使い切った。

 シャドウWXは、ポーゴさんの命日である6月23日に墓参りに行った。その夜、夢枕にポーゴさんが現れ「俺の30年前の大阪での仇を取ってくれ」と言われたというのだ。
 さもありなん30年前の91年5月6日史上初の地雷爆破デスマッチが開催されポーゴが敗れたのが、大阪だった。
 「ポーゴさんが俺の体に憑依した感覚だった。夢に師匠が出てきて、俺に降臨したんだ。ポーゴさんの魂を受け継いで、シャドウWXの名は捨てて、ミスター・ポーゴを名乗る。師匠の名を永遠のものにするために」と決意し、7月4日鶴見青果市場に出向いて大仁田に対戦を要求したという。
 大阪では、師匠憑依の「ミスター・ポーゴ」として大一番に臨む。
 WXは、「8月15日はミスター・ポーゴのすべてを背負って、ペイント、コスチュームも師匠と同様のもので出陣する。とにかく大仁田をビッグファイアーで焼き尽くしてやる!」「地雷だけじゃ物足りない。この前の地獄のデスマッチより、火薬量を増やして、アイテムも過激にして、ミスター・ポーゴが降臨した俺にふさわしい“地獄のデスマッチ”を用意しろ!俺は甲状腺がんや脳梗塞を患って地獄を見てきたんだ。これくらいどうってことない」と吼えた。