(C)AAA

　7月3日（現地時間）に会場非公開でAAA『ベラノ・デ・エスカンダロ2021』が開催された。
　メキシコの二大ルチャリブレ団体のひとつAAA。1992年、CMLL（当時の団体名はEMLL）のブッカーを務めていたアントニオ・ペーニャが独立し、メキシコシティに設立して旗揚げ戦を開催した。アメリカンプロレスを意識したエンターテイメント性の強いプロレスを推し進めてメキシコを基盤に南米やアメリカへの人気を獲得していく。
　今大会は7月のビッグマッチでメインはAAAトリオ王座戦、王者はレイ・エスコルピオン率いるメルセナリオスで、挑戦者はAAAテクニコ絶対エースであるサイコ・クラウン率いる再結成したサイコ・サーカス。特にエスコルピオンとサイコはAAA年間最大大会トリプレマニアで最終決着戦、マスカラ・コントラ・カベジェラ（敗者、覆面剥ぎ、髪切りマッチ）が決定しているほどの大抗争を繰り広げており、王座戦でありながら前哨戦とも言える対戦となった。試合は椅子や画鋲など凶器が入り乱れる大混戦となり、当然ながら直接対決が控えていうエスコルピオンとサイコが激しくやりあった。しかし最後は椅子とボードに向かって、エスコルピオンがサイコをコーナーからスープレックスで投げつけてフォール勝ち。宿敵サイコから直接フォールを奪ったエスコルピオンが勝利となり、試合後もサイコの覆面をはぎ取り勝ち名乗り。前哨戦はエスコルピオンの勝利となった。

■　AAA ベラノ・デ・エスカンダロ2021
日時：2021年7月3日（現地時間）
会場：メキシコ合衆国会場非公開

＜AAAトリオ王座タイトルマッチ＞
○レイ・エスコルピオン、エル・テハノJr.、タウルス（王者）
　ピンフォール
●サイコ・クラウン、マーダー・クラウン、モンスター・クラウン（挑戦者）

＜6人タッグマッチ＞
○ポデル・デル・ノルテ（カルタ・ブラバJr.、モチョ・コタJr.、ティト・サンタナ）
　ピンフォール
●ラレド・キッド、ニーニョ・アンブルゲサ、ファビー

＜シングルマッチ＞
○ディオナ・パラッツォ
　ジャベ
●レディ・シャニ

＜6WAYマッチ＞
勝者：イホ・デル・ビキンゴ
参戦選手：コマンダー、カミカゼ、トキシン、アラミス、ラティゴ

＜AAAミクスタス・タッグ王座挑戦者決定戦＞
○アレス、チカ・トルメンタ
　ピンフォール
●マンバ、ミステル.イグアナ
アビスモ・ネグロJr.、レディ・フラマー