(C)EMC
7月3日(現地時間)にドイツ連邦共和国ラーティンゲンで『EMC 7』が開催された。
このELITE MMA ChampionshipはドイツのローカルMMA団体で、ここ最近はヘビー級戦を多く組んでおり欧州では存在感を増している。
今大会のメイン三試合がヘビー級戦で、メインでは現在連勝中の地元ドイツ出身カシム・アラスがラブ・トゥルースデールと対戦した。カシムはグレコローマンレスリング選手として実績があり、MMA転向してドイツへびー級のホープとして注目されている。下馬評もアラスが圧倒的で試合もそのままアラスが1Rにチョークで一本勝ち。見事にメインで勝利して三連勝となった。
セミファイナルではクロアチアに帰化した元柔道日本代表の金メダリスト、石井慧が登場。石井はこの一年半、グラップリング大会も含めて連敗となっており、なんとしても勝利したいところだ。今回の相手はピエトロ・カペッリという明らかな格下相手であり、下馬評でも石井が圧倒的リード。そして試合も石井がノースサウスチョークで一本勝ち。石井が一年半ぶりに勝利を飾った。
■ EMC 7
日時:2021年7月3日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ
<ヘビー級>
○カシム・アラス(ドイツ)
1R 2分47秒 リアネイキドチョーク
●ラブ・トゥルースデール(スコットランド)
<ヘビー級>
○石井慧(クロアチア・日本)
1R 2分41秒 ノースサウスチョーク
●ピエトロ・カペッリ(イタリア)
<ヘビー級>
○デニス・ストニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
1R 0分49秒 ギロチンチョーク
●カクペル・ミクラス(英国)