アブドゥルラクマン・ドゥダエフがTKO勝利!ACA 125

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 6月29日(現地時間)にロシア連邦ソチで『ACA 125』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはバンタム級戦でアブドゥルラクマン・ドゥダエフ対フランシスコ・マシエルが組まれた。ACA名物のロシア対ブラジル対決で、ドゥダエフはバンタム級王座を狙っているので負けられない一戦だ。試合は下馬評通りドゥダエフが圧倒。マシエルがグランドで下から三角締めを執拗に仕掛けるが、それを押しつぶし鉄鎚を落とすドゥダエフ。遂に体勢が崩れマシエルが亀の体勢になると更にパンチ連打するドゥダエフ。遂にレフェリーがストップし、ドゥダエフがTKO勝利した。
 セミファイナルは元ライト級王者アリ・バゴフがチレク・マシュラポフと対戦した。現在、ライト級からウェルター級に階級を上げたバゴフがACA初登場のマシュラポフを迎え撃った。こちらも下馬評通りバゴフがキムラアームロックを極めて一本勝ち。ウェルター級王座獲りに向けて猛アピールとなった。

■ ACA 125
日時:2021年6月29日(現地時間)
会場:ロシア連邦ソチ

<バンタム級>
○アブドゥルラクマン・ドゥダエフ(ロシア)
 1R 3分24秒 TKO
●フランシスコ・マシエル(ブラジル)

<ウェルター級>
○アリ・バゴフ(ロシア)
 3R 3分32秒 キムラ
●チレク・マシュラポフ(キルギス)

<ライトヘビー級>
○オレッグ・オレニチェフ(ロシア)
 判定
●カルロス・エドアルド(ブラジル)

<フェザー級>
○アレクサンデル・マトムラトフ(ロシア)
 判定
●エリスマル・リマ(ブラジル)