アンソニー・ペティスが判定で敗れる!PFL 2021 #6

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 6月25日(現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティで『PFL 2021 #6: Regular Season』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
 今大会は2021年レギュラーシーズン最終大会で、プレーオフ進出を賭けて各階級の試合が組まれた。注目はライト級の元UFCライト級王者、アンソニー・ペティスやフェザー級の元WSOFフェザー級王者、ランス・パーマー。そしてヘビー級優勝候補で日本の石井慧に勝利した実績もあるデニス・ゴルソフも登場した。しかし、そのぺティス、パーマーが相次いで敗れるという波乱の大会となったのだった。下馬評では圧倒していたペティスだが、ハウシュ・マンフィオ相手にリードする事は出来ず、逆に劣勢の場面も見られ、スプリットで僅差判定で敗れるという波乱となった。パーマーはロシアのモヴィッド・ハイブラエフと対戦したが、ハイブラエフの回し蹴りに苦しみ、グランドでも上を奪われ、こちらも判定負け。優勝候補が揃ってプレーオフ前に消えるという波乱の展開となった。そんな中、ヘビー級優勝候補のデニス・ゴルソフはブランドン・セイルズを相手にテイクダウンを奪ってグランドで上から攻撃を繰り返し、最後は鉄鎚を落とし続けてレフェリーがストップ。ゴルソフが横綱相撲でTKO勝利となった。

■ PFL 2021 #6: Regular Season
日時:2021年6月25日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国ニュージャージー州アトランティックシティ

<女子ライト級>
○ケイラ・ハリソン(米国)
 1R 4分44秒 腕十字
●シンディ・ダンドワ(ベルギー)

<ライト級>
○ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
 判定
●アンソニー・ペティス(米国)

<フェザー級>
○ランス・パーマー(米国)
 判定
●モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)

<ヘビー級>
○デニス・ゴルソフ(ロシア)
 3R 1分24秒 TKO
●ブランドン・セイルズ(米国)

<ヘビー級>
○ブルーノ・カッペローザ(ブラジル)
 1R 2分21秒 TKO
●モー・デリース(米国)

<女子ライト級>
○ラリッサ・パシェコ(ブラジル)
 2R 4分48秒 TKO
●エレナ・コレスニク(ウクライナ)

<ヘビー級>
○アンテ・デリア(クロアチア)
 1R 4分39秒 TKO
●チャンドラー・コール(米国)

<女子ライト級>
○ジャナ・ファビアン(豪州)
 2R 4分16秒 TKO
●ユリア・パジッチ(モンテネグロ)

<ヘビー級>
○ヒーナン・フェレイラ(ブラジル)
 判定
●スチュアート・オースチン(英国)

<女子ライト級>
○テイラー・ゴールダード(米国)
 判定
●ローラ・サンチェス(米国)

<女子ライト級>
○マリアナ・モライス(ブラジル)
 判定
●ケイトリン・ヤング(米国)

<ヘビー級>
○ジャマル・ジョーンズ(米国)
 1R 1分43秒 TKO
●クリジソン・アブレウ(ブラジル)