ヤーソラフ・アモソフが無敗で新王者に!Bellator 260

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 6月11日(現地時間)にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 260: Lima vs. Amosov』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会のメインはウェルター級王座戦で王者ドゥグラス・リマがヤーソラフ・アモソフの挑戦を受けた。下馬評はほぼ拮抗しているが、それは挑戦者アモソフがMMA25戦全勝という輝かしい実績を持っているからだ。試合はアモソフが徹底的にテイクダウン狙いで組みついてグランドで上をキープする戦法に終始。5Rまでずっとしつこいテイクダウンでグランドで上を奪ってポイントを稼ぐアモソフ。試合最後にリマが下から腕十字を仕掛け逆転を期待させたが、それをしのいだアモソフの判定勝ちとなり新王者に輝いた。
 セミファイナルでは人気者ポール・デイリーがジェイソン・ジャクソンと対戦。下馬評はジャクソン有利だが、勝敗に関係なく面白い試合をするデイリーは注目されている。しかし試合は真正面から打撃勝負を避けたジャクソンがテイクダウンを奪ってグランドで上をとってポイントを稼ぐ戦略に終始。判定でジャクソン勝利となったが、殴り合いを見たい会場からはブーイングを浴びる結果となった。

■ Bellator 260: Lima vs. Amosov
日時:2021年6月11日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

<ウェルター級選手権試合>
○ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ/挑戦者)
 判定
●ドゥグラス・リマ(ブラジル/王者)

<175ポンド契約>
○ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)
 判定
●ポール・デイリー(英国)

<フェザー級>
○アーロン・ピコ(米国)
 3R 1分33秒 アナコンダチョーク
●エイデン・リー(英国)

<ウェルター級>
○マーク・レミンガー(米国)
 2R 3分29秒 TKO
●ダマルケス・ジャクソン(米国)

<ウェルター級>
○カイル・クラッチマー(米国)
 判定
●レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級>
○ジャスティン・ゴンザレス(米国)
 判定
●タイワン・クラストン(米国)

<ライト級>
○ボビー・キング(米国)
 判定
●ニック・ニューウェル(米国)

<150ポンド契約>
○ルカス・ブレナン(米国)
 1R 1分54秒 アナコンダチョーク
●マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級>
○マリーナ・モフナトキナ(ロシア)
 判定
●アマンダ・ベル(米国)

<ライトヘビー級>
○アレックス・ポリジィ(米国)
 1R 4分22秒
●グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)