6日、さいたまスーパーアリーナでノアとDDTグループ団体によるサイバーファイト系列合同興行『CyberFight Festival 2021』が開催された。
膝が砕けたとしても・・・武藤敬司が月面水爆をまさかの発射だ。2018年3月14日の「WRESTLE-1」後楽園ホール大会が「ラスト・ムーンサルト」と銘打たれ、人口関節手術後の武藤敬司はムーンサルト禁止とファンに刷り込まれていた。その先を自由に想像していいのがプロレスファンの特権だろうか。どれだけの規制を主治医に命じられていたのかも、ラスト・ムーンサルトがアングルだったのかもわからないのだ。あれから3年、膝が人工関節になってから初のムーンサルト・プレスを武藤が発射した。
武藤の勝利が決まったかに見えたが、丸藤がまさかのキックアウト。虎王のあらゆるバリエーションでラッシュした末に虎王・零を武藤に炸裂させて、武藤から3カウントを奪った。実に5年半ぶりにGHCヘビー級獲得となった丸藤だが、存在感は“3年ぶり月面水爆”の武藤にもっていかれた感がある(その美しさにブランクなし)。アグレッシブなノアの展開に、ファンのザワザワが止まらなかった。
丸藤「8割9割、押されてたと思うし、もうお互いシンプルな技しかない中での、ホントにスキを作らないように。その中で一つの分岐点はあの人が勝利を見出してのムーンサルト。あれがなかったら負けてたと思います」
■ CyberFight Festival 2021
日時:6月6日(日)14:00 ※STARTING BATTLEは12:45頃開始
会場:さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ 観衆4800人(超満員)
<STARTING BATTLE KICKOFF/東京女子プロレス提供10人タッグマッチ ※12:45頃開始>
鳥喰かや
●桐生真弥
原宿ぽむ
らく
角田奈穂
12分29秒 ラリアット⇒片エビ固め
遠藤有栖
宮本もか
猫はるな
鈴芽
〇舞海魅星
<STARTING BATTLE/時間差入場バトルロイヤル/時間無制限>
〇アントーニオ本多
22分31秒 横入り式エビ固め
●井上雅央
[失格順]
まなせゆうな、大石真翔&岡田佑介、桜井鷲、高鹿佑也、谷津嘉章、平田一喜、火野裕士&谷口周平、齋藤彰俊、赤井沙希、モハメド ヨネ、大鷲透
<STARTING BATTLE MAIN/ガンバレ☆プロレス提供試合>
今成夢人
〇岩崎孝樹
勝村周一朗
8分43秒 垂直落下式リバースDDT⇒片エビ固め
●翔太
石井慧介
大家健
<第1試合/オープニングマッチ DDTvsNOAH対抗戦 ※14:00本戦開始>
岡田欣也
〇宮脇純太
7分39秒 変形腕ひしぎ逆十字固め
●小嶋斗偉
飯野雄貴
<第2試合/東京女子プロレス提供3WAYタッグマッチ/15分1本>
●愛野ユキ
天満のどか
vs.
ハイパーミサヲ
〇中島翔子
vs.
渡辺未詩
辰巳リカ
(8分4秒 ダイビングセントーン⇒片エビ固め)
<第3試合/DDTvsNOAH対抗戦>
桜庭和志
〇杉浦貴
9分25秒 オリンピック予選スラム⇒体固め
●スーパー・ササダンゴ・マシン
男色ディーノ
<第4試合/DDTvsNOAH対抗戦>
〇マサ北宮
2分25秒 監獄固め
●岡谷英樹
<第5試合/東京女子プロレス提供試合>
小橋マリカ
上福ゆき
〇伊藤麻希
13分2秒 伊藤パニッシュ
●荒井優希
瑞希
乃蒼ヒカリ
<第6試合/NOAH提供試合>
大原はじめ
小峠篤司
〇原田大輔
13分33秒 片山ジャーマンスープレックスホールド
●吉岡世起
HAYATA
小川良成
<第7試合/DDT提供試合>
●MAO
勝俣瞬馬
クリス・ブルックス
14分36秒 クロスオーバーフェイスロック
高尾蒼馬
遠藤哲哉
〇佐々木大輔
withマッド・ポーリー
<第8試合/DDTvs金剛全面対抗12人タッグマッチ>
タダスケ
仁王
●覇王
征矢学
中嶋勝彦
拳王
19分59秒 シットダウンひまわりボム
納谷幸男
吉村直巳
坂口征夫
樋口和貞
彰人
〇高木三四郎
<第9試合/DDTvsNOAH対抗戦>
稲村愛輝
●清宮海斗
17分51秒 BME⇒片エビ固め
〇上野勇希
竹下幸之介
<第10試合/トリプル・メインイベントI/プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合>
[挑戦者]
●坂崎ユカ
16分36秒 クラッシュ・ラビットヒート⇒片エビ固め
○山下実優
[第9代王者]
※山下が初防衛に成功
<第11試合/トリプル・メインイベントII/KO-D無差別級選手権試合>
[挑戦者]
●HARASHIMA
18分53秒 フロントネックロック⇒TKO
〇秋山準
[第76代王者]
※秋山が3度目の防衛に成功
<第12試合/トリプル・メインイベントIII/GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇丸藤正道
23分30秒 虎王・零⇒体固め
●武藤敬司
[第34代選手権者]
※武藤が3度目の防衛に失敗。丸藤が第25代王者に
<拡大詳細版は6月11日発売の週刊ファイト(6月17日号)に収録されます>