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5月28日(現地時間)にタタールスタン共和国カザンで『EFC 36: Dayneko vs. Timoshenko』が開催された。
このEFC(Eagle Fighting Championship)はロシアのMMA団体Gorilla Fighting ChampionshipをMMA無敗で引退した元UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフが買収して、大会名をヌルマゴメドフのニックネーム「ジ・イーグル」からとった大会名に変更し、メジャー団体となるべく精力的に活動している。2021年にはUAE Warriorsとの合同興行も成功させた。
今大会のメインは神々の階級ヘビー級戦でロシアのウラジミール・デインコ対ウクライナのレオニード・チモシェンコとなった。下馬評ではチモシェンコが有利だったが、試合はデインコがスタンド打撃で押す展開となった。そして2R、追い込まれて後ろに下がるチモシェンコにデインコがワンツーを決め顎に命中。チモシェンコが完全にダウンしてレフェリーが慌ててストップ。デインコがヘビー級らしい豪快なKOで見事に勝利した。
セミファイナルではウェルター級暫定王者のサイギド・イズガフマエフがノンタイトル戦でブラジルからの刺客パウロ・シーザーと対戦。ブラジリアンを相手にグランドで圧倒。最後はバックを奪ってチョークを極めて一本勝ち。団体の代表としてロシアの勝利を見せつけた。
■ EFC 36: Dayneko vs. Timoshenko
日時:2021年5月29日(現地時間)
会場:ロシア連邦タタールスタン共和国カザン
<ヘビー級>
○ウラジミール・デインコ(ロシア)
2R 2分20秒 TKO
●レオニード・チモシェンコ(ウクライナ)
<ウェルター級>
○サイギド・イズガフマエフ(ロシア)
3R 4分26秒 リアネイキドチョーク
●パウロ・シーザー(ブラジル)
<ウェルター級>
○ラスール・ママエフ(ロシア)
判定
●シャビドハン・マゴメドフ(ロシア)