クリス・サイボーグが女子王座防衛!Bellator 259

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 5月21日(現地時間)にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 259: Cyborg vs. Smith 2』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会のメインは女子フェザー級王座戦で、人気者の王者クリス・サイボーグがレスリー・スミスの挑戦を受けた。この両者はUFC時代に一度対戦しているが、その時はサイボーグがTKO勝ちしており、今回も下馬評は圧倒的にサイボーグ。試合は、サイボーグがスープレックスで投げるなど見せ場を作るが、いつもの秒殺KO勝利にはならず、スタンドの打撃戦でラウンドが進んでいく。勿論、押しているのはサイボーグで、期待された豪快なKOまでは至らないかと危惧されたが、最終5Rの終盤、サイボーグのワンツーが命中し、スミスがダウン。サイボーグが追撃でダウンしたスミスにパウンド連打してレフェリーがストップ。最後にサイボーグが期待通りTKOで勝利して王座防衛を果たした。
 セミファイルではRIZINで活躍する堀口のライバルであるダリオン・コールドウェルがレアンドロ・イーゴと対戦。試合序盤はグランドで上を奪ってパウンドで追い込むも、それに耐えたイーゴが下から仕掛け、じわじわとペースを取り戻す。堅く守って危険を犯さないコールドウェルに対し、イーゴはギロチンを極めかけるなど積極的に攻撃し、それが評価されたのかイーゴがスプリットの判定勝ちで勝利した。

■ Bellator 259: Cyborg vs. Smith 2
日時:2021年5月21日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

<女子フェザー級王座タイトルマッチ>
○クリス・サイボーグ(ブラジル/王者)
 5R TKO
●レスリー・スミス(米国/挑戦者)

<バンタム級>
○レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
 判定
●ダリオン・コールドウェル(米国)

<ミドル級>
○オースティン・ヴァンダーフォード(米国)
 判定
●ファビアン・エドワーズ(英国)

<ウェルター級>
○ジェリール・ウィリス(米国)
 ピンフォール
●マイコン・メンドーサ(ブラジル)

<女子フライ級>
○ハンナ・ガイ(米国)
 判定
●ヴァレリー・ルレーダ(米国)

<ライト級>
○サヤッド・アワッド(米国)
 1R 3分16秒 TKO
●ネイト・アンドリュース(米国)