ボビー・ラシュリー善玉転向!地獄の金網戦制覇!2・6TNA『Impact Wrestling』

(C)TNA

 2015年2月6日に放送された『Impact Wrestling』は、かつてPPV大会として行っていた『ロックダウン』として行われた。TNAはかつて毎月PPV大会を行っていたものの、現在はPPV大会では採算が取れないと、年間最大興行である『バウンド・フォー・グローリー』など一部を除いてPPV大会を制限している。

 その為、かつて行っていた大会名を通常番組である『Impact Wrestling』で放送する形になっている。ただ、このPPV大会の苦戦はTNAだけの問題ではなく、WWEも、UFCもかつてより下がっている。WWEはWWEネットワーク開設、UFCは大会数が増え、規模の小さい大会が増えた事も関係しているが、TNAに次ぐ全米第三のプロレス団体ROHも、同じ様にPPVで苦戦しており、その結果、2015年の新日本プロレスとの合同大会は規模縮小を余儀なくされている。

 その「ロックダウン」だが、全試合、金網マッチで行う事になっており、メインで組まれたのは、チーム対抗戦、時間差で順番に選手が入場して雌雄を決するリーサルロックダウン戦だった。TNA正規軍であり、番組を取り仕切るディレクター、カート・アングル率いるチーム・アングルと、MVPが、サモア・ジョー、エリック・ヤング、ロウ・キーというベビーフェイス勢を悪の道に引き込み超党派ヒール軍団と化したBDC軍との対抗戦となった。アングルは、MVPと仲間割れをした孤高のTNA世界ヘビー級王者であるボビー・ラシュリーを仲間になる様に説得を繰り返していた。しかし、元々、ヒールであるラシュリーは態度を保留。結局、ラシュリーがどうなるかわからないまま、試合がスタートした。このままラシュリーが仲間にならなければ、チーム・アングルは一人少ない人数で戦うことになり、圧倒的不利と思われたが、最後になんとラシュリーが登場した。ところが、なんとリング上でMVPと握手したのだった。ラシュリーはやはり、裏でMVPと繋がっていたのかとチーム・アングルに絶望が襲った刹那、いきなりラシュリーがMVPにクローズライン!ラシュリーはアングルについたのだった。結果、ラシュリーのスピアーがMVPを吹き飛ばし、見事にフォール勝ち。ラシュリーのフェイスターンでチーム・アングルが勝利したのだった。

 また、このボビー・ルードは、自分を裏切ったエリック・ヤングを椅子の上にルード・ボムで仕留め勝利。オーサム・コング(アメージング・コング、カルマ)とハボックの怪物女対決はコングが勝利した。

TNA インパクト・レスリング
“衝撃!”アメリカンプロレス『TNA』 | プロレス | CS放送 日テレG+
デスティネーション・アメリカ

■ Impact Wrestling 
日時:2015年2月6日(放送日)
場所:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク

<リーサルロックダウン>
○チーム・アングル(ボビー・ラシュリー、カート・アングル、オースチン・エリーズ、ガンナー)
 ピンフォール
●チームBDC(MVP、サモア・ジョー、ロウ・キー、ケニー・キング)

<ハンディキャップマッチ>
○タイラス
 ピンフォール
●ロックスター・スパッド、マンドリュース

<シングルマッチ>
○ボビー・ルード
 ピンフォール
●エリック・ヤング

<シングルマッチ>
○オーサム・コング
 ピンフォール
●ハボック

<TNA世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ジェームス・ストーム、アビス(王者)
 ピンフォール
●ザ・ハーディーズ(マット&ジェフ)(挑戦者)

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 Photo & Text by斉藤雅治Fb.ワールド・レスリング・アライアンス