DDMと30分フルタイム熱闘 コズエン悔しさ半分も史上最多V5達成 スターダム名古屋

 16日、スターダムが名古屋2DAYS大会2日目を開催した。

 勝てばアーティスト・オブ・スターダム(6人タッグ)王座最多防衛新記録(5度)となるコズミックエンジェルズ。これまで4度の防衛はSTARS(2回)・大江戸隊・クイーンズクエストから果たし、全ユニット制覇にはドンナデルモンドだけを残すのみとなっていた。とはいえDDMは「最強」を標榜し、2020年のスターダムを引っ張った勢いがある。“まいひめぽい”と呼ばれる舞華・ひめか・なつぽいとの顔ぶれでコズエンに立ちはだかった。

 舞華の柔道ベースのテクニック、ひめかのパワー殺法、なつぽいの変幻自在さに苦しむコズエン。それでも、中野たむとウナギ・サヤカによる合体スタナー、白川未奈のロメロスペシャルなどでDDMの攻勢を遮断する。終盤は白川とウナギが舞華・ひめかを場外でキャッチする間に、白ベルトを争ったばかりの中野となつぽいがシングルマッチ状態。エンドレスな攻防は結着つかず、フルタイムドローとなった。

白川「なんか新記録作った先にはすごくうれしい気持ちが待ってると思ってたら、つらい! つらい。これなあに? アー。アー」

中野「これからまた、今日はドローだけど」

ウナギ「これでたむさんがずっとずっとネチネチネチネチ言ってきてた『アーティストの最多防衛記録は私と鹿島沙希と岩谷麻優だから!』って言ってたのはやっと超えられたし、全ユニットから、ドローだったけど今日は、でも、ベルトを守ったので2週目に入りましょうか」

中野「コズミックエンジェルズだからウナギとチャンミナがいてくれたから記録を更新できた。この3人じゃなかったら、ここまでこれなかったから、これからもっともっと、もっといい記録に塗り替えていけばいい」

 悔しさ半分も史上最多V5達成。2週目としてのリターンマッチにはDDMと大江戸隊が名乗りを上げている。

 
■ スターダム 名古屋大会2days(day2)
日時:5月16日(日)12:00
会場:愛知・名古屋国際会議場 観衆301人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

<第1試合>
〇渡辺桃
 6分6秒 Bドライバー⇒エビ固め
●琉悪夏

<第2試合/3WAYバトル>
〇小波
 6分17秒 トライアングル・ランサー
●レディ・C
※もう1人は上谷紗弥

<第3試合/STARS vs. 大江戸隊 タッグマッチ>
○岩谷麻優&スターライト・キッド
 9分32秒 刀羅が鉄パイプ攻撃⇒岩谷が反則勝ち
●刀羅ナツコ&フキゲンです★

<第4試合/DDM vs. クイーンズ・クエスト>
○ジュリア&朱里
 15分53秒 ステルス・バイパー
林下詩美&●AZM

<第5試合/アーティスト・オブ・スターダム選手権試合>
〈王者チーム〉
△中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ
 30分時間切れ引き分け
舞華&ひめか&△なつぽい
〈挑戦者チーム〉
※コズエンが5度目の防衛に成功(最多防衛回数の新記録)


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