セルジオ・ペティスが新王者に!Bellator 258

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 5月7日(現地時間)にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 258: Archuleta vs. Pettis』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会のメインはバンタム級王座戦で王者フアン・アルチュレタにセルジオ・ペティスが挑戦した。挑戦者のペティスはUFCから移籍してきた選手で注目されているが、下馬評は王者が有利となっている。しかし試合は、スタンドでの打撃でプレッシャーをかけるペティスがリード。アルチュレタはテイクダウン狙いで流れを変えようとするが、テイクダウンに成功してもペティスに立たれるなど、ペティス有利で試合が進んだ。結果、判定でペティスが勝利し、王座を奪うことに成功した。
 セミファイナルでは人気者アンソニー・ジョンソンが登場。本来はヨエル・ロメロと対戦予定だったが、欠場になったのでジョゼ・アウグストが代役としてジョンソンと対戦した。試合はなんとアウグストがジョンソンからダウンを奪う展開となり、グランドでチョークを狙うが、ジョンソンがなんとか耐える。そして2Rにはジョンソンが逆転のワンツーで右がヒットしてアウグストがダウン。レフェリーがストップしてジョンソンの逆転KO勝ちとなった。

■ Bellator 258: Archuleta vs. Pettis
日時:2021年5月7日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

<バンタム級王座タイトルマッチ>
○セルジオ・ペティス(米国)
 判定
●フアン・アルチュレタ(米国)

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝>
○アンソニー・ジョンソン(米国)
 2R 1分30秒 TKO
●ジョゼ・アウグスト(ブラジル)

<ライト級>
○ピーター・クイリー(アイルランド)
 3R 0分01秒 TKO
●パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<175ポンド契約>
○マイケル・ペイジ(英国)
 1R 5分00秒 TKO
●デレック・アンダーソン(米国)

<バンタム級>
○ラフェオン・スタッツ(米国)
 判定
●ジョシュ・ヒル(カナダ)

<バンタム級>
○パッチー・ミックス(米国)
 3R 2分40秒 肩固め
●アルバート・モラレス(米国)