バイオレント・バイ・デザインが勝利!Impact Wrestling Hardcore Justice2021

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 4月10日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling Hardcore Justice2021』が放送された。
 今大会はインパクト・レスリングのビッグマッチで、今回は伝説のハードコア団体ECW主要メンバーだったトミー・ドリーマーが仕切る大会となっている。メインでは、そのトミー・ドリーマー率いるドリーマー軍が、現在、インパクトレスリングを席捲しているエリック・ヤング率いるヒールユニット、バイオレント・バイ・デザインとハードコアウォーで激突した。この試合形式は、2人の男性が5分間一人で始め、2分ごとに、交互のチームから新しい男が現れる特殊な試合形式。最後は8人全員が参加して決着をつけるもので、当然、反則は許されるハードコア戦だ。ヤング率いるデザインは元全日本プロレス三冠王者ジョー・ドーリングにECWレジェンドでるライノ、そしてディーナーという布陣で、ドリーマーは試合前に襲われ試合に参加できず、ドリーマー軍は、エディ・エドワーズ、リッチ・スワン、ウィリー・マック、トレイ・ミゲルというインパクト正規軍といえるメンバーとなった。試合は八人が入り乱れる大乱闘となったが、最後は孤立したマックをデザイン軍が集中攻撃し、凶器攻撃から最後はヤングがマックをパイルドライバーで仕留めて勝利。デザイン軍が勝利して試合後に勝ち誇った。
 また女子王座であるノックアウト王座戦も組まれ、王者ディオナ・パラッツォにベテランのジャズが挑戦した。しかもジャズはこの試合に自分のキャリアを賭けており、もし敗れれば引退を宣言している。こちらも白熱した試合となったが最後はパラッツォがフォール勝ち。ジャズは引退となり、試合後にジョーディン・グレースが駆けつけ抱き合ってジャズの健闘を讃えた。
 更にザ・グッド・ブラザーズのドグ・ギャローズがディケイのブラック・タリウスとシングルマッチで激突。インパクト世界タッグ王座から陥落したザ・グッド・ブラザーズをディケイがからかった事で因縁が勃発。大型ファイター同士のシングルマッチで決着をつけることとなった。大型選手同士の迫力ある試合となったが、最後はギャローズが必殺のハングマンズ・ヌースを決めてフォール勝ちした。

■ Impact Wrestling Hardcore Justice 2021
日時:2021年4月10日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル

<8人タッグハードコアウォー>
○バイオレント・バイ・デザイン(エリック・ヤング、ジョー・ドーリング、ライノ、ディーナー)
 ピンフォール
●チームドリーマー(エディ・エドワーズ、リッチ・スワン、ウィリー・マック、トレイ・ミゲル)

<ノックアウト王座タイトルマッチ>※挑戦者ジャズが負けた場合は引退
○ディオナ・パラッツォ(王者)
 ピンフォール
●ジャズ(挑戦者)

<次期ノックアウト王座挑戦者決定戦>
勝者:テニール・ダッシュウッド
参戦選手
アリーシャ・エドワーズ、ハボック、ジョーディン・グレース、ローズマリー、スーザン

<目隠しマッチ>
○ジェイク・サムシング
 ピンフォール
●ブライアン・マイヤーズ

<シングルマッチ>
○サミ・キャラハン
 ピンフォール
●サム・ビール

<ミステリークレートマッチ>
○マット・カルドナ
 ピンフォール
●ジョニー・スウィンガー

<シングルマッチ>
○ドグ・ギャローズ
 ピンフォール
●ブラック・タリウス

<シングルマッチ>
○マハーバリ・シェラ
 ピンフォール
●ヘルナンデス

<トリプルスレッドタッグマッチ>
○ジョシュ・アレクサンダー、ピーティー・ウィリアムス
 サブミッション
●TJP、ファラー・バー
エースオースチン、マッドマン・フルトン