アクトレスガールズAWG認定シングル王座を1年半に渡って守ってきた第3代王者・高瀬みゆきが遂に陥落、その座をColor’sの首領・SAKIに明け渡した。
小雨のパラつく後楽園、コロナ禍の中470人を動員したアクトレスガールズを昨夏以来で取材した。
「アイドルくずれ」と揶揄された面影はその時点で既に無かったが、この日の興行はさらに見違える内容になっていた。
「男子三日合わざれば刮目して見よ」
は、古いプロレス者ならお馴染みのフレーズだが、
「いわんやアクトレスガールズにおいてや」
そう付け足してみたい。
「『アクトレス』だったんじゃないのか。君たちは何所へ向かっているんだ」
急激に「純プロレス」化してきた試合を見て以前はそう思っていたが、今日をもって、そんな言葉は封印したい。
興行戦争と称された卯月第1週の日曜日。表の興行はここだったと声高に叫ぼう。特にメインは死闘と呼ぶに相応しいタイトルマッチだった。
歓声禁止の静まりかえった場内に鈍く響き渡る頭突き合戦…否、高瀬みゆきの出身地風にパチキと言い換えるに相応しいドツキ合いあり、場外でのブレーンバスターの応酬もあり…魂を奮わせる闘いの表現がそこにはあった。
疑う向きは、是非ニコプロのアーカイブ配信で確かめて頂ければと思う。
■ アクトレスガールズ 後楽園ホール大会
日時:4月4日(日) 開始 18:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:470人(主催者発表)
<第6試合 AWG認定シングル王者選手権試合 30分1本勝負>
[王者]
●高瀬みゆき
17分38秒 ジャンピングカワイドルニードロップ⇒片エビ固め
○SAKI
[挑戦者]
※第3代王者・高瀬みゆき防衛に失敗、SAKIが第4代王者になる
高瀬みゆき
「一番強い人が挑戦者に名乗り出てくれた事に感謝しています」
<第5試合 AWG認定タッグ王者選手権試合 30分1本勝負>
[王者組]
○本間多恵 尾﨑妹加(フリー)
13分29秒 多恵ロックSP
茉莉 ●清水ひかり
「挑戦者」
4月4日(日)開場 17:30/開始 18:30~
Actwres girl'Z 後楽園ホール大会
@後楽園ホール◇AWG認定タッグ王者選手権試合
【王者組】本間多恵&尾﨑妹加 vs 茉莉&清水ひかり【挑戦者組】他全6試合!#アクトレスガールズ #AWG#SPiCEAP pic.twitter.com/fWvKUBByCY
— アクトレスガールズ / Actwres girl'Z (@beginning_pro) April 2, 2021
<第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
○関口翔 AKINO(OZアカデミー)
12分41秒 ランニングSTO⇒片エビ固め
●松井珠紗 梅咲遥(ワールド女子プロレスディアナ)
<第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負>
五十嵐乃愛 ○青野未来
10分42秒 39ロック
さくらんボニータ(フリー) ●林亜佑美
<第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負 >
○谷もも 向後桃 桜井まい
8分00秒 蒼魔刀⇒エビ固め
網倉理奈 ●入江彩乃 月山和香
<第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
○櫻井裕子
6分28秒 ブレーンバスターホールド
●三浦亜美
アクトレスガールズ今後の日程
4月13日(火)開始18:45 Beginning 新木場1stRing大会
4月29日(木祝)開始12:00 Color’s 新木場1stRing大会
SAKIはColor’s内での次期挑戦者決定トーナメント開催を発表した。Color’sの代表は、この日の高瀬みゆき戦と内容で闘う事になる。