[ファイトクラブ]変幻自在な抗争で激熱スターダム いざ4月4日首都圏ブシロード興行戦争

[週刊ファイト4月8日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼変幻自在な抗争で激熱スターダム いざ4月4日首都圏ブシロード興行戦争
 text & photo by TERUZ
・最後に敗れた選手は敵方のユニットに強制加入 究極マッチ近づく
・丸刈りジュリアが金髪化、朱里が戦士化 いざ4・4横浜DDM決戦へ
・中野「この先ずっと」3度目防衛コズエン 4・4横浜は個人闘争
・新日本プロレス両国国技館大会のウラ興行 4・4横浜全対戦カード
・ハイスピード王者が白ベルト挑戦 DDM同士でゴッデス王座戦


■ スターダム Road to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Spring
日時:3月26日(金)18:30
会場:後楽園ホール 観衆464人(コロナ対策人数=主催者発表)

 2020年を通じて活躍したのがドンナ・デル・モンドなら、2020年秋から彗星のごとく現れたのがコズミックエンジェルズである。それぞれのユニットを率いるのがジュリア、中野たむであり、両者は3・3日本武道館で雌雄を決した。3月26日にはコズミックエンジェルズがアーティスト王座3度目防衛戦に臨むとともに、各選手が4・4横浜武道館に向けて火花を散らす。百花繚乱のスターダムでの3・26後楽園大会トピックスを概観し、マッチメイクの秘密にも迫る。

 
最後に敗れた選手は敵方のユニットに強制加入 究極マッチ近づく
 

<第4試合/STARSvs.大江戸隊 全面戦争~ビギニング~>
岩谷麻優&スターライト・キッド&○羽南
 13分13秒 飛びつき腕ひしぎ十字固め
刀羅ナツコ&鹿島沙希&●吏南

 これはもう素直に「まいりました」と声が出る。「最後に敗れた選手は敵方のユニットに強制加入」という究極マッチが4・4横浜決戦に迫った。STARS vs. 大江戸隊の全面戦争イリミネーション。いかようにもストーリーが転がせるのが楽しい。誰が移動するかという観点だけじゃない。傷心で移動もよし、「実は移動したかった」という裏切りもよしなのだ。

 電子書籍版の別レポート(スターダム3・28大阪)ではユニットトーナメントの難しさが論じられているが、ユニット同士の対立のリアリティをどう強化するかという点で“つくる側”の手腕が問われる。なかよしこよしに見えてしまうとファンは萎えてしまうわけで、どういうアイディアでスターダムがまわしていくかにますます注目だ。

岩谷「後楽園のみなさん、こんばんは! 大江戸隊に、羽南が1・2・3…違った! ギブアップできっちり取りましたよ。横浜武道館、完全決着で」

ナツコ「うるせー! ガタガタ言ってんじゃねーよ。ちょっと勝ったくらいでよ。羨ましい脳ミソしてるな。こんなことで喜べるなんて。まあ、いい。4月4日、お前らの中から一人、大江戸隊に来ることになる。約束しよう。あと勘違いしてるヤツもいるから言っておくけど、ウチらは別にSTARSから誰かが欲しくてこのルールを設定したんじゃない。STARS、お前らは負ける運命だ。つまり、ただの嫌がらせ! 誰が来るか楽しみだな。なあ沙希」

鹿島「4・4横浜でお前らSTARSは終わりだ。オマエらせいぜいキラキラライフを楽しめよ」

キッド「STARSは誰も渡さないし、行かない。その嫌がらせ? お前らがやりたいならいいけど、4・4横浜武道館、STARSの結束力を見せつけてやる」

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