RISEアトム級にJKクィーン爆誕! 宮﨑小雪、天国の母に献げる初戴冠、陥落紅絹は引退表明!!

 3・28後楽園『RISE147』でタイトル挑戦が決まり、
「3月末までJKですよね。ベルトを獲って、JKクィーンと呼ばれたい」
と、宣言していたギリギリJKの宮﨑小雪が、有言実行でアトム級のベルトを奪取した。

 ベテラン紅絹への不遜な挑発とは裏腹に、試合後は死別した母へ
「空手をやってた時は1番になれなかったから」
と、涙で勝利を報告した。

「お前は独りで闘ってるんじゃない」
とのセコンドの言葉通り、第2試合で敗れた姉の宮﨑若菜とTRY HARD GYMの想いをも背負っての戴冠劇となった。


 
 一方、武道館のK-1武尊の復帰戦を向こうに回してメインを任された女王・紅絹は
「そっちじゃない、こっち」 
と試合前にアピールするなど、大会の顔を自認しての奮戦だったが、試合後には腫れ上がった二の腕を見せて
「判定で1人引き分けにしたジャッジがいましたけど、逆に納得がいかない」
と完敗を認めた。

「合わせる顔が無い」とフェイスシールドで登場

「今のうちに叩く」
と警戒していた宮﨑小雪に王座を明け渡した紅絹は、試合前の
「ベルトを失ったら辞める」
との宣言通り、潔く現役引退を表明。
「RISEには感謝している。このベルトを巻けて本当に良かった」
と、感謝を述べた。


 JKクィーン宮﨑小雪も引退表明を受け、
「紅絹さんの築き上げてきたものを受け継ぐ」
と、宣言。
 姉の宮﨑若菜、平岡琴のTRY HARD GYM女子部、ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント優勝のTARGET・AKARIと共に、RISEの、女子格闘技の熱をさらに沸騰させていく事になる。

AKARI(右)と、師である神村エリカ(左)

■ RISE 147(ライズ ハンドレッドフォーティセヴン)
日時:3月28日(日) 本戦開始17:30(変更あり)
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:未発表

<メインイベント RISE QUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R>
●紅絹(王者/NEXT LEVEL渋谷)
 判定 0-2
○宮﨑小雪(挑戦者/TRY HARD GYM/アトム級NEXT QUEENトーナメント2021優勝)
※王者・紅絹、2度目の防衛に失敗。宮崎小雪が新王者になる。

<セミファイナル ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021決勝戦 3分3 R延長2R>
準決勝①勝者
●大倉 萌
 判定 1-2
○AKARI
準決勝②勝者

<第6試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R>
○SEIDO(LARA TOKYO/同級5位)
 不戦勝
●中村 寛(BK GYM/第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)

<第5試合 ヘビー級 3分3R>
○内田雄太(Team Aerts/ホーストカップ日本ヘビー級王者)
 2R 2分19秒 KO ※レフェリーストップ
●森 孝太郎(NEXT STEP GYM/J-NETWORKライトヘビー級暫定王者)

<第4試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R>
○森 香津眞(チームドラゴン/同級6位)
 判定 本戦1-0 延長判定3-0
●吉沼大樹(フリー/J-NETWORK Next Generation Cup 67kg級優勝)

<第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R>
○梅井泰成(TEAM TEPPEN/同級8位)
 判定 3-0
●山田直樹(KSS健生館/DEEP☆KICK57.5kg1位)

<第2試合 ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝② 3分3 R延長1R>
●宮﨑若菜(TRY HARD GYM/2019年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)
 判定 0-3
○AKARI(TARGET/2018年KAMINARIMON全日本女子トーナメント-52kg級優勝)

 神村エリカから譲り受けたガウンで登場したAKARIは、前戦で壮烈なKO勝ちを見せた宮﨑若菜を返り討ちにし、大倉萌との決勝も征した。

<第1試合 ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021準決勝① 3分3 R延長1R>
●山本ユノカ(Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)
 判定 0-2
○大倉 萌(大道塾 吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会 女子-215クラス優勝)

※詳しくは電子書籍版『週刊ファイト』4月8日号に掲載。