ボラドールJr.が王座防衛!CMLLコパJr. 2021

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 3月26日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで収録されたCMLLの試合がメキシコで放送された。
 今大会は、コパJr. 2021と銘打った大会で、二世三世のレスラーだけで争われる記念イベントだが、メインではNWAウェルター級王座戦で王者ボラドールJr.がバンディードの挑戦を受けた。この対戦は以前から組まれていたが、バンディードがコロナ陽性で試合が延期になっていた因縁のカードで、今回、遂に試合が実現した。試合はまずバンディードが丸めこんでフォールを奪うと、ボラドールJr.もバッククラッカーでフォールを奪い返す。そして運命の三本目はフランケンシュタイナーを決めたボラドールJr.がフォール勝ち。ボラドールJr.が完全な勝利で王座防衛を果たした。
 セミファイナルでは、CMLLトリオ王座戦が組まれ王者ロス・ゲレーロス・ラグネロスが、新生ダイナマイト兄弟の挑戦を受けた。まさに新旧CMLLルードユニット対決となったが、まず新生ダイナマイト兄弟がフォールを奪うと、ゲレーロスもジャベで奪い返す。そして運命の三本目は、ゲレーロを切り返して三人で上手く丸めこんでフォールを奪った新生ダイナマイト兄弟の勝利。遂に王座が移動し、CMLLナンバーワンルードユニットが新生ダイナマイト兄弟に移った瞬間だった。そして試合後に、なんとエウフォリアがゲレーロス脱退をマイクで宣言。CMLLで長期間に渡ってルードユニットとして絶対王者に君臨してきたゲレーロスが大きな転換期を迎えたようだ。
 そしてコパJr.は最後まで残ったのはカリスティコとアンヘル・デ・オロだった。そしてオロが掟破りの逆ラ・ミスティカを極めて勝利。初代ミスティコことカリスティコはまさかの敗北となり、2021年のコパJr.はオロが優勝となった。

■ CMLL コパJr. 2021
日時:2021年3月26日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

<NWAウェルター級王座タイトルマッチ>
○ボラドールJr.(王者)
 2-1
●バンディード(挑戦者)

<CMLLトリオ王座タイトルマッチ>
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ(挑戦者)
 2-1
●ウルティモ・ゲレーロ、エウフォリア、グラン・ゲレーロ(王者)

<コパJr.>
優勝 アンヘル・デ・オロ
参戦選手
カリスティコ、ミスティコ、アンヘル・デ・オロ、アトランティスJr.、フェリーノ、ソベラノJr.、ネグロ・カサス、メフィスト、ドラゴン・ロホ、フェリーノJr.,、ストゥーカJr.、スタルJr.

<タッグマッチ>
○ジュビア、ハロチータ
 2-1
●ダリス、ステファニー・バケール