ルーシュが世界王座を防衛!ROH19周年記念PPV大会

(C)ROH

 3月26日(現地時間)にメリーランド州ボルチモアで『ROH19周年記念PPV大会』が開催された。
 ROHは正式名称はリング・オブ・オナー(Ring of Honor)。現在、新日本プロレスとも提携している北米第三、第四の団体だが、2020年は新型コロナによる自粛の煽りを受けてほとんど大会を開催出来なかった。2020年12月になってやっとPPV大会を再開している。
 今大会は王座戦がずらりと並んだが、メインは当然ROH世界王座戦で、王者ルーシュがジェイ・リーサルの挑戦を受けた。ルーシュはメキシコからROHに乗り込んできてROH世界王座を奪った挙句、弟のドラゴン・リー、父親のベスティア・デル・リング、そしてROHでの仲間ケニー・キングと組んでROH版ロス・インゴベルナブレス(ラ・ファクシオン・インゴベルナブレ)を結成。リーはTV王者、リングはタッグ王座とROHの王座をルーシュ率いるROH版ロス軍が保持しマットを制圧している。しかし、今大会で行われる予定だったリーの保持するTV王座戦が、リーの負傷欠場でキングだ代打で王座戦を行う事となり、トレイシー・ウィリアムズに敗れリーは戦わずして王座陥落。更にキングはタッグ王座戦も行い、パートナーのリングがフォールを奪われタッグ王座もトレイシー・ウィリアムズ&レット・タイタスに奪われてしまった。ROH版ロス軍が次々と王座陥落する中、ルーシュだけは負けられない戦いとなり、過去に二度のROH世界王座経験のあるリーサル相手に白熱勝負となった。そして最後はブルズホーンズを決めてルーシュが勝利して王座防衛した。そして試合後にリング、キングとルーシュの仲間が乱入するが、そこにブロディー・キングが現れトニー・デッペン、ホミサイド、クリス・ディッキンソンを引き連れてルーシュ軍と大乱闘。ルーシュの次の相手はキングになりそうだ。

■ ROH19周年記念PPV大会
日時:2021年3月26日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア

<ROH世界王座タイトルマッチ
○ルーシュ(王者)
 ピンフォール
●ジェイ・リーサル(挑戦者)

<ROH世界タッグ王座タイトルマッチ>
○トレイシー・ウィリアムズ&レット・タイタス(挑戦者)
 ピンフォール
●ケニー・キング&ベスティア・デル・リング(王者)

<ROHピュア王座タイトルマッチ>
○ジョナサン・グレシャム(王者)
 サブミッション
●ダク・ドレイパー(挑戦者)

<3WAYマッチ>
○バンディード
 ピンフォール
●フラミータ、レイ・ホルス

<グラッジマッチ>
○ジェイ・ブリスコ
 ピンフォール
●EC3

<シングルマッチ>
○ダルトン・キャッスル
 ピンフォール
●ジョシュ・ウッズ

<シングルマッチ>
○フリップ・ゴードン
 ピンフォール
●マーク・ブリスコ

<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○トレイシー・ウィリアムズ
 ピンフォール
●ケニー・キング(王者ドラゴン・リーの代理)

<ROH世界6人タッグ王座タイトルマッチ>
○シェイン・テイラー、ソルジャーズ・オブ・サベジェリー(王者)
 ピンフォール
●バンディード、フラミータ、レイ・ホルス(挑戦者)

<TV王座挑戦者決定4WAYマッチ>
勝者:ブライアン・ジョンソン
ダンハウゼン、イーライ・アイソム、LSG