NXT紫雷イオRゴンザレス前哨戦JデブリンKUSHIDA-AコールKオライリー改

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 番組はラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイ組と、女子王座戦を控えた紫雷イオの前哨戦ということで、NXTデビュー戦の相手だったゾーイ・スタークとのチーム。ゴンザレスのチョークスラムにスタークが沈むのはわかりきったことだが、プッシュは続いていることの証でもある。ちなみに彼女のボーイフレンドは親子ほど年の差がある、日本でもゼロワンなどで活躍したトム・ハワードなのだ。


 インディー界の大物ということで先週回で鳴り物入りで試合デビューとなったLAナイトだが、対戦相手が『テイクオーバー』でのプッシュが予想されるブロンソン・リードとなると・・・。

 デビュー2戦目で早くも負けるのかとも思ったのだが、やはり最後はコーナー・トップから巨体のツナミ・スプラッシュが飛んできたのだった。来週のガットレット形式でのバトルロイヤル12名が争い、ジョニー・ガルガノのNXT北米王座に挑戦する。


 パンクラスにも参戦した英国モッズ印のマーティン・ストーンことダニー・バーチの肩を外して半年の長期欠場に追いやったキャリオン・クロスに、志願して相棒の米国シューター、オニー・ローカンがキャリオン・クロスと落し前戦。いい試合になった。ただ、クロスは勝ってもマイク内容は「フィン・ベイラー、お前を許さない」だからローカンはそういう扱いのままに。

 タッグ王座は返上に。『NXT対テイクオーバー』は初日の方で、復帰となるMSKにGYV(グリズルド・ヤング・ベテランズ)、さらにファンタズモ軍の三つ巴戦で新王者決定戦となった。


 フロリダ滞在中のウォルターが、小兵ドレイク・マベリックをぶっ殺すカードも。こうなるんですかねぇ。

 ただ、秒殺戦終わってからの仕込みで予想通りトマソ・チャンパvs.ウォルターの黄金カードが『NXTテイクオーバー』になりそうなことに。

 NXT UK王座戦、これはもう期待していいのだ。


 AEWを見たあとにNXTを見ると、やはりコロナのクラスター発生で参加人数が少ないことが露呈してしまう。女子タッグ王座戦は、ジェシー・カーミアとアリーヤのロバート・ストーン・ブランド組が、ショッツイ・ブラックハート&エンバー・ムーンに挑戦と発表されていたが、ジェシーの替わりにメルセデス・マルティネスということに。もっともメルセデスががんばって一人で試合を成立させていた。

 フィニッシュのエクリプスはタイミングが合ってない。変更があったにせよなんか消化試合扱いになってしまった感は残る。


 KUSHIDAの英語は綺麗なんだが、今回のプロモは日本語で英語テロップに。いずれにせよ日本にも暫く住んでいたジョーダン・デブリン戦だからマニアは大喜びなんだが、ファンタズモ軍が花道に現れてという・・・。


 番組トリは試合ではなくカイル・オライリーとアダム・コールの調印式なんだが、カイルがアップ画面に出せる面構えになっているというか、風格が漂っていた。お互いの言い合いプロモもうまくできていて見ごたえがあったセグメントとなった。


 平均視聴率はAEWが757,000と11,000人減(-1.4%)となり、やはり前週はサンダー・ロサとブリット・ベイカーの女子の大流血戦だけチャンネルを変えた組が多かったことになる。一方のNXTは678,000と約8万人増(+13.6%)になり、コロナのクラスター発生で陣容が少ないままにも関わらず、中身の質の高さが浸透してきている。デモグラフィック的にもNXTは10代の若者層を取り込み始めたようだ。

■ WWE NXT
日時:3月24日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆紫雷イオが次期挑戦者ラケルとの前哨タッグ戦で屈辱の敗戦

 NXT女子王者紫雷イオがゾーイ・スタークとタッグを組んで次期挑戦者ラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイとタッグ戦で激突した。「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」で決定したイオ対ラケルのNXT女子王座戦の前哨戦となったこの試合でイオはダコタにドロップキックや串刺しダブルニーで攻め込むと、ラケルにはランニング・ダブルニーから619、ミサイルドロップキックと連続攻撃を放った。さらにパートナーのゾーイもスプリングボード・ドロップキックや場外へのクロスボディをラケルに放つと試合終盤にはイオがポストに誤爆したラケルに場外へのムーンサルトを放って追い込んだが、ラケルがビックブーツでイオを場外に蹴り飛ばすと持前のパワーで捕まえたゾーイをチョークスラムで沈めて勝利を収めた。

 試合後、イオとラケルがリングで激しく睨み合って火花を散らすも最後はラケルが襲撃したイオをチョークスラムで解説席に叩きつけてKO。その後のインタビューでイオがパワーファイトを展開するラケルを挑戦者に指名した理由を聞かれると「それこそがラケルを選んだ理由だ」と前哨戦に敗れながらも常に強者を求める王者の決意を示した。
 「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」は日本時間4月8日、9日の2日間に渡って行われ、イオ対ラケルのNXT女子王座戦は日本時間4月8日にWWEネットワークで配信される。

◆KUSHIDAがクルーザー級王者デブリンと対戦もファンタズマ軍の妨害で屈辱の敗戦

 KUSHIDAはNXTクルーザー級王者(英国)ジョーダン・デブリンとノンタイトル戦で対戦したが、レガード・デル・ファンタズマの妨害により屈辱の敗戦となった。試合前、KUSHIDAは「勉強させてやるよ。腕一本じゃ済まないぞ!この野郎」とデブリンを挑発すると、試合ではドロップキックやアーム・ブリーカーを決めて攻め込んだ。デブリンが場外へのスプリングボード・ムーンサルトを放つとKUSHIDAもハンドスプリング・エルボー、マサヒロ・タナカからホバーボードロックを狙って白熱の攻防を展開。しかし、試合途中にもう1人のNXTクルーザー級王者(米国)サントス・エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマがステージに姿を現すとKUSHIDAが動揺したデブリンにスーパープレックスからアーム・バーで追い詰めたがロープエスケイプ。

 すると今度はエスコバーらがデブリンを場外で取り囲んで襲撃を狙ったが、KUSHIDAがハンドスプリング・ニールキックで蹴散らすとその隙にデブリンがKUSHIDAを丸め込んで3カウント。試合後、敗れたKUSHIDAは妨害したレガード・デル・ファンタズマに襲い掛かると、リングではNXTクルーザー級王座統一戦が決定しているデブリンとエスコバーが対峙。

 するとそこへショーン・マイケルズが突如現れると意味深にラダーをリングに投げ入れた。さらにNXTではウィリアム・リーガルGMがNXT北米王者ジョニー・ガルガノへの挑戦権をかけた6人によるガントレット戦を「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」で行うことを発表し、次週、KUSHIDAがこのガントレット戦出場者を決める12人バトルロイヤルに出場することが決定した。NXTクルーザー級王座統一戦、NXT北米王座挑戦者決定ガントレット戦が行われる「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」は日本時間4月8日、9日にWWEネットワークで配信される。

◆仲間割れしたアダム・コールとカイル・オライリーが調印式で一触即発

 仲間割れしたジ・アンディスピューテッド・エラのアダム・コールとカイル・オライリーが「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」の調印式で一触即発の舌戦を展開した。ウィリアム・リーガルGMは警備員が取り囲む調印式で「オライリーは負傷しているのでNXTは責任を負わない」と不認可での試合を決定すると、コールは「もうアンディスピューテッド・エラは必要ない。オライリーは2度も王座奪取に失敗して、さらにベイラーを仲間にしようとした。俺はお前とは違う。俺がいなければお前に何も価値はないんだぞ」と感情的にオライリーを非難して契約書にサインした。一方のオライリーは「俺はもう卑怯なことはしたくない。アンディスピューテッド・エラに売った魂を取り戻したいんだ」と正直な気持ちを伝えたが、コールが「死刑執行にサインしろ」と挑発するとオライリーはサインしたペンをコールに投げつけて一触即発となった。「NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー」は日本時間4月8日、9日の2日間に渡って行われ、コール対オライリーの一戦は日本時間4月9日にWWEネットワークで配信される。


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