今日で一区切りのAssemble女子プロレス、最期に魅せた! 「これがWAVEだ!! 」

 コロナ禍で興行が出来なくなった女子プロレス界の救済の為にスタートした『Women’s Pro-Wrestling Assemble』。
 一都三県で緊急事態宣言延長とはなったが、感染対策を施して興行が再開している現状を鑑み、世話役の北斗晶から、
「今日で区切りにします」
と発表された。
 
 コロナ禍の僅かな期間咲いた伝説となりそうな全3回の大会を締めくくったのは、初参戦のWAVEだった。

 くじ引きで桜花由美がメインを引き当てたWAVEが登場すると、旧姓・広田レジーナさくらが
「ボーナストラックだと思ってください」
と自虐的な挨拶で早くも会場はWAVE色に染まる。

 WAVEらしさを堪能してもらう為に選ばれた4WAYマッチ、旧姓・広田レジーナさくらがここぞとばかりに「ボ・ラギノール」を連発し、ロープ渡りは失敗したが、場外の柵を渡り切って拍手喝采。

代表取締役・桜花由美にもお見舞い

 
 中森明菜の『スローモーション』が流れると、レフェリーも含めてが全員動きがゆっくりになる「スローモーションルール」も採用され、最初から最後まで、声出し自粛の客席も堪えきれず大爆笑で終了となった。
この状態からスローモーションに…

笑いと共に、技も披露。宮崎有妃の美麗なムーンサルト


 北斗晶も
「WAVE面白かったね」
と、顔をほころばせる。


 WAVEの4人は終了後の会見でも、
「待ってる間にドンドン化粧が濃くなった」
と、メディアを笑わせてくれた。
 Marvelousの宝山愛デビュー戦に始まって、7試合の激闘が行われたが、最期にWAVE笑劇の大波が総てをさらってAssemble一先ず区切りとなった。

 ワクチンは足りず、一都三県の緊急事態宣言は延長と先の見えないコロナ禍の中、駆け付けた会場の観客と、配信を楽しんだファンが、一時厄災を忘れる幸せな時間が提供された上野恩賜公園には、1足早い桜が咲いていた。

3月9日まで配信チケット購入可能
https://assemble.zaiko.io/_item/336244

■ Women’s Pro-Wrestling Assemble ~Vol.4~
日時:3月6日(土)
会場:東京・上野恩賜公園野外ステージ
観衆:384人(コロナ対策限定人数)

<第1試合 Marvelous新人 宝山愛デビュー戦 15分1本勝負>
〇神童ミコト  
 9分45秒 逆エビ固め
●宝山愛


 今日がデビュー戦となったMarvelousの新鋭、宝山愛。お祖父さんからもフラワースタンドが贈られた。

師である長与千種と

<第2試合 センダイガールズ タッグマッチ 30分1本勝負>
橋本千紘 〇愛海 
 10分27秒 ミサイルキック⇒片エビ固め
DASH・チサコ ●カノン

<第3試合 T-HEARTS 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
堀田祐美子 倉垣翼 ●川畑梨瑚
 17分38秒 シットダウン式チョークスラム⇒片エビ固め
永島千佳世 真琴 〇朱祟花

<第4試合 PURE-J タッグマッチ 30分1本勝負>
LEON ●ライディーン鋼
 10分38秒 路上
〇中森華子 AKARI

<第5試合 SEAdLINNNG タッグマッチ 30分1本勝負>
高橋奈七永 ●花穂ノ利 vs 
 10分02秒 ダブルリストアームサルト
中島安里紗 〇海樹リコ

<第6試合 Marvelous タッグマッチ 30分1本勝負>
●桃野美桜 門倉凛
 13分15秒 スモールパッケージホールド
〇星月芽依 Maria

<第7試合 スターダム タッグマッチ 30分1本勝負>
〇岩谷麻優 スターライト・キッド vs 
 9分26秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
渡辺桃 ●AZM

<メインイベント WAVE 4WAYマッチ 30分1本勝負>
●旧姓・広田レジーナさくら
 11分29秒 ノアール・ランサー・ハイ
〇野崎渚
※あと2人は桜花由美と宮崎有妃

※詳しくは電子書籍版『週刊ファイト』3月18日号に掲載。