逃げないウナギ・サヤカには未来しか見えず 7番勝負で返り討ちした岩谷「昔の自分」と評す スターダム

 バレンタインデーの14日、スターダムが後楽園ホール大会2連戦の2日目を迎えた。

 第4試合ではウナギ・カブキが7番勝負第3戦でスターダムのアイコン岩谷麻優と対戦となる。ウナギは岩谷の攻めにグロッキーとなり、2度に渡って場外エスケープで陥落寸前。それでも闘いから逃げなかったウナギは雄叫びをあげつつ岩谷に向かうことをやめない。岩谷にエルボー連打を見舞っていくウナギからは、未来しか見えなかった。

 これに仁王立ちした岩谷は張り手でウナギをダウンさせ、引き起こしたウナギにツームストーンパイルドライバーを仕掛ける。体勢に入りながらも笑顔かつ右手で手拍子を煽る余裕のままウナギの脳天をマットに突き指す。ドラゴンスープレックスへと移行すると、ウナギは3カウントを聞くしかなかった。

岩谷「楽勝ですよ。でも、自分のキツイ攻めに耐えた。頑張って耐えてた。やってて昔の自分と試合している感じですね。でも、いまは別に眼中にないですし、自分が負けるなんて一切も思わなかったしね。でも、よかったんじゃないかな。(昔の自分に似てるとはどこらへんが?)やられっぱなしの。すぐスタミナ切れちゃって。すごく似てましたね」。

ウナギ「私が、超えたい壁は、とてつもなく高かった。でも、高いほうがこれから先ずっと楽しいので、いつか絶対に超えたいと思います。闘った試合数もそうですし、負けてきた回数も、守るべきものも、圧倒的に麻優さんの方がたくさんあるし、悔しさとか悲しさとかいっぱい知っているので、やっぱり10年は大きいなと」。

 
■ スターダム Go to Budokan STARDOM Valentine Special Day-2
日時:2月14日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール

<第1試合>
〇ゴキゲンです☆(STARS)
 4分21秒 回転エビ固め
●レディ・C(新人)

<第2試合>
〇渡辺桃(Queen’s Quest)
 5分44秒 チキンウイング・フェイスロック
●ルアカ(STARS)

<第3試合>
朱里&●なつぽい(Donna Del Mondo)
 10分30秒 起死回生
刀羅ナツコ&〇鹿島沙希(大江戸隊)

<第4試合/ウナギ・カブキ7番勝負③>
●ウナギ・サヤカ(COSMIC ANGELS)
 12分54秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
〇岩谷麻優(STARS)

<第5試合>
〇AZM(Queen’s Quest)&星月芽依(マーベラス)
 11分6秒 あずみ寿司
キッド&●飯田沙耶(STARS)

<第6試合/スペシャル4WAYバトル>
●林下詩美(Queen’s Quest)
 14分3秒 スタンディング式フランケンシュタイナー⇒エビ固め
〇上谷沙弥(Queen’s Quest)
※あと2人はジュリア(Donna Del Mondo)、中野たむ(COSMIC ANGELS)

<第7試合/ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合>
《王者チーム》●ビー・プレストリー&小波(大江戸隊)
 21分46秒 首固め
《挑戦者チーム》舞華&〇ひめか(Donna Del Mondo)


☆もっとプロレス&格闘技を楽しむ!!
独自目線は「タブロイド」時代からの伝統!! 「WEBで見る本」としての週刊ファイトに引き継がれています。

[ファイトクラブ]髪切り戦で「楽しいひな祭り」拒絶 長与参戦&北斗解説で武道館待ったなし スターダム

[ファイトクラブ]ノア武道館成功-スターダム2連戦-映画WW84とマット界-新日迷走考

☆レポート総ざらいの電子書籍版は毎週金曜発売!!
プロレス&格闘技の最新情報&見解を1冊に凝縮しています。

’21年02月25日号ノア武道館 スターダム連戦 NXT世界最高 新日迷走 映画シュート活字