アリスター・オーフレイムKO負け!マネル・ケイプUFC初陣「ごめんなさい、日本」


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 日本時間2月7日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス18が開催された。メインイベントでアリスター・オーフレイムとアレクサンドル・ボルコフが対戦したヘビー級マッチは、序盤からオーフレイムにプレッシャーをかけていたボルコフが第2ラウンドにノックアウトで勝利を決めた。

 セミメインイベントで実現したコーリー・サンドヘイゲンとフランキー・エドガーのバンタム級マッチは開始早々にサンドヘイゲンの飛び膝蹴りがエドガーにクリーンヒットしてダウン、ノックアウトでの試合終了が告げられた。ライト級のベテラン、マイケル・ジョンソンとクレイ・グイダが試合開始から積極的な闘いを見せる。グイダがテイクダウンからチョークを決めるなど終盤に相手をリードし、全会一致で判定勝ちした。

 フライ級の注目の一戦、5位のアレッシャンドリ・パントージャとこれがUFCデビュー戦となる元RIZINマネル・ケイプとの試合は、1Rはお互いに様子を伺い2Rからペースを上げ、パントージャがテイクダウンを決める。3Rに入ってもケイプが攻撃を続けるが、判定ではパントージャが優勢と見なされ、全会一致で勝利を収めた。

 ライト級10位のディエゴ・フェレイラと同級13位のベニール・ダリウシュとのリマッチは3Rすべてを通して高度な組み技とアグレッシブな打撃の応酬、相手の良さを消す闘いとなり、ダリウシュが優勢となりスプリットデシジョンで勝利を収めた。メインカードの初戦はライトヘビー級のダニーロ・マルケスとマイク・ロドリゲスが対戦。マルケスが1Rは打撃、2Rは寝技とパウンドで攻勢となり、最後はチョークによりこの試合に勝利した。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス18:オーフレイム vs. ボルコフ
日時:現地時間2021年2月6日(土)、日本時間7日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインイベント】
<ヘビー級マッチ 5分5ラウンド>
○アレクサンドル・ボルコフ
 2ラウンド(2分06秒)TKO
●アリスター・オーフレイム

アレクサンドル・ボルコフ
「最高の気分だし、とても興奮している。今回は俺の番だ。ベルトを狙う。ジャブとストライキングはかなりやってきた。レスリングも強化した。スタンディングはいい感じだったし、第2ラウンドか第3ラウンドでフィニッシュできる気がしていたんだ。相手の顔を見ると、かなりカットしていたし、とにかく良いパンチを待っていた。必死にやってきたし、今はとても良い状態。もっとうまくなって、ハードなキャンプをやろうと思っている。当然、ベルトをかけて戦いたい。ヘビー級はこれからいい試合がいくつかあるから、どういう結末になるかを見てみる。自分がどこにはまるのかは見てみないと分からないけど、タイトルに挑戦したい」

【セミメインイベント】
<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○コーリー・サンドヘイゲン
 1ラウンド(0分28秒)KO
●フランキー・エドガー

コーリー・サンドヘイゲン
「やっと自分の実力をみんなに分かってもらえたと思う。格闘技好きのファンには名前を知られていても、カジュアルファンにはまだ認知されてないと思う。このKOでまた自分の株を上げることができたはず。フランキーを倒すことができて嬉しく思う。この試合のハイライトは一生物だね。試合後は正直少し心が痛んだよ。前までは技術面に気をつけて試合をしてきたけど、今度からはいかに相手にダメージを与えるかが重要になってくる。しっかり自分なりに進化して、これからもノックアウトを狙っていくよ」

【メインカード】
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○クレイ・グイダ
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●マイケル・ジョンソン

クレイ・グイダ
「勝ち負けに関係なく俺はいつも“もっと良い試合ができた”と思ってしまう人間だ。テイクダウンを今後はさらに極めていく必要がある。打撃の感触は良かった、あとはしっかり上半身で打撃を避けることを心掛けるようにしたい。ジョンソンの打撃力も相当の威力があったし、お互いに何発も決め合っていた印象だ。シャープな打撃で攻めてくるとは思っていた。俺の作戦はフェンス際に追いやってプレッシャーをかけること。クレイ・グイダらしい破茶滅茶な試合ができたはず。勝てればすべて良しだ。お互い階級にいるほとんどのファイターと戦ってきた。この段階でランキングを気にするのは意味のない話だ。まだまだ今後もUFCで記録を作っていくつもりだ」

<フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○アレクサンドル・パントーハ
 判定3-0(29-28、30-27、29-28)
●マネル・ケイプ

アレクサンドル・パントーハ
「マネルが素晴らしいファイターなのは分かっていたけど、他の団体とUFCのレベルの違いを示す必要があった。第1ラウンドでは相手も緊張していたように見えた。マネルは今後もUFCで良い試合を重ねていくだろう。自分としては今回もまたタフな選手と試合ができてうれしく思う。自分の打撃技術には自信があるし、ムエタイの経験も柔術の経験も十分にある。フライ級トップのファイターと今後ももっと試合をしていきたい」

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ベニール・ダリウシュ
 判定2-1(28-29、28-29、29-28)
●ディエゴ・フェレイラ

ベニール・ダリウシュ
「激闘だった。相手が良い打撃をしてきたのは第2ラウンドだったと思う。連勝して何かに値すると思う限り、何も値しないということを人生で学んだよ。試合においてもだ。マックス・ホロウェイはタイトルを取る前に10連勝した。ここに座って対戦相手をお願いするつもりはない。それはもう終わったんだ。ここに座って“次は誰だ”と言うつもりさ。誰でも歓迎するよ。どのラウンドも接戦だった。ハイペースを維持して相手もそれに応えていた。俺の目標はハイペースを保って相手がダウンすることだったけれど、奴はずっと戦い続けた。信じられないよ。俺はいつもあんな風に相手をダウンさせているのに、彼はそうならなかった。もっとパワーがあった。3ラウンド目は、ちょっとスローだと思っていたけれど、ずっと維持できるし、持ち直せたよ。3ラウンド目で調子が上がってテイクダウンを奪った
けれど、相手に返されてしまった。少し怠けてしまった。もっと長い試合の方がいい。勉強になるから。フィニッシュもいいけど、3ラウンド通しの試合は特別なものさ」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド?
○ダニーロ・マルケス
 2ラウンド(4分52秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)
●マイク・ロドリゲス

ダニーロ・マルケス
「俺は常に改善を目指している。今回は前回よりも良くなった。自分にとって大切なのはそういうことさ。次の試合に向けてまた良くなると思う。マイク・ロドリゲスは良いストライカーだ。それは分かっていた。だから相手をグラウンドに持ち込んでフィニッシュするトレーニングをした。ただトレーニング通り動くことに集中した。動き続けてあきらめなかった。1ラウンドで3回、4回、5回と相手をマットに倒さないといけないとしても、俺はそうしただろうね。そのために訓練したんだ。ただ次のステップを考えている。俺にとっての次のステップは、家族と一緒に1週間休むこと。それからジムに戻ってトレーニングを続ける。この試合を10回、15回と見直して、修正して、より良い試合をしていきたいと思う」


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