今週土曜日に迫った『RISE103』の全試合順が決定した。メインは現ヘビー級王者の清水賢吾が初参戦の桜木裕司を迎え撃つ重量級ファイトに。またセミファイナルでは、RISE65kg級を長らく牽引し、約2年2カ月振りに復帰する菅原勇介が登場。
RISE×SBの次世代エース候補対決として注目される、野辺広大vs.海人の一戦は休憩明けの第6試合となる。
メインイベントに出場する清水、桜木から事前コメントが届いた。
桜木裕司 インタビュー事前『清水選手と言う一番強い奴だったんで、もうこれは即答で』
–試合まであと1週間ぐらいになってきましたね。
「だいぶ追い込みも落ち着いてきて、少しずつキックボクシングに慣れ始めたかなと。」
–キックボクシングの試合はNO KICK NO LIFEの松本哉朗選手との試合以来1年ぶりですよね?
「そうですね。あの時は開始すぐのファーストコンタクトで腕の尺骨が折れちゃったんで、ヤバいって思ってバレないようにってやってましたね。」
–あの時は試合中に折れてしまったんですよね。
「あいさつ代わりの蹴りをパンって手で弾いたら折れちゃって。」
–その後、怪我が治って、また総合の試合から復帰したんですよね。
「その1カ月後にロシアの試合で同じ所を折っちゃって、12月のパンクラスまで期間が空いてしまいましたね。」
–その復帰戦となったパンクラスでのKO劇はお見事でした。今回、RISEへは初参戦ですが、総合の試合でも打撃は得意ですか?
「そうですね。元々僕は立ち技の極真空手から始まって、目黒藤本ジムでキックボクシング、掣圏道と続いているので、立ち技が根本にあります。」
–ご自身の中で、得意技はなんでしょうか?
「佐山先生に教えて頂いたロシアンフックが自分の唯一の武器ですね。」
–その、ロシアンフックを教えた佐山サトル先生に出会ったきっかけを教えて頂けますか?
「元々、空手の時からプロ志向で、空手からキックボクシングに転向して目黒藤本ジムで練習していた時に、藤本先生に総合もやりたいと言ったら、同じ山口県出身の佐山先生を紹介して頂きました。
佐山先生も当時、日本人の選手を探していたみたいでして、トントン拍子に話が進みました。その時はリングスを受けようか、Uインター、キングダム、パンクラスを受けようかと思っていたので。もうコレはと思いまして佐山先生に付いていくことを決めましたね。」
–また今回、参戦を決めた理由を教えて下さい。
「やっぱり対戦相手の清水選手ですね。GLORYでもトーナメントで優勝してますし、現ヘビー級王者で。正直、中途半端な選手だったら、今さら キックボクシングなんてって思いもあるし、やるつもりはなかったんで。でも一番強い奴だったんで、もうこれは即答で。」
–そんな清水選手の印象はいかがですか?
「自分の元々居た極真空手でも日本人として顔面有りのキックボクシングに特化して、唯一チャンピオンになった選手なので。実際、試合も見た事ありますし、やっぱりハイキックですね。」
–今回は久しぶりの立ち技の試合ですが、どのような練習をしていますか?
「正直、今さら僕がキックボクシングを覚えようとした所でもう間に合わないのもわかってますし、それに合わせた所で後手後手に回ってしまうんで。 逆に今までやってきてる物を出すだけですね。
やっぱり今回、僕はキックボクシングをやるつもりは無いので、武士道として掣圏真陰流の“居合”っていうのもやってますんで。“居合”っていうの は呼吸を読んだり、タイミングを読んだりっていう。
剣術の戦いでも、格闘技に共通する呼吸の問題は、今回の試合で僕自身大事にしていきたいなと思ってます。まぁ合う合わないとかもあるんですけど、 相手側のリズムに飲まれちゃったらダメなので、お互い自分のリズムで戦おうとしてるので、お互いがいかに相手のリズムを崩していくっていうのが勝負になるのかなと。」
–桜木選手の中で試合の自信は?
「自分の培ってきたもの以外は無いので、勝つ気が無ければ試合を承諾しませんし、相手が強ければ強いほど自分が燃え上がってくるんで。この年になると誰をやるかっていう、ただ、アマチュアの選手と試合をこなすっていうのじゃ僕自身が燃え上がってこないんで。そういった所では、清水選手は チャンピオンですし、プロの中のプロですし挑んでいきたいなと思います。」
–今回の試合はどうなるでしょうか?
「いやぁ、清水選手は非常に厳しいとは思いますけど、その厳しさの中に針の穴ほどの隙を見つけて、一撃を入れられるかだと思います。」
清水賢吾 事前インタビュー『もし刺し違える事になってても最後は僕が勝ってる』
–試合までもう少しです。コンディションはいかがですか?
「やっぱり今が一番疲れてる時期なんですけど、練習自体は年末年始休まずやってきていたので。大晦日も元旦も休まずやっていました。
ただ、毎年なので慣れたというか、逆に何もやってないと不安になってしまうので、体動かしてる方が気持ち的には良いですね。」
–前回11月の試合は、見事なKO勝ちでした。予告通りパンチでのKOでした。
「試合前に相手の映像を見れなくて、どういう選手かわからなくて最初は警戒していました。結構蹴りは強かったですけど、パンチは当たりそうだなと いうのはあったんで、パンチで狙ってそれで倒せたので良かったです。ムエタイスタイルで来るかなと思ったんですけど、ガンガン来て、背も大きかったですしちょっとやり づらかったですね。」
–見ていて危なそうなシーンもありましたが。
「僕の試合は大体ああなるので(笑)。まぁ、そうなっても僕の試合を見てる人は心配しないそうです(笑)。」
–蹴りでのKOが多かったのですが、前回はパンチで倒す事ができました。そこは自信になりましたか?
「そうですね。蹴りのイメージがついてると思うので、パンチでも倒せる所を見せたかったんですけど。パンチはずっとやってたんで。そんなスカっと する倒し方じゃなかったんですけど、手応えはありました。しっかりガツンと手応えはあったので。」
–そして2015年一発目の試合となります。対戦相手の桜木選手の印象は?
「何回か試合を見た事があって、印象としては武道家という印象ですね。入場の時も刀を持って入場したりしてて。
昔、極真をやってたみたいなんですけど、武道家だなと。試合の方は、松本選手とやった試合も見たんですけど、パンチが強いなという印象です。
菊田選手との試合では結構ケンカみたいなのが強いのかなと。普通のキックボクサーとはパンチの軌道も違うとは思うんですけど、蹴りは当たると思うんで、しっかり蹴ってパンチをもらわないようにしたいです。」
–桜木選手を武道家とおっしゃってましたが、ご自身も空手家であり今回は武道家同士、男と男の戦いですね。
「すごい気持ちの強い選手だと思うんですけど、自分も気持ちは負けないと思うので。もし刺し違える事になってても、最後は僕が勝ってると思いま す。倒れるのは相手の方ですね。」
–今回はどんな戦いを見せたいですか?
「2015年一発目のメインなので、2015年のRISEが勢いづくようにスカっとしたKO勝ちをしたいですね。」
–去年は2014年ナンバーシリーズをメインで締めて、今年はスタートの大会をメインで迎えます。
「去年、チャンピオンなのにマグナム選手に負けてしまって…。次、負けるような事があったら返上しないといけないと思うので、チャンピオンらしく 堂々とした試合をしてしっかり勝ちたいですね。」
–今年、2015年をどんな年にしたいですか?
「まぁBLADEも始まって、そこで強豪選手と戦いたいという気持ちもありますし。とにかく2015年はどんな試合でも“全勝”というのを目標に しているので。どの大会に出ても誰が相手でも“全勝”でいけるように頑張りたいです。」
–意気込みをお願いします。
「2015年最初のRISE、メインでしっかり僕がKOで締めます。RISEのヘビー級チャンピオンとして、しっかり桜木選手をKOで倒したいと 思います!」
■ RISE 103(ライズ ワンオースリー)
主催 RISEクリエーション株式会社
認定 RISEコミッション
日時 2015年1月24日(土) 開場17時15分/開始17時30分(予定)
会場 後楽園ホール(東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル5F)
入場料金:VIP席 ¥12,000-(パンフレット付き)、SRS席 ¥9,000-(パンフレット付き)、RS席 ¥7,000-、S席 ¥6,000-、A席 ¥5,000-、B席 ¥4,000-
※当日券は各500円アップ/未就学児は保護者膝上に限り無料
チケット販売所 ※12月23日(祝火)より発売開始
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999 http://pia.jp/t/(Pコード828-046)※ぴあカウンター、サークルK、サンクス、セブンイレブン各店
・ローソンチケット TEL:0570-084-003 http://l-tike.com/(Lコード36833)※ローソン店頭ロッピーにて
・イープラス=http://eplus.jp/battle/(携帯&パソコン同じアドレス)※ファミリーマート各店
・RISEクリエーション 03-5319-1860
・後楽園ホール 03-5800-9999
問い合わせ RISEクリエーション 03-5319-1860
オフィシャルホームページ
オフィシャルFacebook
【RISE103 試合順】
<メインイベント SuperFight! -92kg契約 3分3R延長1R>
清水賢吾(極真会館/第3代ヘビー級王者)
桜木裕司(掣圏会館/WAFCパンクラチオン世界無差別級王者、UKFキックインターナショナル ヘビー級王者)
<セミファイナル スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R>
菅原勇介(TARGET/同級5位、元J-NETWORKスーパーライト級王者)
Hideki(team gloria)
<第7試合 第3代ライト級(-63kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R>
藤田雄也(極真会館/同級6位、2012年RISING ROOKES CUPライト級優勝)
仲江川裕人(フリー/同級7位、KAMINARIMON CLIMAX’07 65㎏級優勝)
<第6試合 -62kg契約 3分3R延長1R>
野辺広大(1-siam gym/スーパーフェザー級4位)
海 人(立志會館/SB日本ライト級1位)
<休 憩>
<第5試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
津田鉄平(新宿レフティージム/同級8位)
梅原タカユキ(TARGET/2008年RISING ROOKIES CUPバンタム級準優勝)
<第4試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
佐野貴信(創心會/同級9位、2013年KAMINARIMON全日本大会60kg級優勝・MVP選手)
永井健太朗(KickBox)
<第3試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R>
木野 翔(T-KIX GYM/同級8位、2014年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝)
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラ葛西)
<第2試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R>
倉科大地(藤原ジム)
村山智耶(HAYATO GYM/2014年KAMINARIMONトーナメント60kg級優勝)
<第1試合 ライト級(-63kg)3分3R>
潔 人(リアルディール)
橋本正城(LA GYM JAPAN/KAMINARIMON全日本大会60kg級優勝)
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