[ファイトクラブ]盗撮犯逮捕お手柄にYouTubeプロレス準備のスペル・デルフィン師匠

[週刊ファイト12月31日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼盗撮犯逮捕お手柄にYouTubeプロレス準備のスペル・デルフィン師匠
 photo & text by タダシ☆タナカ
・和泉府中駅で盗撮犯を私人逮捕も、選挙中だったので表彰もされず・・・
・乞うご期待!斬新なコンセプトの「YouTubeプロレス日本」旗揚げ企画
・「隔離される不都合あるが、警戒レベル上げすぎ」とのコロナ自論展開


 スペル・デルフィン(以降、師匠と表記)とはネット媒体として新装開店した初期、2017年2月にも電子書籍『草間政一&スペル・デルフィン「プロレス界改革宣言」』が上梓されている長い付き合いになる。そもそも発売当初の販売システムから弊社は4度も変更があり、その期に乗じて引っ込めたタイトルも多数あった。ところがこの作品は今読み直しても古さがまったくないこともあり、いわゆる電子書籍ビューワーを介さず、パソコンを買い替えようが永久保存が可能になった普通のPDF閲覧による現在の【見る本電子書籍】システムに変更となっても、表紙画像とかのアップロードからわざわざやり直してある。残しておく価値ありと踏んだからに他ならない。

すでに旧版で購入されたとしてもお値段据え置きのままわずか315円。新PDFでの再購入推奨!

 弊社刊行作の宣伝はさておき、師匠はすこぶる元気だった。「先週の水曜日にも大仁田厚や藤原喜明も参戦する大会に出た。東京に行った」というので調べてみたら、12・9エンタメ業界超戦士頂上バトル激烈開幕『爆裂忘年会2020』新宿FACE大会のことだった。

 当然のごとく、政治家でもあるから話はコロナの猛威から。インタビューは素顔でやり、あくまで写真はあとからのオモテ用なんだが、覆面選手としてのマスクのみならず、黒のマスクも着用してくれて、「そうしないとうるさいクレーム付けてくる輩がいるから」とのこと。さりげなく自家製であり、黒にワンポイントでデルフィンが白く浮かび上がっているデザインのもの。「それ格好イイから欲しい」と言うのを忘れたよ(笑)。あとで物販テーブルに行く時間もなかったのだが、決まっていると思った。

和泉府中駅で盗撮犯を私人逮捕も、選挙中だったので表彰もされず・・・

 インタビューの順番を変えて先に、大阪府和泉市議選(2020年9月6日告示、13日投開票)で当選、3選を果たしたのであるが、そのキャンペーン期間の9月11日、お手柄ニュースがあったのに広く紹介されてない件から。なにしろ朝の7時半頃、駅前に立って覆面かぶってればアピールになると街頭に立っていたら、「捕まえて!」との女性の悲鳴が・・・。スカート中を狙う盗撮犯だったようでダッシュして捕まえ捕獲成功、「覆面姿タスキ姿の私を見て、すぐ観念したので110番しました」とのことだ。
 ところが、まさに選挙期間中のことであり、「やらせなんじゃないか?」とあらぬ嫌疑がかけられるは、普通なら表彰されてもおかしくないお手柄なのに、新聞社も逮捕を取り上げてくれない。
 仕方なく東スポに話を持ち込み記事にはなったものの、正直、記者も見落としていたのか今回本人から聞かされるまで知らなかった事件である。安易にお手柄ニュースを取り上げようとしない一般紙の態度がわからないわけではないが、それにしてもプロレスラーだから「やらせ」というのも酷い話である。紛れもなく本当にあった話なのだった。

 また、通りすがりからみたら、上記写真のように「スペル・デルフィンがなにやら警察沙汰になっている」と思われた誤認もあったようだ。そりゃ覆面レスラーが警察に囲まれていたら「何かしでかしたのか?」となるのも無理ない。
 但し、ご心配なく。「私人逮捕」は現行犯逮捕でのみ認められているお手柄の事実が伝わると、師匠の勇気ある行動に「さすがデルフィンさん格好いいぜ!」、「プロレスラーの鑑ですね」と称賛に変わるもの今のSNS時代である。

 そんなお手柄ニュースがなくとも本名・脇田洋人(52歳)さんは無事当選、現在3期目を務めている。また、和泉市議員の活動でわかりやすいのを紹介するなら、上記写真は師匠から後日いただいたものだが、「宮本武蔵」x「キャプテン・ハーロック」ということで、松本零士さんデザインの銅像を設置したのも師匠の提案・推進者なのだった。もっともこの和泉中央駅にあった銅像、何度か壊される被害にあい、現在はガラスケースに入れられているのだが・・・。

 ちなみに、デザインは松本零士でも、実際の銅像を彫刻するというのか、それを手掛けたのが愛媛県在住の職人さんなのだ。愛媛プロレスのキューティ・エリー代表とは知り合ってはいたが、この件もありますますパイプが強固に。こうして師匠は、ビックマッチの常連というか、もはや顧問なのである。これはインタビュー中に出たこぼれ話ではなく、「そんなことまで書くな」と怒られてしまいそうなんだが、別途聞いた話によるとコスチューム一式をロッカーに置いているらしい。
 いずれにせよ、愛媛プロレスは軸があるというか、地元出身の選手が中心なのはローカル団体として当然なれど、師匠のような重鎮がレギュラー参戦していることは、いかに組織がしっかりしているかの証明であろう。

乞うご期待!斬新なコンセプトの「YouTubeプロレス日本」旗揚げ企画

 現段階で、どこまで活字にしていいのか不明なのだが、「YouTubeプロレス」を旗上げすると聞いて、最初はなんのこっちゃ?と思ったのだが・・・。

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