Assemble vol.2満員御礼! メインを締めた世志琥咆哮「女子プロレス界のトップは世志琥!!」

 前回に続いて満員札止め、急遽決定した生配信に海外からのチケット購入が驚くほど多かったという『Women’s Pro-Wrestling Assemble 〜vol.2〜』上野恩賜公園野外ステージ大会。
 前回同様くじ引きでカード順を決める事になり、メインはSEAdLINNNGの高橋奈七永が引き当てた。

 記念すべき第1回大会のメインでは、Marvelousのエース彩羽匠が桃野美桜に丸め込まれる波乱。その結果に彩羽匠は
「Marvelousが1番じゃないですか」
と胸を張ったが、第2回大会のメインは、SEAdLINNNGの、というか女子プロレス界を代表する3選手に独り混じった新人・花穂ノ利が玉砕。

 決め技は片エビ固めだが、終盤、松本浩代&世志琥組の波状攻撃に晒された花穂ノ利は鼻から大量出血、壮絶なKO劇と言っていい。
 スーパーヘビー級の攻めを受けきった花穂ノ利を労った世志琥は、試合後に他団体のレスラーが撤収を行う中で行った会見で
「女子プロレス界のトップは世志琥だよ!!」
と、周囲に響き渡る声で宣言した。

 16:00には第0試合開始というこの日の客席はやはり、平成でも東京ドームでもなく、極悪同盟やクラッシュギャルズに熱狂した昭和の古参のファンが圧倒的多数を占めていた。

 一番のお目当てはこの並び、というのが現実ではある。
 だがSEAdLINNNGの激闘へのどよめきは、世志琥達が最強の想い出に確かな爪痕を遺した証だった。


※詳しくは電子書籍版『週刊ファイト』12月3日号と、有料ページ『ファイトクラブ』にて掲載予定。 
 
■ Women’s Pro-Wrestling Assemble 〜vol.2〜
日時:11月20日(金) 第0試合開始16:00 本戦開始17:00
会場:東京・上野恩賜公園野外ステージ
観衆:600人(コロナ対策限定・満員札止め=主催者発表)

 ここ数日の感染拡大で
「キャンセル続出も覚悟した」
という代表の北斗晶だが、徹底した感染対策に奔走し、満員札止めの客席に安堵の表情。
「気になった選手は?」
との質問に、物販の対応などでほとんど見れなかったと前置きしながら
「いたけれど、名前を出すと立場上良くない」
と封印。各団体への配慮を滲ませた。
 
<第0試合-1:Up-and-Coming Edition マーベラス シングルマッチ 10分1本勝負>
△桃野美桜
 10分00秒 時間切れ引き分け
△星月芽依

<第0試合-2:Up-and-Coming Edition PURE-J シングルマッチ 10分1本勝負>
〇AKARI
 5分56秒 ムイビエン 
●大空ちえ

<第0試合-3:シUp-and-Coming Edition センダイガールズ シングルマッチ 10分1本勝負>
〇岡優里佳 
 4分07秒 オカロック
●金子夏穂

<第1試合 センダイガールズ タッグマッチ 30分1本勝負>
橋本千紘 〇DASH・チサコ vs 
 9分14秒 ホルモンスプラッシュ⇒片エビ固め
愛海 ●岡優里佳

<第2試合 マーベラス 6人タッグマッチ 30分1本勝負>
渡辺智子 〇響 Maria 
 17分00秒 スモールパッケージホールド
門倉凛 マーシャ・スラモビッチ ●神童ミコト

<第3試合 T-HEARTS タッグマッチ 30分1本勝負
〇Sareee 安納サオリ 
 12分44秒 ジャーマンスープレックスホールド
朱祟花 ●川畑梨瑚

<第4試合 Hall of Fame Edition〜特別試合〜 30分1本勝負>
ジャガー横田 〇長与千種 伊藤薫 
 9分43秒 ランニングスリー⇒体固め
ダンプ松本 堀田祐美子 ●KAORU

<第5試合 PURE-J シングルマッチ 30分1本勝負>
〇中森華子 
 8分49秒 鎮魂歌ドライバー⇒エビ固め
●KAZUKI

<第6試合 OZアカデミー タッグマッチ 30分1本勝負>
〇アジャコング 米山香織 
 8分26秒 ダイビングエルボードロップ⇒体固め
加藤園子 ●小林香萌●

<第7試合 スターダム タッグマッチ 30分1本勝負>
AZM 〇上谷沙弥
 10分32秒 フェニックス・スプラッシュ⇒片エビ固め
スターライト・キッド ●飯田沙耶

<第8試合 SEAdLINNNG タッグマッチ 30分1本勝負>
〇世志琥 松本浩代
 13分19秒 ダイビングセントーン⇒片エビ固め
中島安里紗 ●花穂ノ利

 なお、1月31日(日)14:00〜同じく上野恩賜公園野外ステージでの大会が発表されている。新人選手のシングルマッチ10試合他を予定。