Bellator 251とBrave CF 44、MMA二大会!


(C)Bellator

 11月5日(現地時間)にコネチカット州アンカスビルで『Bellator 251: Manhoef vs. Anderson』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会のメインは桜庭和志を豪快にKOした事で日本でも人気の高いメルヴィン・マヌーフがコーリー・アンダーソンと対戦した。勝っても負けてもガンガン打ち合うファイトスタイルのマヌーフは人気は高いものの、相手のアンダーソンはレスリング、オールアメリカンで、TUF17のライトヘビー級トーナメント優勝、UFCでもランカーとして活躍しており、今回ベラトールに移籍してきた実力者だ。従って下馬評もアンダーソンが圧倒しており、試合もそのままの結果となった。スタンドでもプレッシャーをかけるアンダーソンがテイクダウンしてグランドでパウンド連打。2Rも同じような展開でグランドで上から鉄鎚、そして肘打ちを連打、レフェリーも遂にストップをかけて、アンダーソンがTKO勝利で完勝した。

■ Bellator 251: Manhoef vs. Anderson
日時:2020年11月5日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国コネチカット州アンカスビル

<ライトヘビー級>
○コーリー・アンダーソン(米国)
 2R 2分34秒 TKO
●メルヴィン・マヌーフ(オランダ)

<ヘビー級>
○タイレル・フォーチュン(米国)
 判定 3-0
●サッド・ソウマ(米国)

<ミドル級>
○オースチン・ヴェンダーフォード(米国)
 判定 3-0
●ヴィニシウス・ジジェスス(ブラジル)

<ウェルター級>
○デレック・アンダーソン(米国)
 1R 4分27秒 KO
●キリス・モタ(ブラジル)

<ライト級>
○ジョージ・カラキャニャン(米国)
 判定 2-1
●ブライス・ローガン(米国)

<ライトヘビー級>
○ジュリアス・アンリカス(リトアニア)
 判定 3-0
●アレックス・ポリジィ(米国)

<女子ストロー級>
○スミコ・イナバ(米国)
 1R 4分59秒 TKO
●ジェシカ・ルイーズ(米国)


(C)Brave CF

 11月5日(現地時間)にバーレーン王国リファーで『Brave CF 44』が開催された。
 Brave CFは2016年9月23日にシェイク・ハリド・ビン・ハマッド・アル・ハリファ王子(バーレーン王国)によって設立されたMMA団体。元々はハリファ王子が設立したバーレーン最大のMMAチーム『KHK MMA』を母体として生まれている。豊富な資金で世界各国のファイターを参戦させ、定期的に大会を開催している。
 今大会のメインではライト級王座戦が組まれ、王者クレイトン・シウバがアミン・アユブの挑戦を受けた。下馬評では王者シウバが圧倒していたのだが、試合はアユブが圧倒。最後はシウバを金網に追い込んでパンチラッシュで遂にシウバが崩れ落ちるようにダウン。レフェリーがストップし、アユブがTKO勝利で新王者に輝いた。

■ Brave CF 42
日時:2020年11月5日(現地時間)
会場:バーレーン王国リファー

<ライト級王座タイトルマッチ>
○アミン・アユブ(フランス/挑戦者)
 4R 1分23秒 TKO
●クレイトン・シウバ(ブラジル/王者)

<80キロ契約>
○アブドゥル・アブゥラギモフ(フランス)
 1R 2分15秒 肩固め
●ルイス・グリスマン(デンマーク)

<ライト級>
○ロランド・ディ(フィリピン)
 判定 3-0
●ジョン・ブレウィン(ニュージーランド)

<ミドル級>
○ミズワディレ・ハロンワ(南アフリカ)
 2R 5分00秒 TKO
●ドミニク・ショーバー(オーストリア)

<バンタム級>
○ビア・シュテピン(カザフスタン)
 1R 5分00秒 TKO
●ジェルソン・ペレイラ(ブラジル)