16日、新日本プロレスが「G1クライマックス」ファイナルとなる両国国技館3連戦の初日を迎えた。
第4試合はオカダ・カズチカとウィル・オスプレイのユニット・ケイオス内対決となる。今年になってヘビー級に本格転向したオスプレイを、オカダは弟分ではなく強敵と認識しての一戦だった。オカダにスキはなく、オスプレイの得意技を受けきった上でのマネークリップで勝利をつかもうとしていた。そこに現れたのは女子プロレス・スターダムのビー・プレストリーだ。オスプレイとは恋人同士で揃って日本在住であるが、あろうことかリングに乱入してしまう。すると、戸惑いながら注意するレフェリーのブラインドを突いて、リングの逆サイドからもう一人の乱入者が。2018年6月に渡英してオーカーン(グレート-O-カーン)に変貌した岡倫之ではないか。
オーカーンは変形チョークスラムでオカダをKO。この流れを受けたオスプレイはオカダにストームブレイカーで3カウントを奪取する。これだけでは終わらず、同ユニットであるはずのオカダにオスプレイはヒドゥン・ブレイド(バックエルボー)を見舞って反旗を翻した。
2018年1月にオカダは三森すずこさんとの交際を宣言、2019年に結婚した。当時の岡は「最強のラブライバー」の異名があり、三森さんがアニメ「ラブライブ!」で声優を務めたキャラクター「園田海未」のファンを公言していた。三森さんを“奪われた”ことでファンからは「ヒールターンしてオカダにリベンジを」との声が続出していたが、ここに来て現実(!?)に。恋人同伴のオスプレイと結託のサプライズでG1両国初日は大荒れとなっている。
■ 新日本プロレス レックPresents G1 CLIMAX 30
日時:10月16日(金)18:30
会場:東京・両国国技館 観衆2863人(主催者発表)
<第1試合>
○辻陽太
6分52秒 逆エビ固め
●ゲイブリエル・キッド
▼「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦
<第2試合>
[1勝8敗=2点]
○高橋裕二郎
10分30秒 ピンプジュース⇒体固め
●ジェフ・コブ
[4勝5敗=8点]
<第3試合>
[4勝5敗=8点]
○鷹木信悟
12分29秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
●鈴木みのる
[3勝6敗=6点]
<第4試合>
[6勝3敗=12点]
○ウィル・オスプレイ
17分04秒 ストームブレイカー⇒片エビ固め
●オカダ・カズチカ
[6勝3敗=12点]
<第5試合>
[7勝2敗=14点]
○飯伏幸太
17分12秒 カミゴェ⇒体固め
●タイチ
[4勝5敗=8点]
<第6試合>
[4勝5敗=8点]
○石井智宏
24分35秒 垂直落下式ブレーンバスター⇒エビ固め
●ジェイ・ホワイト
[6勝3敗=12点]
※この結果により飯伏の決勝進出が決定
「G1クライマックス」両国国技館大会3連戦レポート&シリーズ総括は週刊ファイト10月29日号(10月23日発売分)に収録されました。