ベラトール初のフランス大会!シーク・コンゴ敗れる!Bellator 248



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 10月10日(現地時間)にフランス共和国パリで『Bellator 248: Kongo vs. Johnson 2n』が開催された。
 BELLATOR(ベラトール)は、アメリカを本拠地として2009年に設立された、総合格闘技団体。本国アメリカでは「スパイクTV」で放送され、設立わずか7年で世界第2位の団体に上り詰めた。ド派手な演出やファンの心を鷲掴みにするマッチメイクは、スポーツライクな路線を突き進む他のプロモーションとは一線を画している。
 今大会はベラトール初のフランス大会であり、メジャーMMA団体初のフランスMMA大会でもある記念すべき大会となった。メインは地元フランスのシーク・コンゴ(アフリカ系移民)が凱旋試合でティム・ジョンソンと対戦した。コンゴはキックボクシングとMMAの二刀流でフランス人ファイターとして草分け的な存在。UFC、ベラトールというメジャーMMA団体を渡り歩いて活躍しており、ジョンソンとは過去に一度対戦して、コンゴがKO勝ちしている。試合はフランス国歌で入場してきたコンゴだが、先にテイクダウンを奪って上から殴り続けるのはジョンソンだった。その後もジョンソンがグランドで上を奪う展開となり、コンゴも2Rには逆にテイクダウンを奪うものの、その後はジョンソンに金網に押し込まれる展開もあり、僅差でジョンソンが勝利。コンゴは地元フランスという事で気負い過ぎたのか、本領を発揮できなかった。
 また二部構成の大会だったので第一部のメインはMPVことマイケル・ペイジが登場し、ロス・ヒューストンと対戦した。当然、ペイジにはKOか一本が期待されたが、1Rには逆にヒューストンにテイクダウンを奪われてしまう。2、3Rにはテイクダウンを奪い返してグランドで上から攻める展開も見せたものの、そのまま判定決着となり、ペイジの判定勝ち。勝利はつかんだものの、期待には応えられなかった。

■ Bellator 248: Kongo vs. Johnson 2
日時:2020年10月10日(現地時間)
会場:フランス共和国パリ

<ヘビー級>
○ティム・ジョンソン(米国)
 判定 2-1
●シーク・コンゴ(フランス)

<フェザー級>
○ソウル・ロジャース(英国)
 1R 4分38秒 リアネイキドチョーク
●アルビ・メジドフ(オーストリア)

<ウェルター級>
○マイケル・ペイジ(英国)
 判定 3-0
●ロス・ヒューストン(英国)

<ウェルター級>
○オリバー・エンキャンプ(スウェーデン)
 1R 4分10秒 ジャパニーズネクタイ
●エマニュエル・ダワ(フランス)

<160ポンド契約>
○アラン・オマー(ドイツ)
 1R 1分46秒 TKO
●ライアン・スコープ(英国)