5日、全日本プロレスが『2020 Champion Carnival』最終戦を後楽園ホールにて開催した。
優勝決定戦はAブロック全勝のゼウスとBブロック代表・宮原健斗の顔合わせとなる。試合開始からパワフルにゼウスが攻め立てて、いきなり三沢式フェイスロックの体勢に。ここ一番の闘いのバリエーションがある宮原は場外戦で立て直す。宮原は観客を巻き込んでの三三七拍子で有利な環境を模索するも、ぶっこ抜き流雪崩式ブレーンバスターなどのゼウスのパワー殺法に手を焼いた。それでも宮原はブラックアウト連射からのシャットダウンスープレックスを放つ。これを意地のカウント2で返したゼウスが、バイセップス・エクスプロージョン2発からのジャックハマー。宮原を突破して悲願のカーニバル初優勝を果たしている。
覇者には10・17大阪大会での三冠ヘビー級戦への挑戦が約束されていた。かつて戴冠した地であり、地元ともなる大阪でのチャレンジ。ゼウスは「有利です。今の流れは自分にあるんじゃないかと。三冠まで勝つことしか考えてないです」とコメントを出す。すでに地元大阪での三冠再戴冠に照準を定めていた。
■ 全日本プロレス 2020 Champion Carnival 最終戦
日時:10月5日(月)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆619人(主催者発表)
<オープニング>
故・アニマル・ウォリアー氏追悼セレモニー
<第1試合/世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦>
青柳亮生
●ブラックめんそーれ
大森隆男
5分51秒 孤高の芸術⇒片エビ固め
TAJIRI
〇岩本煌史
ジェイク・リー
<第2試合>
〇土方隆司
西村修
4分33秒 腕ひしぎ逆十字固め
●本田竜輝
佐藤光留
<第3試合>
大門寺崇
●石切
崔領二
9分35秒 セイバーチョップ⇒体固め
〇力
岡田佑介
ヨシタツ
<第4試合>
〇ライジングHAYATO
フランシスコ・アキラ
黒潮“イケメン”二郎
4分59秒 ジャックナイフ式エビ固め
UTAMARO
入江茂弘
●イザナギ
<第5試合>
大森北斗
〇羆嵐
芦野祥太郎
12分42秒 ダイビングセントーン⇒体固め
●田村男児
石川修司
諏訪魔
<第6試合>
●土肥こうじ
10分53秒 エンドゲーム
〇青柳優馬
<第7試合/「2020 Champion Carnival」優勝決定戦>
[Bブロック1位]
●宮原健斗
31分05秒 ジャックハマー⇒片エビ固め
〇ゼウス
[Aブロック1位]
※ゼウスが初優勝
プロレス最新情報と見解を電子書籍で読む。