Women’s Pro-Wrestling Assemble メインは彩羽匠が桃野美桜に丸め込まれて大団円!!

「女子プロレス団体が集まり、女子プロレスの生き残りをかけて力を合わせ闘って行く」との主旨で立ち上げられたWomen’s Pro-Wrestling Assemble第1弾興行がいよいよスタートした。
 
 多団体のメインイベンターが集結し、どのカードがメインでもおかしくないというマッチメイクだけに、試合順は当日に抽選で決定。
 その結果、メインイベントを引き当てたのは長与千種、Marvelous。

 そのメインの6人タッグでは、絶対エース彩羽匠が、キックの連打で追い込んだ後輩の桃野美桜に丸め込まれ、まさかの敗退で、会場からがどよめきと恩賜公園野外ステージの天井が割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

 負けた彩羽匠は、
「みんな自分が負けるとは思ってなかったでしょう?負けてこんなコメントするのはイヤなんですけど、勝敗も含め、Marvelousが1番だったんじゃないですかね。メインイベントで間違いなかったんじゃないですか?これは他団体の方への挑発です」
と、不敵な笑みを浮かべた。

 全試合終了後、次回11月20日(金)、同会場での第2弾開催が発表、そして参加団体として『スターダム』が告げられると再びどよめきが起こった。
 会場には、スターダムのロッシー小川ゼネラルプロデューサーがジャージ姿で姿を見せ、北斗晶とガッチリ握手。
 過去の他団体との軋轢を知る報道陣の戸惑いに北斗晶は
「みんな仲悪いから面白いんだって! 」
と笑い飛ばした。

 選手同士の不仲を煽ってアングルにしていた伝説の全日本女子プロレスで、故意に首の骨を折られてなお試合を続け、復帰してデンジャラスクィーンの名を欲しいがままにした北斗晶にそう言われてしまうと、
「なるほど」
とうなずかざるを得ない気もする。

 集まってコロナ禍を乗り切るという主旨と裏腹に、団体間の緊張関係がソーシャルディスタンスで保たれる、あまりに刺激的なWomen’s Pro-Wrestling Assemble。次回興行も必見と言えよう。

■ Women’s Pro-Wrestling Assemble
日時:10月1日(木) 開始17:00
会場:東京・上野恩賜公園野外ステージ
観衆:600人(コロナ対応超満員札止め=主催者発表)

<第1試合 T-HEARTS 6人タッグマッチ>
〇朱崇花 赤井沙希 堀田祐美子
 14分56秒 ムーンサルトプレス⇒片エビ固め
稲場ともか ●川畑梨瑚 Sareee

<第2試合 OZアカデミー タッグマッチ>
〇尾崎魔弓 安納サオリ      
 13分55秒 横入り式エビ固め
加藤園子 ●AKINO
                 
<第3試合 センダイガールズ 6人タッグマッチ>
里村明衣子 DASH・チサコ ●岡優里佳
 13分45秒 オブライト
〇橋本千紘 愛海 金子夏穂

<第4試合 SEAdLINNNG タッグマッチ>
〇世志琥 花穂ノ利
 16分29秒 ダイビングセントーン⇒片エビ固め
中島安里紗 ●海樹リコ
※レフェリー 南月たいよう

<セミファイナル PURE-Jタッグマッチ>
〇Leon ライディーン鋼 
 14分43秒 マッドスプラッシュ⇒片エビ固め
勝愛実 ●マリ卍

<メインイベント MARVELOUS 6人タッグマッチ>
●彩羽匠 門倉凛 Maria
 15分29秒 回転エビ固め         
〇桃野美桜 神童ミコト 星月芽依

次回興行予定

■ Women’s Pro-Wrestling Assemble
日時:11月20日(金)開場15:30 開始16:00
会場:台東区上野・恩賜公園野外ステージ