29日、新日本プロレスの「G1クライマックス」が東京初上陸となる後楽園ホール大会を開催した。
セミファイナルは矢野通とEVILの対戦。矢野は得意のコーナーマット外し、リングが早々にノーコーナーマット状態となる。場を支配してみせた矢野だが、セコンドのディック東郷を介入させることでEVILは主導権を完全には渡さない。
勝負所で矢野が急所バックキック、ローブローを続けざまに放つが、EVILはともに回避。ディック東郷がレフェリーを引きつける間に、EVILが矢野にローブロー。続けてEVILがフィニッシャー“EVIL”を狙うが、矢野はEVILをレフェリーにぶつける。この流れで矢野はEVILにローブロー。その矢野の背後から東郷がローブロー、さらにスポイラーチョーク。これを矢野は急所バックキックで切り抜けて、東郷をEVILにぶつける。スキができたEVIL&東郷に矢野は634(相手2人同時に急所攻撃)を決めると、丸め込まれたEVILは3カウントを聞くしかなかった。
流行りのドラマばりに両サイドの金的攻撃が「やられたらやり返す」状態に。秋の金的祭りを制したKOPW保持者・矢野がまさかの無傷3連勝でトップをキープしている。
■ 新日本プロレス レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:9月29日(火)18:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆696人(主催者発表)
<第1試合>
○上村優也
9分10秒 高角度逆エビ固め
●ゲイブリエル・キッド
<第2試合/「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦>
○YOSHI-HASHI[1勝2敗=2点]
15分15秒 カルマ⇒片エビ固め
●SANADA[3敗=0点]
<第3試合/「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦>
○KENTA[2勝1敗=4点]
15分46秒 go 2 sleep⇒片エビ固め
●ザック・セイバーJr.[1勝2敗=2点]
<第4試合/「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦>
○棚橋弘至[1勝目2敗=2点]
14分16秒 サムソンクラッチ
●ジュース・ロビンソン[2勝1敗=4点]
<第5試合/「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦>
○矢野通[3勝=6点]
4分33秒 横入り式エビ固め
●EVIL [1勝2敗=2点]
<第6試合/「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦>
○内藤哲也[3勝=6点]
21分58秒 ※デスティーノ⇒片エビ固め
●後藤洋央紀[1勝2敗=2点]
詳報は週刊ファイト10月8日号(10月2日発売分)に収録されました。