(C)M-1 Sports Media
2015年1月18日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 ~-60kg初代王座決定トーナメント~」。今大会ではトーナメント以外にスーパーファイト4試合が決定している。今回のインタビューは佐藤嘉洋と2012年11月以来の再戦となるスェーデンのサニー・ダルベックだ。地元ストックホルムではモデルとしてスポットライトを浴びたこともある弱冠23歳のイケメン選手は日本でK-1のリングに立つことが夢だったという。
――K-1出場が決まった時の心境を教えて下さい。
「とても興奮したよ。若い時はK-1しか見ていなかったし、いつか日本の大きな舞台、K-1のリングに立つことを夢見ていたんだ」
――K-1というイベントにはどんなイメージを持っていますか?
「K-1は世界のトップ選手が集まる場所。自分にとってはその舞台で戦うことがゴールなんだ」
――K-1からどんな影響を受けましたか?
「実は人生で初めて見た格闘技の試合がK-1のブアカーオの試合だったんだ。ブアカーオ以外の選手全員を尊敬していたし、いつか自分もあの舞台に立ちたいとずっと思っていたよ」
――K-1ファイターと練習したことや、交流などはありますか?
「K-1に出場していた選手と戦った経験がある。実際、自分はまだ若いし、この業界ではまだまだ新人だけど、自分にとって憧れの存在でもあるロビン・ファン・ロスマーレンやウォーレン・スティーブルマンとも戦ったことがあるよ」
――格闘技を始めたきっかけを教えて下さい。
「僕は13歳の時にスペインに住んでいて、そこでは知り合いが殆どいなかったんだ。でもその時のクラスメートの女の子が自分と妹をジムに連れて行ってくれて、それがキッカケで格闘技にはまってしまったんだよ」
――今の練習環境・状況を教えて下さい。
「今、僕には2人のトレーナーがいて、そのトレーナーたちと練習することがメインになっている。
まずトレーナーのアンドレアは自分がタイボクシング(ムエタイ)を始めた頃からのトレーナーで、自分の事を知りつくしている。自分が100%信頼しているトレーナーで全般的なトレーニングを見てもらっている。
そしてタイ人のトレーナーのレックス。彼はとても経験豊富でこの2~3年、自分のトレーニングを見てくれているよ。レックスは僕にテクニックを教えてくれるだけでなく、ハードな有酸素系のトレーニングメニューも組んでくれている。
またジムにはマーカス・シリンという素晴らしいフィジカルトレーナーがいて、沢山の筋力アップや体幹トレーニングをやっている。
これらの基本的なメニューに加え、怪我せず長く現役を続けていけるよう、身体を強くするトレーニングにも力を入れている。
あと忘れちゃいけないのがジムの仲間たちの存在だ。みんなで助け合いながらスパーリングや日々のトレーニングをやっているよ」
――自分の得意技・ファイトスタイルを教えてもらえますか?
「得意技…あえて言うなら左ストレートかな。まぁ、たった一つの武器だけでトップに立つことは出来ないから、より完璧を目指すために全てのテクニックを鍛えてるよ」
――ダルベック選手は現地でモデルの仕事などをやられているのですか?
「何回かやったことがあるかな。そのほとんどが格闘技のキャリアがあったから依頼があったもので、とても楽しかった。自分を通して、人は何でもやれる可能性があるんだってことを伝えられるのもいいね!」
――対戦相手の佐藤選手の印象を聞かせてください。
「サトーは長年にわたりトップで活躍して来たレジェンドだと思っている。日本で彼と戦えることをとても光栄に思う」
――過去にダルベック選手は一度、佐藤選手にKO勝ちしていますが、前回の試合はダルベック選手にとってどんな試合でしたか?
「確かに僕は一度、サトーに勝っているけど、試合で2度と同じことは起きない。前回は自分にとってとてもいい試合だったが、またこうして彼とリング上で相まみえることを光栄に思っている」
――ダルベック選手は今回のK-1参戦をどんなものにしたいですか?
「自分のことを世界中にアピール出来る機会が出来たことはとても嬉しく思う。見る人に満足してもらえるような試合をしたい、そして少しでも多くの人にファイターとして、そして人として尊敬される様な存在になりたいね」
――自分のどこをK-1のファンに見てもらいたいですか?
「常にベストを尽くす気持ちでリングに上がっているので、自分の全てを見て欲しい」
――今後のK-1での目標を教えてもらえますか?
「K-1を見ているファンはいい試合を求めている。それに応えられるような試合を見せて行きたいね」
――もしK-1で70kgのトーナメントが行われれば、出場したいと思いますか?
「もちろん出たいさ。ただ、今は今回の試合に集中し、その後どういう展開になるかを見ようと思う」
――日本のファンにメッセージをお願いします。
「自分が所属するスウェーデンのOdenplan Fightgymを代表して日本の70kgトップ選手と、その母国日本で戦えることを光栄に思っている。皆の期待に応えられる様な試合をするので楽しみにしていてくれ!!」
<選手プロフィール>
サニー・ダルベック Sanny Dahlbeck
所属ジム:Odenplan Fightgym
出身地:スウェーデン・ストックホルム
誕生日:1991/5/12
身長:178cm
クラス:-70kg
勝敗:39戦31勝(17KO)8敗
タイトル歴
・WMC北欧ウェルター級王者
・IFMA北欧ウェルター級王者
▼全対戦カードはこちら
1・18K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-60kg初代王座決定トーナメント
▼マット界舞台裏2015年1月1日/8日合併号はこちら
’15年01月01-08日号新日無謀DeepカズTopking巌流島Krush朱里RealFC長瀬館長Z1
王者 武尊が圧巻のラッシュで判定3-0でタイトル防衛、K-1挑戦へ〜 Krush.44
マット界舞台裏10月9日号天龍船木柴田KH噂の真相K-1BLADE桜庭ヘンゾ佐野魂Reina修斗RISE
マット界舞台裏11月13日号武藤W1王者GFW新日Hナイマン追悼Vマクマホン矢野啓太PanK1外人
▼谷川貞治の『プチ格闘技通信』第22回 インサイド分析 評判のいい新生K-1の船出の要因は?
▼11・3K-1 WORLD GP 2014代々木競技場第二体育館満員御礼