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　9月25日（現地時間）にメキシコシティ・アレナメヒコでCMLLの年間最大大会「アニベルサリオ87」が開催された。
　通常であれば、年間最大大会にふさわしく、メインでは覆面、髪の毛を賭けたコントラマッチが組まれるのであるが、2020年は新型コロナ自粛に伴い、興行の自粛や無観客興行の影響、そして出場予定の選手がコロナ陽性で欠場が相次ぎ、コントラマッチは行えず、代わりに王座戦をずらりと並べるという布陣となった。
　メインではCMLLタッグ王座戦が組まれ、王者であるカリスティコとミスティコの新旧ミスティココンビがレイ・コメタ、エスピリトゥ・ネグロの挑戦を受けた。当然、試合は激しい空中戦が展開され、トペ、プランチャなど両チームが飛びまくる展開となり、挑戦者チームも肉薄したものの、最後はミスティカの共演で王者チームが勝利。試合後は両チームが健闘を讃えあい、大団円となった。
　NWAウェルター級王座戦はテクニコのトップである王者ボラドールJr.が現在、急激に伸びているルードのホープ、テンプラリオの挑戦を受けた。元々、空中戦に定評のあるボラドールJr.と若いので激しい動きにも対応出来るテンプラリオだけに、めまぐるしい攻防が続いたが、最後はボラドールJr.がフランケンシュタイナーを決めてフォール勝ち。王座防衛となり、試合後はテンプラリオを抱き起こし、テンプラリオもボラドールJr.の強さを認め、ベルトを巻かせて、両者は健闘を讃えあった。ボラドールJr.は抗争していたグラン・ゲレーロにも綺麗にフォール勝ちして、今度はテンプラリオにもクリーンに勝利と、若手ルードにとって強力な壁となって立ちふさがっている。

■　CMLL アニベルサリオ87
日時：2020年9月25日（現地時間・放送日）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

＜CMLLタッグ王座タイトルマッチ＞
○カリスティコ、ミスティコ（王者）
　ピンフォール
●レイ・コメタ、エスピリトゥ・ネグロ（挑戦者）

＜NWAウェルター級王座タイトルマッチ＞
○ボラドールJr.（王者）
　ピンフォール
●テンプラリオ（挑戦者）

＜CMLL女子王座タイトルマッチ＞
○マルセラ（王者）
　反則
●ダリス（挑戦者）

＜ナショナルトリオ王座タイトルマッチ＞
○サンソン、クアトレロ、フォラステロ（王者）
　ピンフォール
●ヴィールス、ラシエル、カンセルベロ（挑戦者）

＜ナショナル女子王座タイトルマッチ＞
○レイナ・イシス（挑戦者）
　ピンフォール
●メタリカ（王者）

＜CMLLウェルター級王座タイトルマッチ＞
○ティタン（王者）
　ピンフォール
●ソベラノJr（挑戦者）

＜CMLLミクロ王座タイトルマッチ＞
○チャムエル
　ジャベ
●ミクロマン