チャイ・ルイスペリーが王座防衛!UAE Warriors 13


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 9月25日(現地時間)にアラブ首長国連邦ドバイ首長国で『UAE Warriors 13』が開催された。
 このアブダビ・ウォリアーズは豊富なアブダビのマネーで世界各国からファイターを集結させた万国博覧会の様な豪華なMMA大会として2012年に第一回大会が開催された。その後、音沙汰がなかったが、2015年になって突如、復活。その後はUAE Warriorsと大会名を変更し、コンスタントに大会を開催している。
 今大会はヘビー級王座戦が組まれ、王者チャイ・ルイスペリーがファビオ・マルドナドの挑戦を受けた。ルイスペリーは元バスケットボールの選手で二メートルを超える巨人、現在はMMAとキックボクシングの二刀流で活躍している。マルドナドはあのエメリヤエンコ・ヒョードルに疑惑のレフェリングで敗れた為、実質、ヒョードルに勝利したと一躍名を上げたものの、現在は四連敗中と精彩を欠いている。下馬評も圧倒的にルイスベリーだったが、試合もその通りの結末となった。スタンドで金網際にマルドナドを追い込んだルイスベリーが肘打ちを連打。マルドナドが崩れ落ちるようにダウンして、レフェリーがストップ。ルイスベリーが圧倒的な強さで王座防衛を果たした。
 また日本の猪木ゲノムやライジンでも活躍したクリス・バーネットも参戦。当初は同じ猪木ゲノムで戦っているオリ・トンプソンと再戦する予定だったが、トンプソンが欠場となり、代打のアーメッド・ティジャニと対戦。試合は期待通り大男同士の殴り合いで、バーネットが大ぶりの右でティジャニからダウンを奪うと、そのままグランドで頭を抱えてうずくまるティジャニにバーネットがパウンド連打。レフェリーがストップし、バーネットが快勝すると、大喜びでバク転から逆立ちとブレイクダンスして勝利をアピールした。

■ UAE Warriors 13
日時:2020年9月25日(現地時間)
会場:アラブ首長国連邦ドバイ首長国

<ヘビー級選手権試合>
○チャイ・ルイスペリー(英国/王者)
 1R TKO
●ファビオ・マルドナド(ブラジル/挑戦者)

<73キロ契約>
○キム・キョンピョ(韓国)
 1R 1分36秒 三角締め
●シャミール・アミノフ(ウズベキスタン)

<ミドル級>
○タリク・スレイマン(シリア)
 2R 3分02秒 TKO
●ピョートル・バラウスキー(ポーランド)

<ヘビー級>
○クリス・バーネット(米国)
 1R 0分58秒 TKO
●アーメッド・ティジャニ(英国)

<74キロ契約>
○ディーン・ベリー(アイルランド)
 1R 4分30秒 TKO
●アブドゥラ・アルブシェリ(クウェート)

<女子フライ級>
○マノン・フィルホ(フランス)
 2R 3分00秒 TKO
●ナオミ・タタログル(オランダ)

<ウェルター級>
○サーシャ・パラトニコフ(香港)
 1R 1分23秒 TKO
●パウロ・エンリケ(ブラジル)

<ミドル級>
○イマンシャフ・アリエフ(ロシア)
 判定 3-0
●イライアス・パクニク(ノルウェー)

<ミドル級>
○ハシェム・アルハガ(ヨルダン)
 1R 2分27秒 TKO
●ユーリ・フラガ(ブラジル)

<女子フライ級>
○ケイシー・オニール(英国)
 2R 2分12秒 TKO
●クリスティアン・ステリオ(ギリシャ)

<59キロ契約>
○トップノイ・タイガームエタイ(タイ)
 判定
●イザック・ピメンテウ(ブラジル)