Glory王者リコ、K-1王者サワー敗れる1・3『Kunlun Fight 15』+2・11『NO KICK, NO LIFE』でも試合決定!

 3日(現地時間)『Kunlun Fight 15』が中国・南京オリンピックスポーツセンターで開催された。この大会は『Kunlun Fight WORLD MAX』として世界各国から16選手を招聘して争われる70㎏トーナメントの初日。 今大会のトーナメントは16選手を4人づつAからDの4ブロックに分けて、各ブロックの代表選手を決定して、勝ち残り4選手で準決勝・決勝を争う方式。
 当初、3日(Aブロック)・4日(B.Cブロック)の2日間に大会が行われる。そのAブロックではK-1 WORLD MAX 2012王者マーセル・グローエンハートを蹴りまくりKO勝利した現ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者シッティチャイ・シッソーンピーノンが、初戦で中国のジャオ・フーカイをやぶった日本でもお馴染のアンディ・サワーを判定でやぶりAブロックを勝ち上がった。シッソンピーノンは、過去にもファビオ・ピンカなど大物選手にも勝利しているが、今回、K-1MAX王者2人を破った事で、世界のキック界にも名前が轟くのは間違いない。
 スーパーファイトでアンドレイ・ヘラシムチュックというベラルーシ出身の選手と対戦した現Gloryヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンだが、なんとダウンを奪われ判定負けとなった。世界最大のキック団体のヘビー級王者が無名選手に他団体で敗れるという異常事態となり、2月に行なわれるエロール・ジマーマンとの防衛戦に暗雲が垂れこめた。

■ Kunlun Fight 15 THE WORLD MAX
日時 2015年1月3日
会場 中国・南京市 南京オリンピックスポーツセンター

<Kunlun Fight 70キロ・トーナメントAブロック決勝/3分3R延長1R>
○シッティチャイ・シッソーンピーノン(ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者/タイ)
 判定
●アンディ・サワー(S-cup世界トーナメント2002・2004・2008・2012王者/K-1 WORLD MAX2005・2007王者/オランダ)

2Rにシッティチャイのボディへのヒザ蹴りでダウンをしたサワーはダウンを挽回することが出来ず、シッティチャイが判定勝利

<Kunlun Fight 70キロ・トーナメントAブロック準決勝/3分3R延長1R>
○アンディ・サワー(オランダ)
 3RTKO終了後 ※ジャオ・フーカイが延長放棄
●ジャオ・フーカイ(全国青少年散打擂台争霸70㎏級2010王者/中国)
本戦ドローで延長戦となるが、フーカイが試合放棄でサワーが勝ち上がった。

<Kunlun Fight 70キロ・トーナメントAブロック準決勝/3分3R延長1R>
○シッティチャイ・シッソーンピーノン(タイ)
 3RKO
●マーセル・グローエンハート(K-1 WORLD MAX2012王者/オランダ)

<スーパーファイト ヘビー級 3分3R延長1R>
○アンドレイ・ヘラスムチク (ベラルーシ)
 判定
●リコ・ヴァーホーベン (オランダ)
Gloryヘビー級王者リコ・ヴァーホーベンは2Rダウンを喫し格下選手に判定負け、2月6日のGLORY19でのエロール・ジマーマンとの防衛戦に不安が残る一戦となった。

<スーパーファイトMMA 66㎏>
○ヤン・ジャンピン(中国)
 1R一本 ※腕十字
●谷山文隆(日本) 

<スーパーファイト 女子60㎏ 2分3R>
○ワン・キーハン(中国)
 判定
●アイリーナー・メイゼッパー(ロシア)

B、Cブロック
<Kunlun Fight 70kgトーナメントBブロック 3分3R延長1R>
TOMOYUKI(日本)
vs.
ジャン・ジャオユー(中国)

<Kunlun Fight 70kgトーナメントBブロック 3分3R延長1R>
ヴィクトー・ナビー(豪州)
vs.
ムスタファ・ラジャヒ(イラン)

<Kunlun Fight 70kgトーナメントBブロック決勝 3分3R延長1R>
TOMOYUKI×ジャオユーの勝者
vs.
ナビ―×ラジャヒの勝者

<Kunlun Fight 70kgトーナメントCブロック 3分3R延長1R>
マンスリベク・トリボフ (ウズベキスタン)
vs.
コン・リンフェン(中国)

<Kunlun Fight 70kgトーナメントCブロック 3分3R延長1R>
デビット・カルボ(スペイン)
vs.
アマンソワ・パラシフ(ルーマニア)

<Kunlun Fight 70kgトーナメントCブロック決勝/3分3R延長1R>
トリボフ×リンフェンの勝者
vs.
カルボ×パラシフの勝者

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▼マット界舞台裏2015年1月1日/8日新年合併号はこちらから
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 そして、そのアンディ・サワーだが、2月には日本で試合を行なう事になった。
 来たる2月11日(水祝)大田区総合体育館にて開催されるキックボクシングイベント『NO KICK, NO LIFE2015』にて、前WPMF日本ウェルター級王者・田中秀弥がラストマッチを迎えることとなった。
本イベントプロモーターでありRIKIX代表の小野寺力の愛弟子として、目黒スタイルを武器に数々の激戦を繰り広げてきた田中は、一 昨年の12月に、当時のWPMF日本ウェルター級王者T-98(たくや)とのタイトルマッチにTKO勝利を収め王座を獲得。
 さらに、翌年2月のJ-NETWORKウェルター級王者・大竹将人戦、そして7月のREBELSウェルター級王者・板倉直人とのチャ ンピオン対決に連続勝利を収め、他団体王者を下した実績が評価され9月にはラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者ジョイ シー・イングラムジムとのタイトルマッチにも挑戦した。
 その後自身の可能性の限界を感じ、思い入れの強い『NOKICK,NO LIFE』での引退を決意。
 田中は、第一回NO KICK,NO LIFEで師匠の小野寺力がアヌワット・ゲオサムリットと、昨年の第2回大会では石井宏樹がゲーオ・フェアテックスと対戦していることから、自身も「最後 は考えうる世界最強の選手と闘って燃え尽きたい」という想いでラストマッチの対戦相手に、なんとSB絶対王者でK-1MAXを2度制 したアンディ・サワーを指名。

 世界最高峰に君臨するサワーとの、格闘技人生の全てを賭けた闘いに挑む田中の雄姿に注目だ!

■ NO KICK, NO LIFE 2015
日時:2015年2月11日(祝日・水曜日) OPEN 14:00 START 15:00
会場:大田区総合体育館 メインアリーナ
主催:キックボクシングジムRIKIX

<70.0㎏契約/3分×5ラウンド:キックボクシングルール(ヒジ打ち無し>
アンディ・サワー(Team Souwer/S-cup世界トーナメント2002・2004・2008・2012王者/K-1 WORLD MAX2005・2007王者)
vs.
田中 秀弥(RIKIX・前WPMF日本ウェルター級王者)

<70.0㎏契約/3分×5ラウンド:キックボクシングルール(ヒジ打ち有り)>
緑川創(藤本ジム/前・日本キックボクシング協会ウェルター級王者)
vs.
ケム・シッソンピーノーン(タイ/WMCムエタイ世界スーパーウェルター級王者)

<56.0㎏契約/3分×5ラウンド:キックボクシングルール(ヒジ打ち有り)>
一戸総太(WSR/WPMF世界スーパーバンタム級王者)
vs.
宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王者)

【出場選手】
梅野 源治(PHOENIX・WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
松本 哉朗(藤本・日本ヘビー級王者)
宮越 宗一郎(拳粋会宮越道場・WBCムエタイ日本スーパーウェルター級王者)
森井 洋介(藤原・元WBCムエタイ日本フェザー級王者)

大会概要はこちら
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マット界舞台裏2月20日号ノアKENTA永田裕志czw15女子wsu石井宏樹Aアドニス新日広島

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