9・13(日)『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』第1部 久保政哉COVID-19陽性で欠場!直前インタビュー!第2部トーナメント出場の髙橋一眞!小川翔!

 2020年9月13日(日)に後楽園ホールで開催される「KNOCKOUT CHAMPIONSHIP.2」第1部セミファイナルの与座優貴 vs. 久保政哉は、久保がCOVID-19陽性反応が出たため、欠場となった。久保の回復次第となるが、この試合は2020年11月8日(日)に後楽園ホールで開催されるす「REBELS.67」に延期となった。

KNOCKOUT(ノックアウト)
オフィシャルインタビュー
「俺だけ有名になりたい、はないです。創世のタイガGPに優勝して、『髙橋三兄弟すげえ!』と思わせる」

・「怒突き合いお兄ちゃん」
髙橋一眞(真門ジム)
(プロフィール)
髙橋一眞(たかはし・かずま)
1994年9月7日、大阪府出身。26歳。178cm。
戦績23戦16勝(12KO)7敗。
第15代NKBライト級王者
(本文)
 今年6月、大阪府豊中市東豊中町に髙橋三兄弟のジム、「キックボクシングジム&フィットネス TRIANGLE」がオープンした。 本来は春頃のオープンを予定していたが、新型コロナの感染拡大と重なってしまい、通常営業に漕ぎつけるまでに大変な思いをしたという。
「資材が入らないとかで工事が遅れて、4月中旬にオープンできると思っていたら、緊急事態宣言ですべてストップ(苦笑)。ゴ
ールデンウイーク明けの5月7日にオープンしたんですけど、さすがに通常営業はまだできひんなと思って、予約制の5名まででやるスタイルにして、6月1日からやっと会員さんを募集して、通常営業でやってますね」
 以前は、働きながらキックボクシングを続けていた。
「昼はごみ収集のバイトをして、夜は練習して、っていう生活でした。毎日働いて、練習してっていう生活は大変だったんで『も
っとキックボクシングに専念したい』っていう思いはありましたね」
 そんな時、髙橋に千載一遇のチャンスが巡ってくる。 2016年9月14日、渋谷のTSUTAYA O-EASTの「KNOCKOUT旗揚げ記者会見」で唯一組まれた森井洋介との試合だった。 森井は「新団体のエース」と目される選手。その対戦相手に選ばれた意味を、髙橋は十分に理解した上で、このオファーを受けた。
「もちろん『噛ませ犬で用意されたな』っていう感覚はあったんです。だけど『絶対に食って帰ってやる』って気持ちでした。相
手が森井選手で、そん時はまだランカーで、チャンピオンでもなかった僕を使っていただいて『まあ見とけよ』と」
 試合当日、髙橋は弟たちと気合いの入った表情で入場すると、森井に臆することなく、自ら攻撃を仕掛けて、得意の右ストレートやヒザを打ち込んだ。森井が打ち合いに出てくると、髙橋も応戦。すさまじい打ち合いを演じて、そして、森井の強打を浴びて壮絶に散った……。 結果は1RKO負けに終わった。だが、髙橋のイケイケの攻撃的スタイルと、セコンドの弟たちの気合いは、見る者に強いインパクトを残した。
「いまだに言われますね。『あの時の髙橋三兄弟は怖かった』って(笑)。僕は絶対に、何としてもインパクトを残さなあかん、っていう必死さがありました。 あの試合は、1ラウンドKO負けでしたけど、僕の中でベストバウトちゃうか、っていうくらい。たった3分間の中に『髙橋一眞』が凝縮されてて、やりたいことは全部やって、それで負けたんで」
 長男・一眞がKNOCKOUTに確かなつめ跡を残すと、次男・亮、三男・聖人も参戦を果たした。格闘技界でも珍しい、三兄弟全員がチャンピオンという「髙橋三兄弟」は、KNOCKOUTになくてはならない存在となった。
「ありがたいことに、KNOCKOUTで名前が売れたおかげで、いろんな人に声を掛けて貰えるようになりました。『キックボクサー』だと名乗れるようになった感覚はありますね」
 三兄弟みんなの頑張りが、自分たちの城「キックボクシングジム&フィットネス TRIANGLE」という形になった。アルバイトを辞め、キックボクシングを仕事に出来た時に思ったことがある。
「改めて『俺ら、キックボクシング好きやな』って実感したんですよね(笑)。1日中、キックボクシングに触れていられて、指導してて気づかされることもあるし、新しい発見もあるし。 僕は、人と喋るのが大好きなんですよ。指導が得意というよりも、人を楽しませるのが得意です(笑)。僕らのジム、トライアングルはプロ育成ジムじゃなくて、一般の人向けなんで、楽しんで貰えたらそれでいいと思ってるんです。もう僕にとっては最高ですね。会員さんに『楽しくキックボクシングしてください』って、ホンマ最高です(笑)」
 9・13「創世のタイガGP」が近づいてきた。 髙橋にとっては、1年7か月ぶりのKNOCKOUT参戦。それが王者を決めるワンナイトトーナメントとあって、燃える要素は満載だ。
「めっちゃワクワクしてます。スアレック選手はめちゃくちゃ攻撃的なんで、僕も負けないようにガンガンいきますよ。決勝には1回戦でヘロヘロになった重森選手に上がってきて貰って(笑)僕がリベンジして優勝します」
 注目の集まるトーナメントで優勝して、髙橋がアピールしたいことはただ1つ。
「『髙橋三兄弟、すげえな』って思って貰いたいんです。もちろん、自分がもっと強くなって、もっと有名になりたいっていうのはありますけど『俺だけが有名になりたい』っていう感じはまったくないんです。3人で一緒に、ずっとやってきて、もう『髙橋三兄弟』は1つなんですよ。今でも、地元では結構声を掛けて貰ったりしますけど、まだまだです。街を歩かれへんぐらいになりたいんで、もっともっと『髙橋三兄弟』を全国に広めたい。だから、せっかく付けて貰った『怒突き合いお兄ちゃん』らしく(笑)、思いっきりどつきあいして『創世のタイガGP』で優勝しますんで! 応援、よろしくお願いします!!」
(了)

KNOCKOUT(ノックアウト)オフィシャルインタビュー
「評価していただくのは嬉しいですけど、自分としては結果を残せてないんで……。創世のタイガGPでは結果を出します!」
小川翔(OISHI GYM)
(プロフィール)

「サイレントスナイパー」
小川翔(おがわ・しょう)
1993年6月10日、愛知県出身。27歳。172cm
55戦31勝(8KO)21敗3分
WBCムエタイ日本統一ライト級王者。ホーストカップスーパー
ライト級王者。
OISHI GYM所属
(本文)
「結果を残せてないんで……」 小川翔はそう繰り返した。 目下、3連敗中。だが、その対戦相手と試合内容を見れば、小川の評価は下がるどころか、むしろ上がったのだと思う。 昨年11月の「破壊獣」タップロン・ハーデスワークアウト戦は、65kgトーナメントで2回勝ち上がり、決勝戦で惜しくも判定負けを喫したもの。 今年2月には、KNOCKOUTの「無法島64kgGP」に参戦。1回戦で西岡蓮太と対戦し、本戦はドロー。延長も1-2のスプリットデシジョンで判定負けとなった。 無法島GPを制した西岡は、小川翔との1回戦について「延長戦で1つ2つの攻撃の差ぐらい。何とか競り勝てた」と苦戦を認め、さらに(3試合して)小川選手のカーフキックが一番痛かった」と振り返った。 そして今年7月のRISEでは白鳥大珠と対戦。65㎏契約で戦い、本戦はドロー。延長の末に惜しくも判定負けを喫した。
 小川はこう振り返る。
「白鳥選手のオファーがあった時は、すぐ『お願いします』と言いました。こんなビッグチャンスはないと思いましたし、全然戦えるっていう気持ちはあったんで」
 試合は、小川が白鳥のパンチをしっかりとガードすると、右ミドルを軸に圧力を掛けて攻め、白鳥が下がりながらパンチで応戦
する展開に。
「蹴って、蹴って、下、上で振り分けて攻撃して。白鳥選手の右フック、右ストレートはしっかりとガードする。試合後もダメージは全然無くて、自分で蹴った足が少し痛かったくらいです(苦笑)。 途中から、白鳥選手がちょっと逃げに入ってて。僕も入っていくんですけど、サウスポーなんで遠くて、距離を取られてしまって。入りずらかったですね。 練習通りに動けた試合でした。でも、負けちゃったんで……。いつまでも引きずってもしょうがないんで、すぐ『創世のタイガGP』に切り替えました」
 今回の「創世のタイガGP」は、REDルール(ヒジありルール)のワンデートーナメント。小川を始め、参加4選手が全員チャンピオンベルトを保持する実力者。過酷な戦いになることは間違いない。 小川は最近、64~65㎏という重めの体重で戦い、対戦相手との身長差やリーチ差というハンデがあった。この「61.5㎏」という適正階級は、大きな相手と戦ってきた経験を生かせる場になる。 そして、小川の強みといえば「プロ55戦で一度もKO負けなし」という無類のタフネスだ。
「試合で『効かされた』という経験がないんです。なんでなんですかね?(笑) 多分、6歳から空手を始めて、ずっと練習しているので(笑)、大人と練習したりして体が丈夫になったことと、あと『基礎』がしっかり身についてるからだと思います。相手のパンチや蹴りを『まともに貰う』ことがないのは、反射的に少しズラしてる部分があって、それで全然効かないのだろうなと」
 「創世のタイガGP」では、改めて強さを示し、結果を残して、これまでの悔しい負けをすべて取り返したい。「無法島GPでは1回戦で負けてしまったのに、こうして『創世のタイガGP』というチャンスをいただけたので、今回こそは優勝したいです。
 1回戦の重森陽太選手は、背が高くてリーチがありますけど、僕は海人選手や白鳥選手と試合してきて、デカさは問題ないかなと。組みの対策をしっかりとして勝ちます。 決勝戦は、髙橋一眞選手にホーストカップでヒジで切られてるので、ここでリベンジしたいですね。 僕の目標は『世界』のベルトを獲ることです。実は、WBCムエタイのインターナショナルが決まっていたんですけど、コロナで無くなっちゃって、今は海外にも行けないんで。 まず目の前の『創世のタイガGP』に優勝して、61.5㎏RED
ルールのチャンピオンになったら、ぜひ西岡蓮太選手にリベンジしたいですね。無法島GPはそこまでの差はなかった試合でしたし、西岡選手は駆け引きの上手さを感じたんですけど『強さ』は感じなかったんで。ぜひ、創世のタイガGPのチャンピオンになって、無法島GPのチャンピオンの西岡選手にリベンジしたいです」
(了)

9・13「KNOCK OUT」後楽園直前インタビュー 「創世のタイガGP」参戦スアレック・ルークカムイ 「5連続KO」狙う吉野友規

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『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』“神撃キッカー”重森陽太インタビュー!!

■ KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2
HTハウジング presents 第1部 BLACK
創世のタイガGP 第2部 RED

日時:9月13日(日)
第1部▷11:00開場/12:00 本戦開始
第2部▷17:00 開場/18:00 本戦開始

会場:東京・後楽園ホール

【主  催】株式会社 Def Fellow
【特別協賛】株式会社HTハウジング
【協  賛】株式会社講談社「創世のタイガ©森恒二」/マリオンアパレル株式会社/清水工業株式会社/浅井建設株式会社

▼ 創世のタイガGP 第2部 RED

<メインイベント 第9試合>
創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg RED 初代王座決定トーナメント決勝 3分3回戦(延長1R) REDルール
第2試合の勝者
第3試合の勝者

<セミファイナル 第8試合>
REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント 1回戦 3分3回戦(延長1R) REDルール
小笠原 瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者)
 vs.
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

<第7試合>
57.5kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
安本 晴翔(橋本道場/REBELS-RED フェザー級王者)
 vs.
ウィサンレック・MEIBUKAI(MEIBUKAI)

<第6試合>
56kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
宮元 啓介(橋本道場/元INNOVATIONフェザー級王者)
 vs.
栗秋 祥梧(クロスポイント吉祥寺)

<第5試合>
51.5kg契約 3分3回戦(延長1R) REDルール
老沼 隆斗(STRUGGLE/REBELS-RED スーパーフライ級王者)
 vs.
清志(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級2位、WMC日本バンタム級3位)

<第4試合>
清水工業株式会社presents 73kg契約 3分3回戦(延長なし) REDルール
渡慶次 幸平(クロスポイント吉祥寺)
 vs.
釼田 昌弘(テツジム/NKBミドル級4位)

<第3試合>
創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg RED 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3回戦(延長1R) REDルール
スアレック・ルークカムイ(スタージス新宿/REBELS-REDライト級暫定王者)
 vs.
髙橋  一眞(真門ジム/NKBライト級王者)

<第2試合>
創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg RED 初代王座決定トーナメント一回戦 3分3回戦(延長1R) REDルール
小川 翔(OISHI GYM/WBCムエタイ日本統一ライト級王者、ホーストカップスーパーライト級王者)
 vs.
重森 陽太(伊原道場稲城支部/WKBA世界ライト級チャンピオン)

<第1試合>
創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg RED 初代王座決定トーナメントリザーブマッチ 3分3回戦(延長1R) REDルール
古村 匡平(FURUMURA-GYM)
 vs.
中澤 良介(TRY HARD GYM)

▼ HTハウジング presents 第1部 BLACK

<メインイベント 第6試合>
73kg契約 3分3回戦(延長1R) BLACKルール
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS-BLACK 70kg級王者)
 vs.
田村 聖(拳心館/NKBミドル級前王者、NKBミドル級1位、PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント優勝)

<セミファイナル 第5試合>
65kg契約 3分3回戦(延長1R) BLACKルール
与座 優貴(橋本道場)
 vs.
久保 政哉(フリー)
中止

<第4試合>
64kg契約 3分3回戦(延長1R) BLACKルール
鈴木 千裕(クロスポイント吉祥寺)
 vs.
昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)

<第3試合>
80kg契約 3分3回戦(延長なし) BLACKルール
吉野 友規(スタージス新宿)
 vs.
竜矢(伊原道場稲城支部/第27回全日本新空手道選手権大会 K-2GRAND PRIX 2016軽中量級&中量級優勝)

<第2試合>
47kg契約 2分3回戦(延長なし) BLACKルール
KAREN(DRAGON GYM)
 vs.
宮崎 小雪(TRY HARD GYM)

<第1試合>
50kg契約 2分3R(延長なし) BLACKルール
宮崎 若菜(TRY HARD GYM)
 
大塚 愛莉(上州松井ジム)

 「KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2」でのチケットで完売の券種がございますので、お知らせいたします。

【創世のタイガGP 第2部 RED】
 SRS席:\30,000 完売
 RS席 :\20,000 完売
 S席  :\15,000 残りわずか
 A席  :\10,000
 B席  :\7,000 完売

【HTハウジング presents 第1部 BLACK】
 SRS席:\30,000 完売
 RS席 :\20,000 完売
 S席  :\15,000
 A席  :\10,000
 B席  :\7,000

※当日券は500円アップ
※6歳未満は入場無料(小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料)

【チケット販売所】
チケットぴあ
参加各ジム
参加各選手