UFCファイトナイト・ラスベガス8:Aスミスを退け、Aラキッチが圧勝


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 日本時間8月30日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにてUFCファイトナイト・ラスベガス8が開催され、アンソニー・スミスとアレクサンダル・ラキッチが対戦したメインイベントのライトヘビー級マッチはラキッチがスミスにプレッシャーをかけ続け、ユナニマス判定で勝利を手にした。セミメインイベントで実現したロビー・ローラー対ニール・マグニーのウェルター級マッチはフルラウンドのバトルにもつれ込むも、終始、優位を誇ったマグニーがユナニマス判定で白星を手に入れている。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス8:スミス vs. ラキッチ
日時:現地時間2020年8月29日(土)、日本時間30日(日)
会場:UFC APEX(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)

【メインイベント】
<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○アレクサンダル・ラキッチ
 判定3-0(27-30、27-30、26-30)
●アンソニー・スミス

アレクサンダル・ラキッチ
「最高の気分さ。初めてのメインイベントで、しかも聖地だ。地元の人たちがたくさん見てくれていたし、応援してくれていたからかなりのプレッシャーがあった。プレッシャーがなくなって、ベテランであり、元タイトル挑戦者を相手に披露した自分のパフォーマンスに満足している。みんなが俺のレスリングとグラップリングを過小評価している。グラップリングもレスリングも、もうずっと練習しているんだ。今回のキャンプには元オールアメリカンの新しいコーチを呼んだ。プレッシャーとコントロールに焦点を当てたんだ。俺がただの凶暴なストライカーってだけじゃないことを世界とこの階級に知らしめられた。レスリングらってグラップリングだってできるし、グラウンドで圧倒することもできる。これで俺はトップ5だから、そろそろ俺のことを真剣に考えるべきだ。次が何かは分かるだろ。次はベルトだ」

【セミメインイベント】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ニール・マグニー
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●ロビー・ローラー

ニール・マグニー
「今回のゲームプランのカギは自分のレンジを生かし、相手に大きく外させて向こうの打撃にカウンターを食らわせ、相手の腕に合わせていくことだった。最初に向こうがテイクダウンを取ってきたのにはものすごく驚いた。ポジションを逆転できてからはコントロールできたし、問題はなかったけどな。ウェルター級では俺が間違いなく脅威になっている。すでに俺の存在はヤツらも分かっているだろうけど、もはや俺を避けては通れないところに行かなければならなかった。ここじゃ、待って指名して、なんて奇妙なことがあるけど、俺はファイターだぞ、ショーン・シェルビーが相手と日程を教えてくれれば俺は戦う。答えは常にイエスだ。時間を無駄にしたくない。ここに戻って、タイトルまで突き進みたい。最高の気分だ。俺にとってはどでかい勝利。間違いなく俺のキャリアの弾みになる。ジムに戻って体調を整え、今年4度目の試合を楽しみに待つとするよ」

【メインカード】
<女子フライ級マッチ 5分3ラウンド>
○アレクサ・グラッソ
 判定3-0(27-30、27-30、27-30)
●キム・ジヨン

アレクサ・グラッソ
「唯一、私がはっきりと示したかったのはここに自分がふさわしいってこと。この階級のトップに属しているわ。オクタゴンに足を踏み入れるたびに、それを証明したい。彼女がタフな相手なのは分かっていた。打ってもリアクションがないの。何にも効いていないような気がしちゃうわ。彼女は本当にタフ。それは予想していたし、いい試合になるとも思っていた。ずっとプッシュするし、後退は絶対にしない。予想していた通りの試合よ。私にとっては新しいチャレンジだけど、力強さも感じるし、調子もいい。この階級が気に入っているの。水分管理も減量もトレーニングキャンプもまったく違った。ケガはなかったし、ずっとパフォーマンスに集中できて、テクニックなんかもうまくなったわ。今回の新しい階級に手応えを感じている」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
○リカルド・ラマス
 判定3-0(29-27、29-27、29-27)
●ビル・アルジオ

リカルド・ラマス
「これが自分にとって最後の試合になるかもしれないと思いながら臨んだ。敗北で終わりたくなかった。ずっと、ダサい形でこのスポーツを去りたくないと言ってきたしね。顔を高く上げて離れたい。これぞ、誇りに思える試合だ。まだ(引退の可能性は)はっきり言えない。家族と一緒に決めたいことだから。俺のトレーニング方法だと移動が多い。子供や妻と離れて過ごすことになる。これ以上、それができるかどうかが分からないだけ。家族と話して、一緒に決断するつもりだ。俺はZuffaとともに、WECとUFCでやってきた。今じゃ11年も一緒にやっている。彼らとサインしたのは契約したのは2009年だ。すげぇ、道のりだった。初っ端から、サメみたいなやつらとやらされたからな。沈むか泳ぐか、その方法から学ばないといけなかった。最高だったよ。UFC、デイナ・ホワイト、ショーン・シェルビーから与えてもらったすべてのチャンスに感謝している。みんな、大好きだぜ。本当にありがとう」