息子・佐山聖斗が格闘技に転向 半年ぶり公の場となった初代タイガーマスクが神田明神で「武道精神と日本文化」を語り尽くして復活宣言

 パーキンソン病の疑いで闘病している佐山サトル(初代タイガーマスク)が26日、神田明神で「武道精神と日本文化」と題した特別講演会を行った。3月にリアルジャパンプロレス旗揚げ15周年記念第1弾大会を欠場していたが、実に半年ぶりの公の場となった。

 冒頭で「こんにちは。半年以上監禁されていて、久々で緊張しています。でも新間(寿)さんと一緒で安心です。もし倒れてしまったら、人工呼吸は女性だけでお願いします」と笑いをとった佐山。40年間追い求めたという武道論を、1人で実に1時間に渡って語り尽くした。「やっとこのくらい喋れる。半年前は10分しか喋れなかったのに。今日はみなさんに武道論を披露できて幸せ」と感慨深げ。世界の中でも独特の歩みを続けた日本を守り抜くことが「私の残したい武道」とし、8月に開設したばかりの佐山道場にも触れながら、構想の具体化と自身の復活への意欲を明かした。

 定刻に登場した佐山の車椅子を押していたのは息子の佐山聖斗。3人制バスケのプロ選手として活躍していたが、18日放映分の「アナザーストーリーズ ~運命の分岐点~タイガーマスク伝説~愛と勇気を届けるヒーローの真実〜」(NHK BSプレミアム)にて格闘技転向が伝えられた。闘病の父を見て新たなる道を決意した聖斗の今後にも注目が集まりそうだ。


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[ファイトクラブ]初代タイガーマスク復活の序曲 ファンからの激励には右の拳で応えた