[ファイトクラブ]Road To ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHT会見&青木真也インタビュー

[週刊ファイト8月27日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼Road To ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHT会見&青木真也インタビュー
 Photo & Text by こもとめいこ♂
・猛暑日のRoad To ABEMA会見場
・青木真也インタビュー
・秦“アンディ”英之社長と一触即発
・清野茂樹アナへの発言の真意


 8月17日(月)13:00~ABEMAスタジオにて、9・10渋谷『Road To ONE3rd』の発表会見が行われた。
 会見には出場4選手、ONE 日本法人の 秦“アンディ”英之 社長、ABEMAの格闘チャンネルの解説でもお馴染み、和術慧舟會HEARTSの大沢ケンジ代表、司会を清野茂樹アナが務めた。

 都内は猛暑日、筆者が使う千代田線の駅からABEMAスタジオまで徒歩10分以上あったため汗だくで到着、検温と手の消毒、マスクはABEMAで用意した医療用のN-95マスクに付け替え、さらに両手に薄手の手袋をはめる厳戒態勢でようやく会見場に滑り込んだ。

 開催まで3週間を切っての発表とあって、ONEとしては当然、知名度抜群の青木真也の名前で大々的に告知したいところだったが、今年のコロナ禍での格闘技界の状況に「絶望と収穫」を感じていると広言しているのが青木真也。
 それは危機感を共有出来ない選手や団体、業界全体に対する怒りにも似た激情として燃えており、会見の司会を勤めていた清野茂樹アナから江藤公洋に対する評価を訊かれて
「何で俺がプロモーションをしてやんなくちゃいけないの?」
と、シュートトーク。
 さらに会見後にはバックヤードでONE日本法人の秦“アンディ”英之社長に4月の大会時の不信感を露わにし、一触即発となって関係者が慌てて止めに入った。

1人短パンTシャツ姿、スマホをチェックしたりABEMA水を取りにいったりと自由行動の青木真也。

 終了後、青木真也にインタビューを申し込んでいた筆者としては実に憂鬱な気持ちとなった事は言うまでも無い。

■ Road To ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHT
日時:9月10日(木) 開始19:00
会場:東京・渋谷O-east

<メインイベント ライト級ワンマッチ>
青木真也
 vs.
江藤公洋

<軽量級頂上決戦>
猿田洋祐
 vs.
内藤のび太

 DEEPの輝美さんほか、青木真也を悪く言う人は少なくない。清野茂樹アナとのやり取りにしても、もう少し言い方を変えれば、嫌う人も減るだろうと思う。なにせ筆者の様な、プロレス村の住人と見なされない野良ライターと違い、パーソナリティを務める『真夜中のハーリー&レイス』でけっこう「プロレス村の掟」に踏み込んだ発言をしても、新日本プロレスからゲストを呼べる格闘技界の重鎮なのだ。

そういう部分を考えると、警察官を2ヶ月で退職したというのも無理からぬ事だろうと思える。
 ただ、筆者自身の青木真也に対する印象は、今年5月に『CHAKURIKI 6 〜Branko Cikatic Memorial〜』で、プロレスの試合前に和田良覚レフェリーと長く話し込んでいた笑顔に尽きる。

 仕事熱心で格闘技好き、青木真也をシンプルに言い表せばそうなる。

 だが基本的にインタビューが苦手な筆者が、ましてや先刻のやり取りを見た後である。
 人は恐怖を感じると分泌される物質があって、それが猛獣から攻撃の対象になるとも聞くが、そんな状況を想像しながらお読みいただければ幸いである。
※画像はインタビュー前の会見時と、インタビュー後のもの

―noteを興味深く読ませてもらいましたー

青木真也「ありがとうございます」

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