プロレス&格闘技界のレジェンドである前田日明が、少林寺拳法習い始めを起点とした格闘技人生45周年に到達。この節目に際し、大晦日12月31日に『MEGA BATTLE LEGEND 2014大晦日~前田日明に触れてみよ。 ZERO』なるライブイベントがディファ有明にて開催された。
「総合格闘技」という言葉を初めて使ったとされる前田。格闘技の開拓者として、単なる喧嘩じゃないルールのある競技であることを説明しながら日本武道館を借りる時のエピソードに触れる。会場係とかそういう担当者じゃなく「自ら説明に来たのは、矢沢永吉さんに次いであなたが2人目です」と言われたという。
谷川貞治氏「リングスの旗揚げ。前田さん以外は無名でやったんだから凄いなと」。
リングス・オランダの誕生エピソードも披露。ミュンヘンオリンピック代表選考試合でウィリエム・ルスカを破ったのがクリス・ドールマンだった(なのに選考母体はルスカを選出)。そのドールマンに憧れていろんな不良が集まってきた。それがリングス・オランダに。自らがアレキサンダー・カレリンと戦った試合を評して、カレリンの首のコントロールの仕方が凄い、総合格闘技を左右するくらいの大きなヒントがカレリン戦には隠されているとも。
前田が選んだリングス・ベストバウト、上位はこちら。
1位 1999年2月21日 前田日明vs.アレキサンダー・カレリン
2位 1991年12月7日 前田日明vs.ヴォルク・ハン
3位 1999年12月22日 アンドレイ・コピィロフvs.カステロ・ブランコ
4位 2002年2月6日 田村潔司vs.ヘンゾ・グレイシー
5位 2001年2月24日 ヴォルク・ハンvs.アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
前田日明と縁のある格闘家との対談も行われ、秘話が明かされながら、前田の影響力が実感できるイベントともなった。
《第一幕》前田日明が選ぶ「リングス・ベストバウト・カウントダウン」
リングス全111大会の映像素材より前田日明が自ら選んだ名場面を大画面上映。ゲスト解説:谷川貞治(元格闘技通信編集長)
《第二幕》前田日明の歴史を検証する。
元「週刊プロレス」編集長ターザン山本、元「格闘技通信」編集長谷川貞治を迎え、前田日明の歴史、数々の逸話、伝説を、徹底検証! KAMINOGE編集長の井上崇宏も聞き手として参加。
《第三幕》前田日明VS大物格闘家、試練の4本勝負。
格闘家ゲストとのトークバトル。
vs.桜庭和志
vs.船木誠勝
vs.佐竹雅昭
vs.鈴木みのる
《最終幕》前田日明に触れてみよ。
イベントのラストを飾る、ガッチリ握手により前田日明を来場者全員でリアルに体感。
【補足】主催者の意向により友情出演となる第2幕以降の記事・写真は掲載なしといたします。ご了承ください。